和室をセンスよく見せるカーテンの選び方や注意点とは?コーディネート例も紹介

2022.02.01 2022.11.12

和室をセンスよく見せるカーテンの選び方や注意点とは?コーディネート例も紹介

伝統的な和室は、一般的に障子をはめ込むことが多く、カーテンを使用するスタイリングを見かけることは少ないかもしれません。そのため、「和室にカーテンはおかしいのでは」と考えてしまいがちですが、明るい雰囲気のモダンな和室には、カーテンスタイルの方がかえって似合うことがあります。和室の窓に障子とカーテンのどちらを選ぶかは、住む人の考え方次第と言えるでしょう。

今回は、和室にカーテンを選ぶ際のメリットとデメリットを整理し、和室をセンスよくおしゃれに見せるカーテンの選び方について考えてみましょう。

ボー・デコールオンラインとは?

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

和室にカーテンを選ぶ際の
メリット・デメリット

従来、和室の窓に取り付けるのは障子が定番でした。しかし、モダンな和室が増えている近ごろでは障子以外から選びたいと考える方も多いようです。また、和室を洋室のように使用したい、ライトな印象の和室に合う窓辺にしたいといった場合には、必ずしも障子がマッチするとは限りません。そのため、和室にはどんなカーテンを選べばよいのかお悩みの方が多いようです。ここでは、和室にカーテンを選ぶ場合のメリットとデメリットを確認してみましょう。

メリット

和室にカーテンを設置するメリットとして以下のような点が挙げられます。

  • 眺望またはプライバシーの調整ができる

障子を開ける際には、障子戸の片側をもう片側に収めて使用するため、窓全面をオープンにすることはできません。また、障子戸を開けた方の窓から室内が丸見えの状態になるため、通りに面した窓の場合には、外からの視線が気になってしまう方もいることでしょう。その点、カーテンならば、レースカーテンとドレープカーテンの二重使いが可能で、どちらをどの程度開けておくのかによって、見え方を工夫できます。眺望とプライバシー確保のバランスを調整できるのがメリットです。

  • 機能性をプラスできる

障子の設置は、窓と障子の間に大きく空気の層を作り、室内外の温度差をやわらげる効果が期待できます。一方、カーテンの場合には、加工のあるものを選んだり、工夫を凝らしたりすることで断熱性、保温性、遮熱性といった特殊な性能をプラスし、さらに優れた機能を持たせることが可能です。ほかにもUVカット機能、消臭機能など、必要な機能を取捨選択できるのもカーテンのメリットと言えるでしょう。

  • 採光の調整ができる

障子の場合、障子戸を開け閉めすることで明るさを調整できますが、完全に光を遮断することはできません。また、窓全体から光を取り入れたいと思っても、障子戸を寄せた片側に影ができてしまいます。その点カーテンなら、レースカーテンとドレープカーテンの開閉、またカーテンの遮光等級によって好みに応じた明るさになるよう調整できるのがメリット。また、完全に光を遮断したい場合には、遮光機能をプラスしたものを選ぶことも可能です。

デメリット

一方で、和室のカーテンには以下のようなデメリットもあります。

  • 和室らしい雰囲気に欠ける

伝統的な本格和室をイメージするなら、障子は欠かせない要素。本格和室をご希望なら、洋風のカーテンは適さないでしょう。しかし近ごろでは和室のスタイルも変化し、畳の形や色を変える場合があったり、洋和室のように洋室と和室、両方の良さを備えた設計もあったりと、より気軽に和室の良さを取り入れられるようになりました。和室らしい落ち着いた雰囲気を残す程度でよいのであれば、和室の雰囲気を損なわない色や素材を選ぶことで、和室に似合うカーテンを見つけることができるでしょう。

  • カーテンレールの取り付けの手間や費用がかかる

和室の窓にはカーテンレールが付いていない場合がほとんどです。そのため、カーテンレール(ロールスクリーンの場合にはメカ部分)の設置が必要になります。場合によっては、業者に頼んで取り付けてもらうことになるため、カーテンレールの取り付け費用が別途かかる可能性があります。

カーテンレールの取り付け方については以下をご参照ください。

自分でカーテンレールを取り付けるには?レールの種類と取り付け方法 >>

  • 障子枠より耐用年数が短い

障子の枠は木製のため耐用年数が長く、障子紙を貼り替えるだけで半永久的に使用できるような造りになっています。一方で、布製のカーテンは障子枠より寿命が短いので、買い替えのサイクルが早まります。

和室になじむカーテンの
選び方と注意点

和室にカーテンを付けることに違和感のある方もいらっしゃるかもしれませんが、実は和室にもなじむようデザインされたカーテンは、数も種類も豊富に展開されています。ここでは、和室に違和感なく溶け込んで、さらにおしゃれに見えるカーテンの選び方を、注意点とともに考えます。

