ラグの選び方「ライフスタイルを変える可能性のあるラグの力」

ラグのある生活 イメージ
#ラグのある暮らし

家にいる時間が長くなったのでインテリアをアップデートしたい。
気分を変えるために模様替えをしたい…
と思う方が増えているようです。

でもリノベーションをするのはなかなかハードルが高いですし、家具を買い替えるのも気軽にとはいきません。
洋服や靴、バッグと違って、家具や照明は簡単に買い替える訳にもいかず、イメージチェンジがしにくいのが事実。
そこで、そこまで大掛かりにならずとも、イメージを変えるために、床を変えてみることをおすすめします。

とはいっても床材を替えるのではなく、ラグの力を借りてみるのです。
床にラグを敷いてみる、もしくは既に敷いてあるラグを変えてみるのはいかがでしょう。

このページではラグのメリットとスペースごとのラグの選び方をご紹介します。

ラグのメリットとは

てざわりプレーンシリーズ ライトグレー ER7004

ラグを敷くことの機能的なメリットは、ホコリを舞い上がりににくくすることです。
特に天然素材を用いた手織りや手機織りで密度高く作られたものなら、通気性が高いのでダニも発生しにくく、ホコリやゴミが中まで入り込みにくい。
静電気も発生しにくいので掃除機で簡単に吸い取れます。

また、生活音を和らげてくれる、滑りや衝撃を和らげる、床のキズを防ぐ、そして温かいので光熱費の軽減につながるなどのメリットも期待できます。

そしてインテリア的なメリットも。
床は壁や天井と同じくらい、室内で大きな面積を占めます。
そこに敷くラグ1枚で想像以上にインテリアの印象も大きく変わります。

ラグを敷く前と後
ラグを敷く前、敷いた後のイメージ

想像してみてください、フローリングの床のリビングにソファとコーヒーテーブルが置かれているさまを。
特に冬場は少し寒々しく感じられますよね。
そこにラグが敷かれるだけでグッと柔らかく、時に明るく、温かみのある印象になりませんか?

それがインテリアにおけるラグの力です。
輪郭のはっきりとした硬い印象の家具たちの中に、ラグをはじめカーテン、ブランケットやクッションなどの柔らかい布帛や織物が加わることで、より親しみやすく、心からリラックスして過ごしたいと思える空間が変化します。

こんなふうにラグにはさまざまな役割、そして部屋の印象をも変えてしまう力があります。
もしかしたらそこでの過ごし方、ライフスタイルまでをも変えてしまうかも知れません。
そんなラグの力を借りない手はありませんよね。

上質なラグなら
リビングでの過ごし方さえも変わる

たとえばリビングでのラグの取り入れ方について。

てざわりプレーン オールシーズン対応のウール絨毯

まだお子さんが小さいお宅なら、ソファの前にコーヒーテーブルは置かずに、代わりに天然素材で作られた肌触りのいいラグを敷いてみてはいかがでしょう。

「リビングのソファの前に、質の良い羊毛で丁寧に作られたフカフカのラグを敷いたら、子供たちがソファに座らずにラグに座ったり寝転んだりするようになった」

と言う話を聞いたことがあります。
敏感な子供の感覚が、天然素材の心地の良さ、柔らかさを察知したのでしょう。
子供たちの遊び場が自然とラグの上になり、家族一緒にラグの上で本を読んだり、ゲームをしたり、寛ぐ過ごす時間も増えたとか。

つまり、リビングでの家族の過ごし方まで変わってしまったということです。
こんなふうに、リラックスしたい場所には、毛足が長めで肌触りの柔らかいラグがおすすめです。
じかに寝転んだりすることを考えると、やはり天然素材で安心して触れられるものを選びたいもの。

小さいお子さんのいる家庭では、床に近い暮らしになりがち。
色やデザインも大切なポイントですが、素材感を大切にラグを選んでみることをおすすめします。

オリジナルラグ 田園の朝(オレンジ) ER6177R イメージ

一方、ソファに座って過ごす時間が長いなら、リビングのインテリア、つまりソファやカーテンの色、デザインに調和しつつ、足元がきちんと温まるラグを選ぶことをおすすめします。
木をふんだんに使ったナチュラルなインテリアなら、天然の染料で染めた糸を使ったような、自然な色合いや温かみのある柄のラグが合いますし、モダンなインテリアならシックな色味やシンプルな柄のラグを…
といった具合です。

