レースカーテンのカビを落とすには?洗濯手順や注意点を解説

2021.12.13 2024.02.11

レースカーテンのカビを落とすには?洗濯手順や注意点を解説

レースカーテンは窓に残った結露や外気から来る湿気を吸収しやすく、放置しているとカビが生えてしまうことがあります。

特に、通常は閉じた状態で使用されるレースのカーテンは目にする時間が長いので、美しく清潔に保ちたいものです。うっかりレースカーテンにカビを発生させてしまった場合には、どうすればよいのでしょうか。

カビを落とす方法と洗濯の手順について詳しく紹介します。

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レースカーテンに
カビが発生する理由

毎日、手で開け閉めを行うカーテンは、意外にも見えない手アカが付いて汚れているものです。

手アカ以外にも、静電気によって吸い付いた室内のホコリ、窓を開けているときに入り込んだ花粉や黄砂など、さまざまな汚れを吸着しています。そうした汚れの多くはカビが発生する原因になってしまうもの。そこに湿気が加わると、さらにカビが発生しやすくなります。

湿度の高い梅雨の時期と、窓が結露しやすい冬の時期には、特にカビの発生に注意が必要です。カビを予防するためにもじめじめした湿度の高い季節には、エアコンのドライ機能を活用する、天気の良い日に換気を行うなど、レースカーテンの湿気を取り除くための対策を行いましょう。

冬の時期には、結露による水分を早めに拭いて取り除く、窓まわりの結露対策を行うといった工夫をして、カーテンが水分を吸ってしまう前に予防を。また、定期的に適切なお手入れをして、カーテンの汚れを放置しないことも大切です。

カビを落とす前の注意点

カビは胞子を飛ばすことで増殖します。レースカーテンに付いたカビを放っておくと、そのカビが広がるだけでなく、室内のほかの場所にカビが発生する原因にもなるため、早めに適切な対処が必要です。

しかし、カビを落とすためにあわてて洗濯すると、レースカーテンが縮んでしまったり、色落ちしてしまったりすることがあります。大切に使っているレースカーテンを傷めないよう、カビを落とす前に以下の点に注意しましょう。

ランドリーのイメージ

洗濯表示を確認する

8aCdWh リネンホワイト

カーテンをお手入れする前に、必ず洗濯表示を確認しましょう。洗濯可能な場合でも、手洗いのみの場合と洗濯機OKの場合があります。

また、漂白剤の使用可能かどうかも、必ず事前に確認すること。特にレースカーテンがオフホワイトやベージュ系の場合、漂白剤で色が抜けてしまうことがあるため注意が必要です。

洗濯表示の確認後も心配な場合には、目立たない場所でテストして色落ちがないか確認しましょう。デリケートな素材は無理に自宅で処理するよりも、クリーニングに出した方が無難な場合があります。

素材的には洗えるものでも、繊細な飾りや刺繍が施されたカーテンは、デザイン部分の傷みを防ぐためにクリーニング表示になっている場合がありますので、洗濯表示の確認を必ず行いましょう。
また、天然素材のリネンやコットンは洗濯で縮みますのでご注意ください。

洗濯表示の見方やポイントについては、以下よりご確認ください。

洗濯表示をチェックしよう!大切な布製品を傷めないための扱い方を紹介 >>

吊るした状態で全体をチェック

カーテンはレールに吊るした状態の方が全体を見渡しやすいため、カーテンレールから外す前の吊るした状態で汚れやカビのある場所をチェックしましょう。特に手で触れることの多い窓の鍵に近い部分、開け閉めの際に手で触る部分、結露しやすい場所などを注意して見るようにしましょう。

天気の良い日にお手入れする

カーテンを早く乾燥させるためにも、カビを落とすためのお手入れや洗濯は、乾燥した季節や気温の高い日を選んで行うことをおすすめします。

湿った状態のまま長く置いておくと、かえってカビが発生しやすくなったり、染料の色移りが起きたりするといったトラブルが発生しやすいため、洗濯後は早めに乾かします。

とくに、湿度の高い時期にお手入れする場合には、エアコンや扇風機を利用して、早めにカーテンが乾くような工夫をするとよいでしょう。

カビの落とし方・洗濯の手順

かさばるカーテンを洗うのは大変なように感じるかもしれませんが、レースカーテンの洗濯はそれほど難しいものではありません。自宅で洗濯できる素材の場合には、次のような方法と手順でお手入れが可能です。

