ウール絨毯おすすめ10選 購入前に知りたいメリット・デメリット、お手入れについて

2022.12.10 2022.12.30

ウール絨毯おすすめ10選 購入前に知りたいメリット・デメリット、お手入れについて

ウール(羊毛)は「繊維の王様」と呼ばれるほど、さまざまな機能性を備えています。

なかでも、ウールを使ったウール絨毯は、質の高さに加えて、使い勝手の良いアイテムです。とはいえ、ウール絨毯はお手入れが欠かせないものであり、日常使いをするうえで注意しておきたい点もあります。

今回は、ウール絨毯を購入する前に知っておきたいメリットとデメリット、お手入れ方法などについてお伝えします。また、おすすめのウール絨毯も紹介します。ウール絨毯選びに迷っている方、必見です!

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1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

ウール絨毯のメリット

ウール絨毯にはさまざまな特徴があります。まずは、ウール絨毯のメリットについて見てみましょう。

撥水性と復元性に優れている

てざわりアーバン ER624 水が染み込みにくいイメージ

ウール絨毯に使用するウール(羊毛)は、油分が含まれているために水をはじく性質「撥水性」に優れています。表面に水分が残りにくいため、汚れに強く細菌の繁殖が起こりにくいのが特徴です。加えて、防臭効果があるといわれています。

また、ウールはしわになりにくく、型崩れしにくいのもうれしいところです。家具の下に敷いた時にできる跡も、スチームや霧吹きなどを使って水分を含ませながら乾かすと、元に戻ります。

湿気やホコリなどを吸着する

空気中の湿気を吸ったり放出したりして、周辺の湿度を調節してくれる「調湿性」が優れる点もウール絨毯の特徴です。また、ウールは湿気だけでなく、ホルムアルデヒドやホコリを吸着する作用があるため、空気清浄効果が期待できるのも大きなメリットです。

防炎効果がある

ウールは、燃えにくく、燃えても広がりにくいという「自己消火作用」があるとされています。もし、燃えてしまっても、有毒なガスが発生しにくい素材です。そのため、飛行機内の絨毯や消防士の服にも使われるほどです。ウール絨毯は防炎効果があるため、ストーブの近くでも使いやすいという利点があります。

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防音効果や吸音効果がある

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絨毯には、防音効果や吸音効果があるといわれています。特にウール絨毯は、金属同士がこすれる音など高い音域の音を吸収できるのが特徴です。

その一方で、音質をよくする効果も期待できるため、オーディオルームや劇場などの床や壁にウールが使用されていることもあります。小さなお子さんがいる家庭や、足音が気になる場所におすすめのアイテムです。

ウール絨毯のデメリット

一方で、ウール絨毯にも、デメリットがあります。続いて、ウール絨毯のデメリットについて見ていきましょう。

使い始めに遊び毛が出る

ウールラグ 遊び毛

購入したばかりのウール絨毯は、遊び毛が多く出てきます。遊び毛とは、細かい繊維や繊維がまとまって綿埃のようになったもの。ウールは、羊毛を紡いで作られますが、1本の糸に短い毛や長い毛が入っているため、摩擦によって短い毛が遊び毛となって抜けてくるのです。

購入から半年程度は遊び毛が多いため、しばらくの間は掃除機掛けが欠かせないでしょう。

条件によっては特有のにおいが気になるかも

湿気の多い季節や使い始めのころは、ウール特有のにおいが気になる場合があります。ウール絨毯は調湿性があり、湿度が高いときには、湿気を吸い込んでくれます。とはいえ、吸収できる量には限界があり、たくさん湿気を吸うと、今度は放出し始めます。

このとき、ウール特有のにおいが一緒に放出されてしまい、においが気になることがあるというわけです。そんなときには、ウール絨毯を影干ししたり、除湿器を使ったりして、湿気を取り除くと、においが緩和されます。

自宅で洗濯ができない

ウール絨毯は、天然素材であり、自宅で洗濯すると縮んだりよれたりすることがあります。そのため、基本的には洗濯ができません。

ひどい汚れがついて、どうしてもお洗濯がしたい場合には、ウールを取り扱うクリーニング店を利用することになるでしょう。といっても、撥水性に優れるため汚れに強いのがウール絨毯のメリット。飲み物や食べ物をこぼした……といったハプニングがない限り、普段から正しいお手入れをしていれば、クリーニングを利用する機会を減らせます。

ウール絨毯のお手入れ方法

できるだけ清潔な状態を保つためにも、ウール絨毯は、こまめにお手入れするのがおすすめです。丁寧に扱うほど、より長持ちして、愛着を持って使えることでしょう。ここでは、毎日のお手入れ方法と汚れがついたときのお手入れ方法をお伝えします。