和室と相性が良いカーテンの種類

和室は余分なものが少なく、シンプルなしつらえが基本です。そのため、スタンダードなカーテンスタイルはもちろんのこと、ロールスクリーン、プリーツスクリーンといった巻き上げタイプとも相性が良いでしょう。一枚布のスクリーンは見た目がすっきりして、和室にぴったり。また、和室の落ち着いた雰囲気を高めるなら、ウッドブラインドもよいでしょう。

ただし、スクリーンタイプやブラインドは機能上、窓の上部を若干ふさぐことになります。また、窓の端に操作用のヒモやチェーンが垂れ下がるため、小さなお子さまのいるご家庭では、誤って操作したり、引っかけたりしないよう注意が必要です。また、カーテンボックスがある場合や窓の形状によっては、取り付けできない場合がありますので、購入前に確認しておくと良いでしょう。

和室らしい落ち着きを与える色

和室のカーテンには、落ち着きのあるアースカラーや、和を感じさせる伝統模様がさりげなく配置されたデザインが似合います。洋室に近いモダン和室には、カーテンに淡い色を選ぶとライトな印象に仕上がります。和の雰囲気を残したい場合には、茶色やこげ茶のような濃い色を選ぶと和室の落ち着いた雰囲気にマッチするでしょう。ただし濃い色を使用する場合、窓の面積が大きい場合には圧迫感が出やすいため、注意しましょう。

カーテンの色の選び方については以下もご参照ください。

カーテンの色の選び方とは?よくある失敗例や配色の基本を解説 >>

和のテイストを残す素材

元来、和室に使われる素材のほとんどが、木、竹といった天然素材であったことから、カーテンスタイルの場合にも、やはり天然素材(ウッド、コットン、リネンなど)が似合います。「和紙風」「和紙調」といった、雰囲気が天然素材に似たものを選んでもよいでしょう。注意点として、カーテンの素材によって洗濯可能なものと不可能なものがありますので、自宅でケアしたい方はあらかじめ確認しておきましょう。

和室+カーテンの
コーディネート例

和室の窓には障子以外にも意外と多くの選択肢があります。スタンダードなカーテン以外にも、巻き上げタイプのスクリーンやブラインドなど、それぞれのスタイルごとにおしゃれなコーディネート例を挙げてみましょう。

  • 和室+プリーツスクリーン

和の印象を残したいモダン和室には、日本の伝統的な色づかいを基調とした「和紙製」や「和紙風」のプリーツスクリーンが似合います。さらに、上下ともに開け閉めできるツインスタイルなら、採光と遮光を細かく調整でき、室内のプライバシーを程良く確保しながら、明るさや眺望が得られます。

  • 和室+ロールスクリーン

和室をとりわけすっきりと見せたい場合には、ロールスクリーンが適しているでしょう。明るい和室がお好みなら、淡い色調を選ぶとスクリーンが光を透過します。また、ウッドをイメージする茶系を選ぶと、日本古来の「すだれ」にも似た雰囲気があり、和室らしい重厚感が高まります。

  • リビング続きの和室+調光ロールスクリーン

リビング続きの和室の窓には、リビングの窓とおそろいのスクリーンでそろえて統一感を持たせると、センス良くまとまっておしゃれな雰囲気に。例えば、レースカーテンに似た素材のロールスクリーン(調光タイプ)でそろえるのもおしゃれなアイデアです。また、2枚のスクリーンの間にスラットと呼ばれる生地があることで、ブラインドのように使用できるうえ、シンプルなシルエットがおしゃれさを引き立ててくれることでしょう。

  • 和室+ウッドブラインド

和室にブラインドを選ぶ場合には、天然木や木目調のブラインドを選ぶと、和室らしい落ち着き感を演出できます。どんな色を選ぶかによって、ナチュラルにもシックにも印象を変えることができます。

  • 和室+カーテンスタイル

和室にスタンダードなカーテンスタイルを選ぶなら、リネンやコットンといった天然素材のカーテンが似合うでしょう。天然素材のナチュラルな感じが好みだけれど、ウッドブラインドでは重すぎるという方にも、ライトな質感のコットン素材のカーテンやリネンカーテンなら、お部屋を明るい雰囲気に保つことができますよ。

リネンカーテンについて詳しく知りたい方は以下をご参照ください。

リネンカーテンとは?お手入れや注意点など購入前に知っておきたい基礎知識 >>

カーテンを選んで
おしゃれな和室を楽しもう

和室の窓には定番の障子以外にも、カーテンやロールスクリーン、ブラインドなどさまざまな選択肢があります。どのくらい「和」のテイストを残したいのか、どんな機能が必要なのかを考えながら、あなたの家の和室にぴったり合うスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。

ボー・デコールでは、アースカラーを基調とした天然素材のリネンカーテンを数多く取り扱っています。和室にも似合うすてきな色合いのカーテンを探してみませんか。

和室にも合う
リネンカーテン一覧

リネンドレープカーテン一覧
リネンレースカーテン一覧
関連コンテンツ
ボー・デコールの天然素材インテリア
ボーデコールの天然素材ラグ一覧
ボー・デコールのリネンカーテン

ボー・デコールオンラインとは

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


インテリアショップ ボー・デコール