ランドリーのイメージ

ブラシでカビ汚れを落とす手順

カビの範囲が限られている場合には、手洗いが効果的です。

まずは、歯ブラシ(または洗濯ブラシ)で、たたくようにしてカビ部分を落とします。次に、先ほどの歯ブラシとは別に中性洗剤を付けた同様のブラシをもうひとつ用意して、カーテンのカビ部分の裏にタオルを当てて、やさしくトントンとたたくようにして、カビをタオル側に移します。

洗濯機でカビ汚れを落とす手順

バケツや浴槽に30~40℃程度のお湯を入れて、酸素系漂白剤(洗剤をプラスするとさらに効果的)を混ぜて溶かし、レースカーテンをつけおきします。手荒れを防ぐためにゴム手袋を使用して、カビ汚れがひどいところをもみ洗いしましょう。酸素系漂白剤は色物にも使用できます。

もみ洗いが必要ない場合には、洗濯機のつけおきコースを利用してもよいでしょう。つけおきは、汚れによって全体的にカーテンの色がくすんでいる場合にも効果的です。

ただし、つけおきは30分以内にして、つけおき後は時間を空けずにすぐに洗濯を始めてください。洗濯機に入れる際には、レースカーテンの傷みを防ぐために、カーテンのひだの形に合わせて縦方向にたたんでから、横方向に屏風のように重ねてたたみ、洗濯ネット(カーテンが洗いやすいよう大型を用意)に入れて洗いましょう。

なお、つけおきは、酸素系漂白剤の代わりに重曹を使用する方法もあります。手順は、酸素系漂白剤の場合と同様です。

洗濯機で脱水する場合には、30秒程度の短時間に設定するのがポイント。カーテンの型崩れやシワの防止になります。また、脱水が終わったあとは、すぐにカーテンを取り出して乾かしましょう。カーテンを乾かす際には、カーテンレールに吊るし、軽く下方向に引っ張ってシワを伸ばしておきましょう。

洗濯でカビが落ちない場合

洗濯をしても落ちないカビは、残念ながら自宅でのケアは難しいかもしれません。クリーニングでカビ取りを依頼するか、新しいものを購入するなど、洗濯以外の対応方法を考えてみましょう。

カビが付いたままのレースカーテンを放置していると、それが広がる可能性があります。できるだけ早めに対応するとよいでしょう。

レースカーテンのカビ予防法

レースカーテンを清潔な状態で維持するには、カビが生えてからお手入れするのではなく、そもそもカビが生えないように予防することが大切です。普段からこまめなお手入れを行いましょう。

ランドリーのイメージ

定期的に汚れを落とす

できるだけ汚れをためないように、カビが生えていなくても季節ごとに洗濯しましょう。また、ホコリはカビの原因となってしまうため、カーテンレールの上に積もったホコリは丁寧に落とし、レースカーテン上のホコリははたきやほこり取りなどで落とします。

結露対策を行う

冬場のように結露が起こりやすい時季は、窓に水滴を残さないようにこまめに拭き取ります。窓に貼る結露防止シートのようなものを活用するのもいいですね。

風通しを良くする

窓を開けて換気をすれば、レースカーテンに付いた湿気やホコリが落ちやすくなります。窓だけでなく部屋全体の湿気を解消できるよう、天気のいい日は風を通しましょう。

レースカーテンのカビにまつわるFAQ

最後に、よくご質問いただく事項をFAQにまとめました。

カビが生えにくいレースカーテンの素材はありますか?

カビが生えにくい素材というのはありません

が、抗カビ・防カビ加工、結露防止や撥水などの機能を付加した機能性カーテンもあります。そのようなカーテンを使うのも一つです。

どのような素材でも、カーテンが濡れたままになっているとカビが生えやすくなります。また、カビが生えた部分に水シミができる場合があります。
結露が発生しやすいお部屋は、予防策として次のような対策をおすすめします。

・できるだけカーテンと窓との距離を開ける
・湿度の高いときは除湿機やエアコンを使い湿度を調整する
・窓に結露対策シートを貼る
・カーテンが濡れたら乾かす
※窓を開けていたらカーテンが雨に濡れ、気付かず濡れたままにしていたらカビが生えていたというケースもあります。
・通気性が良く乾きやすい天然素材リネンのカーテンを選ぶ

きれいなレースカーテンで
部屋を明るく

レースのカーテンは、できればカビが生える前に適切なお手入れを心がけたいところです。ですが、すでにカビが発生してしまった場合には、適切な方法と正しい手順でしっかりと落としましょう。すっきりときれいになったカーテンは部屋の雰囲気を明るくしてくれることでしょう。

「ボー・デコール」では、ナチュラルな風合いを大切に、上質ながらお手ごろで暮らしになじむデザインのリネンカーテンを豊富にそろえています。速乾性の高い天然繊維のリネンはカビが発生しづらく、安心して使える素材です。

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