毎日のお手入れ方法

てざわりアーバン ER624 掃除機掛け

ウール絨毯のお手入れと聞くと、難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実は、毎日のお手入れはとても簡単です。一般的な絨毯と同じように掃除機をかけるだけでOKです。細かいゴミやホコリを取り除くように、毛並みに逆らうように掃除機をかけてあげましょう。

また、購入したばかりのウール絨毯は、遊び毛が出やすくなっています。購入後しばらくは、遊び毛の量が多いですが、2~3日に1回程度掃除機をかけながら使っていくと徐々に少なくなっていきます。

遊び毛のメリット

実は、遊び毛が出ることにはメリットもあります。例えば、色の濃い汚れがウール絨毯についてしまった場合。ウール絨毯の短い繊維は、遊び毛として排出されていきます。その中には汚れを含んだ繊維もあります。遊び毛を掃除機で取り除くことで、汚れが徐々に目立たなくなってくれるのです。

鉛筆で落書きされたウール絨毯
鉛筆で落書きされた
ウール絨毯
鉛筆で落書きされたウール絨毯 2か月後の様子
約2か月後
(掃除機掛けだけで)
落書きが薄くなった事例

ウール絨毯は、できるだけ丁寧にお手入れする必要がありますが、その分、長く愛用できるアイテムです。こまめなお手入れは、絨毯を清潔に保つと同時に、汚れを目立たせない効果があります。

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汚れがついたときのお手入れ方法

汚れにもいろいろな種類がありますが、油汚れと色の濃い水性の汚れについて、それぞれのお手入れ方法を紹介します。

油性の汚れ

ウール絨毯に、マヨネーズやソースなど、油性の汚れがついたときは、ヘラやスプーンなどで汚れを取り除いた後、アルコールやベンジンなどを布に染み込ませてトントンと叩いたり、つまんだりすることで、汚れが取れやすくなります。

また、油性の汚れには、クレンジングオイルやマニキュア用の除光液を使う方法もあります。ただし、ウールに含まれていた油分も薄れてしまうため、毛足がパサついてしまう可能性があります。ごしごし擦るのは禁物です。

やりすぎに注意しながら、少しずつ様子を見ながら取り除くのがポイントです。

色の濃い水性の汚れ

水で濡らしたタオルでウール絨毯を拭く様子

コーヒーやジュースなどの色の濃い水性の汚れは、早めに取り除くことが大切です。時間が経つにつれ、汚れがウール絨毯の繊維の奥に染み込んでしまうからです。できるだけ早い段階で、水気のあるタオルや布で、汚れた部分をトントンと叩きながら、汚れを浮かせましょう。

続いて、汚れがタオルや布に移すように小刻みに揺らしながら動かします。そのまま、汚れが薄くなっているときは、しばらく続けてみましょう。

汚れが取りきれない場合は、40度以下のぬるま湯をシミ部分に垂らしてみてください。残ったシミに水分が含まれ浮いてきますので、またタオルを当てます。シミがタオルにうつらなくなるまで根気よく繰り返すと結構取れます。

どうしても汚れが落ちない場合は、ウール専用の衣類用洗剤を使用して、その部分だけ少し揉みながら洗う方法もあります。きれいにしたい場合には、クリーニング店を利用するのがおすすめです。

ウール絨毯の価格が幅広いのはなぜ?

ウール絨毯の価格帯は広く、その値段は特徴によって変わります。例えば、製法や織りの種類、毛の密度、ウール自体の品質や絨毯に含まれるウールの割合など、さまざまな条件で価格が決定します。

同じウール絨毯でも、機械を使って大量生産されているものは価格が安い傾向にあり、一つひとつ手織りで作られているものは価格が高くなります。また、ウールの割合が多いものや、質の高いウールが使用されているものは、原材料の値段も高いため、おのずと商品の価格も上がってしまうというわけです。

そのほか、機能面の評価が、価格に反映されている場合もあります。ホルマリン検査や防炎性能検査などの検査を受けている、ウールマーク認証といった品質の証明がある、といった要素も価格に反映される要素です。こうしたさまざまな条件から、ウール絨毯の価格が決まるため、値段の幅が広くなってしまいます。

ウール絨毯を選ぶ際には、予算だけでなく、どのような品質なのかもチェックしたうえで検討するのがおすすめです。

納得できるウール絨毯を選ぼう

ウール絨毯には、メリットとデメリットがあり、人によって気になる点は異なることでしょう。

ウール絨毯を購入する前に、まずは、その特徴をしっかりと理解し、正しいお手入れ方法を知っておくことが大切です。丁寧に扱えば、長く愛用できる一生モノのアイテムとなります。また、ウール絨毯の価格は、さまざまな要素から決まります。ウール絨毯を選ぶときは、価格やデザインに加えて、品質や素材などを確認し、納得したものを購入したいですね。

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1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


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