ラグの選び方「ライフスタイルを変える可能性のあるラグの力」

2021.02.01 2022.11.28

ラグの選び方「ライフスタイルを変える可能性のあるラグの力」

家にいる時間が長くなったのでインテリアをアップデートしたい。
気分を変えるために模様替えをしたい…
と思う方が増えているようです。

でもリノベーションをするのはなかなかハードルが高いですし、家具を買い替えるのも気軽にとはいきません。洋服や靴、バッグと違って、家具や照明は簡単に買い替える訳にもいかず、イメージチェンジがしにくいのが事実。

そこで、そこまで大掛かりにならずとも、イメージを変えるために、床を変えてみることをおすすめします。

といっても床材を替えるのではなく、床にラグを敷いてみる、もしくは既に敷いてあるラグを変えてみるのはいかがでしょう。

このページではラグの役割やメリット、スペースごとのラグの選び方をご紹介します。

ボー・デコールオンラインとは?

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

ラグの役割・メリット

てざわりプレーンシリーズ ライトグレー ER7004

機能的なメリット

ラグを敷くことの機能的なメリットは、ホコリを舞い上がりににくくすることです。
特に天然素材を用いた手織りや手機織りで密度高く作られたものなら、通気性が高いのでダニも発生しにくく、ホコリやゴミが中まで入り込みにくい。静電気も発生しにくいので掃除機で簡単に吸い取れます。

また、生活音を和らげてくれる、滑りや衝撃を和らげる、床のキズを防ぐ、そして温かいので光熱費の軽減につながるなどのメリットも期待できます。

インテリア的なメリット

床は壁や天井と同じくらい、室内で大きな面積を占めます。そこに敷くラグ1枚で想像以上にインテリアの印象も大きく変わります。

ラグを敷く前と後
ラグを敷く前、敷いた後のイメージ

フローリングの床のリビングにソファとコーヒーテーブルだけでは特に冬場は少し寒々しく感じられますよね。
そこにラグが敷かれるだけでグッと柔らかく、時に明るく、温かみのある印象に。

それがインテリアにおけるラグの力です。
輪郭のはっきりとした硬い印象の家具たちの中に、ラグをはじめカーテン、ブランケットやクッションなどの柔らかい布帛や織物が加わることで、より親しみやすく、心からリラックスして過ごしたいと思える空間に変化します。

こんなふうにラグにはさまざまな役割、そして部屋の印象をも変えてしまう力があります。もしかしたらそこでの過ごし方、ライフスタイルまでをも変えてしまうかも知れません。
そんなラグの力を借りない手はありませんよね。

ラグの種類

暮らしを快適にしてくれるラグ。たくさん種類があり、どんなタイプを選べばよいか迷いますよね。ラグの素材と織りの種類について簡単に解説します。

ラグの素材

ラグの素材として使われるものには、天然繊維と化学繊維があります。

天然素材のラグは羊毛(ウール)、綿(コットン)、麻やジュート・ヘンプなど。高級絨毯ではシルクも用いられます。天然素材の中でもウールは撥水性や弾力性に優れ、絨毯の素材として古くから使われています。共通するのは通気性や吸放湿性が高いこと。天然素材の特性を活かしてしっかりと作られたラグは耐久性も高く、お手入れをしながら長く使うことができます。

化学繊維のラグで代表的なものは、ナイロン、アクリル、ポリエステル、ポリプロピレンなど。ナイロンは耐久性や耐摩耗性に優れ、オフィスのカーペットや商業施設などの土足で歩く場所によく使われています。化学繊維にはカビや虫害をうけにくいという特徴もあります。

ラグの素材について詳しくはこちらもご覧ください
【ラグの素材辞典】 -素材ごとの特徴・メリットとデメリット比較- >>

織りの種類

大きく分けて、毛足(パイル)のあるものと毛足の無いものがあります。毛足(パイル)のあるものは、ペルシャ絨毯、中国段通、ギャッベ、さまざまな部族が織るトライバルラグやウィルトン織りなど。

毛足(パイル)がないものには平織りのキリムなどがあります。

ラグの種類について詳しくはこちらもご覧ください
ラグの素材&種類を解説 ギャッベやモダン、ヴィンテージ、シャギー…何が違う? >>

ヴィンテージラグの種類についてはこちら
トライバルラグ、ヴィンテージラグ、オールドラグの種類について >>

ラグの機能

ラグはホコリを舞い上がりににくくする

ラグってホコリが出るのでは? と思っている方も多いかもしれませんね。

実はラグや絨毯には、ホコリをとりこんで 舞い上がりにくくするという機能があります。フローリングの床はお掃除が簡単に思えますが、歩くたびにホコリが舞い上がります。ラグや絨毯を敷いているとパイル繊維の内部にほこりを取り込んでくれるため、ホコリが舞い上がりにくくなるのです。ですから、こまめに掃除機掛けをしていればむしろラグを敷いている方が清潔といえます。