リビングは家族が長く過ごす場所ですから(時には来客も)、できれば質のよいものを選びたいもの。
ウールなどの天然素材のものがおすすめです。
一方、デザインや色を重視して選ぶなら、加えてより手軽に入手できるものということなら、バリエーション豊富な化学繊維のラグも良いかもしれません。

リビングにラグを敷くと、足元が温かいだけでなく、ホコリが舞い上がるのを防いだり、走り回ったり飛び跳ねたりする足音を軽減する効果もあります。
そして上質なものを選べば、冒頭で述べたとおり、そこでの過ごし方まで変わってしまうこともあり得ます。

ダイニングは毛足の短いラグを

ハグみじゅうたん リバーシブルイエニ CK4541 Lサイズ ダイニングイメージ

ダイニングのテーブル&チェアの下なら、毛足の短いラグや平織のラグがおすすめです。
頻繁に椅子を動かしますし、人が立ったり座ったりを繰り返すので、厚みがなく、足元がもたつき難いものがおすすめです。
サイズはダイニングチェアを引いた時にもラグにきちんと載っているくらいの大きさが好ましいです。
ダイニングにラグを敷くと、食べこぼしによる汚れや、椅子を動かすことによる床の傷も防げます。
四角いテーブルの下には四角いラグを、丸いテーブルには丸いラグを選ぶと、見た目も美しく見え、使い勝手もいいと思います。

快適な眠りのためにラグを

ハグみじゅうたん リバーシブルイエニ CK421 Sサイズ ベッドサイドイメージ

寝室なら、ベッドから起き上がる時に足を下ろす場所に、温かいラグを敷いてみてください。
夜ベッドに入る時や、朝起きた時、夜中に起きてトイレなどに行く時にも、足元がヒヤリとして一気に目が冴えてしまうなんてことがなくなります。
快適な入眠、目覚めのためにもラグが一役かってくれそうです。

ワークスペースにはラグで潤いを

デスクスペース

リモートワークで家の中にワークスペースをあわてて作った方も多いと思います。
壁で仕切ることは簡単にできないけれども、なんとなくスペースの区切りを付けたい。
そんな場合にもラグはおすすめです。
お気に入りのラグを敷き、そこに机と椅子を置けば立派なワークスペースに。
この場合、やはり頻繁に椅子を動かすので、厚みの少ないラグがおすすめです。
殺風景になりがちなワークスペースこそ、お気に入りのラグの力で少しでも心地よい場所にしてみては?
足元も温かくなりますしね。

子供部屋は安心素材で、
色・デザインの楽しいものを

デスク

子供部屋なら、やはり安心して触れられる素材であることが第一です。
そして、思いきって明るい色合いや、円形や変形のラグなどを選んでみるのもおすすめです。
子供部屋の場合、フローリングの上に柔らかいラグを敷くことで、怪我を防げ、また足音が緩和されるメリットもあります。

こんなふうにラグを取り入れてみると、見た目の大きな変化はもちろん、より居心地よく、さらにはその場所での過ごし方さえも変わってしまうこともあります。
各空間でどんなふうに過ごしたいかをシミュレーションし、よりフィットするラグを選んでみてください。

家をより心地よくしたい、雰囲気を変えたいなら、まずはラグから。
思っている以上に部屋の表情が変わります。
さらに気分や季節によって色・柄・素材の違うものを敷き替えて楽しむ、なんてことも気軽にでき、おすすめです。


インテリアライター・エディター 鈴木奈代

雑誌やカタログ、ウェブ、書籍を中心に、インテリアや料理や食器などの暮らしにまつわるページを手がけ、取材・提案をする。
雑誌『VERY』の大人気だった連載企画「日曜日の風景」の取材、及び2回にわたる書籍化も手がけた。

本のアイコン『日曜日の風景 何でもない週末の、何でもない一日』

本のアイコン『日曜日の風景 Part2』