リビングにラグを敷くと、足元が温かいだけでなく、ホコリが舞い上がるのを防いだり、走り回ったり飛び跳ねたりする足音を軽減する効果もあります。
そして上質なものを選べば、冒頭で述べたとおり、そこでの過ごし方まで変わってしまうこともあり得ます。

【場所別】ラグの選び方

ダイニングは毛足の短いラグを

ハグみじゅうたん リバーシブルイエニ CK4541 Lサイズ ダイニングイメージ

ダイニングのテーブル&チェアの下なら、毛足の短いラグや平織りのラグがおすすめです。頻繁に椅子を動かしますし、人が立ったり座ったりを繰り返すので、厚みがなく、足元がもたつき難いものがおすすめです。

サイズはダイニングチェアを引いた時にもラグにきちんと載っているくらいの大きさが好ましいです。ダイニングにラグを敷くと、食べこぼしによる汚れや、椅子を動かすことによる床の傷も防げます。

四角いテーブルの下には四角いラグを、丸いテーブルには丸いラグを選ぶと、見た目も美しく見え、使い勝手もいいでしょう。

平織りラグについてはこちらもご覧ください
平織りラグとは?ラグ専門スタッフが解説!おすすめ使用シーンと他ラグとの違い >>

快適な眠りのためにラグを

ハグみじゅうたん リバーシブルイエニ CK421 Sサイズ ベッドサイドイメージ

寝室なら、ベッドから起き上がる時に足を下ろす場所に、温かいラグを敷いてみてください。夜ベッドに入る時や、朝起きた時、夜中に起きてトイレなどに行く時にも、足元がヒヤリとして一気に目が冴えてしまうなんてことがなくなります。

快適な入眠、目覚めのためにもラグが一役かってくれそうです。

ベッドサイドのラグについては詳しくはこちらもご覧ください
ベッドサイドラグのすすめ -寝室を快適・おしゃれにするラグの敷き方- >>

ワークスペースにはラグで潤いを

デスクスペース

リモートワークで家の中にワークスペースをあわてて作った方も多いと思います。壁で仕切ることは簡単にできないけれども、なんとなくスペースの区切りを付けたい。そんな場合にもラグはおすすめです。

お気に入りのラグを敷き、そこに机と椅子を置けば立派なワークスペースに。この場合、やはり頻繁に椅子を動かすので、厚みの少ないラグ、毛足の無い平織りラグがおすすめです。

殺風景になりがちなワークスペースこそ、お気に入りのラグの力で少しでも心地よい場所にしてみては?足元も温かくなりますしね。

子供部屋は安心素材で、色・デザインの楽しいものを

デスク

子供部屋なら、やはり安心して触れられる素材であることが第一です。
そして、思いきって明るい色合いや、円形や変形のラグなどを選んでみるのもおすすめです。
子供部屋の場合、フローリングの上に柔らかいラグを敷くことで、怪我を防げ、また足音が緩和されるメリットもあります。

こんなふうにラグを取り入れてみると、見た目の大きな変化はもちろん、より居心地よく、さらにはその場所での過ごし方さえも変わってしまうこともあります。
各空間でどんなふうに過ごしたいかをシミュレーションし、よりフィットするラグを選んでみてください。

家をより心地よくしたい、雰囲気を変えたいなら、まずはラグから。
思っている以上に部屋の表情が変わります。
さらに気分や季節によって色・柄・素材の違うものを敷き替えて楽しむ、なんてことも気軽にでき、おすすめです。

【目的別】ラグの選び方

畳の上に敷くラグは通気性の良いものを

畳の部屋にラグを敷くなら、通気性のよいものがおすすめです。新しい天然い草の畳はたっぷりと水分を含んでいます。その上にラグや絨毯を敷いてしまうとい草の呼吸を妨げてしまい、湿気がこもりやすくなります。場合によってはカビが生えてしまうことも。

ですから畳の上に敷くラグは裏地を接着剤やゴムで固めていない通気性の良いものを選ぶとよいでしょう。和紙畳や化学畳の場合も、なるべく通気性の良いものがおすすめです。

畳の上に敷くラグについてはこちらもご覧ください
畳の上に敷くラグ・絨毯の選び方と注意点 >>

こたつに合わせるラグは「ホットカーペット・床暖房対応」ラグを

こたつに合わせるラグは熱に強い素材であることが第一です。さらに、通気性、保温性に優れていて肌ざわりの良いものを。身体が暖まると、靴下を脱いでリラックスすることもありそうですね。素足に肌ざわりの良いラグがあれば、暖かなこたつの中がより居心地よくなります。

こたつにぴったりのラグについてはこちらもご覧ください
こたつにぴったりのラグとは -ラグを敷くメリット・注意点・サイズの選び方- >>

ホットカーペットカバーとして使うなら

ホットカーペットのカバーとして使うなら、サイズ感は大切です。ラグの下からホットカーペットがはみ出していたら少し残念ですよね。ホットカーペットのサイズはメーカーによって違いがあるので、お手持ちのサイズを測ってからラグを選ぶと良いでしょう。

これから購入予定の方は、一般的なホットカーペットのサイズもご参考にカバーできるサイズのラグを選んでみてください。

約1畳 ホットカーペット(88×176 cm)
ラグサイズ: 120×180 cm

約1畳 ホットカーペット(88×176 cm) ラグサイズ: S (約120×180 cm)

約1.5畳 ホットカーペット(125×180 cm)
ラグサイズ: 140×200cm、150×200 cmなど

約1.5畳 ホットカーペット(125×180 cm) ラグサイズ: M (約150×200 cm)

約2畳 ホットカーペット(176×176 cm)
ラグサイズ: 200 cm正方形、直径250cmの円形など

2畳用ホットカーペット(176×176 cm)に 200cm正方形ラグ 、直径約250cmラグ

約3畳 ホットカーペット(195×235 cm)
ラグサイズ:200×250 cm、250cm正方形など

3畳用ホットカーペット(195×235 cm)に LLサイズラグ (約200×250 cm) 、250cm正方形ラグ

ホットカーペットのサイズに合わせたラグ選びについてはこちらもご覧ください
ホットカーペットカバーとして使う自然素材ラグの選び方|1.5畳・2畳・3畳 >>

ソファを軸にラグを選ぶならサイズのバランスを大切に

大きくて存在感のあるソファに合わせるラグはサイズ感が大切です。例えば、ソファの幅より小さな幅のラグを敷いてみると、途端に空間が小さく感じられます。とくに、コンパクトなお部屋を少しでも広く見せたいなら、ソファの幅より大きなサイズのラグを敷くことをおすすめします。

時にはソファを背もたれにして直接ラグに座ることもあるなら、なおのこと大きめのラグを選ぶことでよりゆったりと過ごすことができます。

そしてソファを主役にするなら、ラグは背景になるような色を。白、ベージュ、グレー系などのニュートラルカラーを選ぶとソファを引き立ててくれます。

ラグが主役なら、赤やオレンジなどの暖色系、爽やかにするならグリーンやブルー系の鮮やかな色を取り入れてみてはいかがでしょう。

ソファを軸としたのラグ選びについてはこちらもご覧ください
ソファを軸としたラグの色・サイズ選び「リビングで寝転がったときの快感」 >>

【季節別】ラグの選び方

厚手ラグの選び方についてはこちらもご覧ください
厚手ラグの選び方 -種類と購入前のチェックポイント- >>

夏のラグ選びについてはこちらもご覧ください
夏も快適なラグの選び方 -おすすめの素材と選び方ポイント- >>

オールシーズン使えるラグについてはこちらもご覧ください
オールシーズン使える心地良いラグとは?おすすめの素材と選び方 >>

上質なラグなら
リビングでの過ごし方さえも変わる

たとえばリビングでのラグの取り入れ方について。

てざわりプレーン オールシーズン対応のウール絨毯

まだお子さんが小さいお宅なら、ソファの前にコーヒーテーブルは置かずに、代わりに天然素材で作られた肌触りのいいラグを敷いてみてはいかがでしょう。

「リビングのソファの前に、質の良い羊毛で丁寧に作られたフカフカのラグを敷いたら、子供たちがソファに座らずにラグに座ったり寝転んだりするようになった」

と言う話を聞いたことがあります。
敏感な子供の感覚が、天然素材の心地の良さ、柔らかさを察知したのでしょう。
子供たちの遊び場が自然とラグの上になり、家族一緒にラグの上で本を読んだり、ゲームをしたり、寛ぐ過ごす時間も増えたとか。

つまり、リビングでの家族の過ごし方まで変わってしまったということです。
こんなふうに、リラックスしたい場所には、毛足が長めで肌触りの柔らかいラグがおすすめです。
じかに寝転んだりすることを考えると、やはり天然素材で安心して触れられるものを選びたいもの。

小さいお子さんのいる家庭では、床に近い暮らしになりがち。
色やデザインも大切なポイントですが、素材感を大切にラグを選んでみることをおすすめします。

オリジナルラグ 田園の朝(オレンジ) ER6177R イメージ

一方、ソファに座って過ごす時間が長いなら、リビングのインテリア、つまりソファやカーテンの色、デザインに調和しつつ、足元がきちんと温まるラグを選ぶことをおすすめします。
木をふんだんに使ったナチュラルなインテリアなら、天然の染料で染めた糸を使ったような、自然な色合いや温かみのある柄のラグが合いますし、モダンなインテリアならシックな色味やシンプルな柄のラグを…
といった具合です。

リビングは家族が長く過ごす場所ですから(時には来客も)、できれば質のよいものを選びたいもの。ウールなどの天然素材のものがおすすめです。
一方、デザインや色を重視して選ぶなら、加えてより手軽に入手できるものということなら、バリエーション豊富な化学繊維のラグも良いかもしれません。

ラグの選び方コンテンツ
ボー・デコールの天然素材インテリア
ボーデコールの天然素材ラグ一覧
ボー・デコールのリネンカーテン

ボー・デコールオンラインとは

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


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