ウール絨毯おすすめ10選 購入前に知りたいウールラグ、羊毛絨毯 メリット・デメリット 『絨毯』お手入れについて

2022.12.10 2024.11.05

ウール絨毯おすすめ10選

ウール(羊毛)は「繊維の王様」と呼ばれるほど、さまざまな優れた機能性を備えています。

なかでも、上質なウールを使ったウール絨毯は、質の高い肌ざわりに加えて、汚れが付きにくい、使い勝手の良いアイテムです。とはいえ、天然素材のウール絨毯はメンテナンスが大変と思っている方も多いのではないでしょうか?
堅牢で扱いやすいウール、同時に知っておきたい点もあります。

今回は、ウール絨毯を購入する前に知っておきたいメリットとデメリット、お手入れ方法などについてお伝えします。また、おすすめのウール絨毯も紹介します。ウール絨毯選びに迷っている方、必見です!

ボー・デコールオンラインとは?

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

ウール絨毯・カーペットのメリット

「繊維の王様」と言われるウール。そのウールを使用した絨毯にはさまざまな特徴があります。まずは、ウール絨毯・カーペットのメリットについて見てみましょう。

天然素材の中で一番と言われる優れた肌ざわり

何といってもウール最大の特徴は肌ざわりです。繊維が短く、ラノリンワックスの少ない安価なウールはチクチク感やパサパサ感を感じる場合がありますが、繊維が長くオイルをまとったロングファイバーを使用した上質なウールは毛艶がありなめらか。冬だけでなく肌が露出する夏にこそ、その上質な肌触りを実感していただけます。

また湿度が高い時はウールが湿気を吸い込み、少ない時は吐きだす、といった調湿する効果もあり一年を通して快適にご使用いただけます。

ウールラグ ハグみじゅうたん てざわり無地 マーヴ ER7006

撥水性と復元性に優れている

てざわりアーバン ER624 水が染み込みにくいイメージ

ウール絨毯に使用するウール(羊毛)は、ラノリンワックス(油分)が含まれているために水をはじく性質「撥水性」に優れています。表面に水分が残りにくいため、汚れに強く細菌の繁殖が起こりにくいのが特徴です。加えて、防臭効果があるといわれています。

※ラノリンワックス(油分)の少ない、または染色し易くするために油分を脱脂したウールは汚れが入りやすくなります。

また、ウールはしわになりにくく、型崩れしにくいのもうれしいところです。家具の下に敷いた時にできる跡も、スチームや霧吹きなどを使って水分を含ませながら乾かすと、元に戻ります。

湿気やホコリなどを吸着する

空気中の湿気を吸ったり放出したりして、周辺の湿度を調節してくれる「調湿性」が優れる点もウール絨毯の特徴です。また、ウールは湿気だけでなく、ホルムアルデヒドやホコリを吸着する作用があるため、空気清浄効果が期待できるのも大きなメリットです。

静電気が起きにくい、帯電しにくい特徴は天然素材ならでは。埃やハウスダストをキャッチしても掃除機掛けで取り除きやすい、そんなメンテナンスの簡単さも魅力のひとつです。

アクリル、ポリプロピレンなど石油系化学繊維のラグは、掃除機をかけるとヘッドとの摩擦で静電気が起こりやすく、一番帯電しやすいラグです。そのため、逆に細かい埃が吸着すると言われています。

てざわりアーバン ER625 掃除機掛けイメージ

防炎効果がある

ウール(羊毛)は燃えにくく、火がついても燃え広がりにくい「自己消火作用」という性質があります。もし燃えてしまっても、有毒なガスが発生しにくい素材です。そのため、飛行機内の絨毯や消防士の服にも使われるほど。ウール絨毯は防炎効果があるため、暖炉の近くでも使いやすいという利点があります。

対して化学繊維は石油が主原料のため、燃えやすく、燃焼によって有毒なガスや煙が出やすいという特徴があります。

防炎物品にはじゅうたん・カーテン・幕・シートなどがあります。おおよそ11階以上の高層マンション等の集合住宅、ホテル・旅館などの宿泊施設には防炎ラベル対応のじゅうたん・カーテンなどの使用が義務付けられています。

天然ウールの防炎ラグ-オプションで防炎ラベル貼付可

【防炎ラベル対応】のウール絨毯はこちら
防炎ラグ・防炎ウール絨毯の一覧

防音効果や吸音効果がある

ハグみじゅうたん® てざわり無地シリーズ スウィートグリーン

絨毯には、防音効果や吸音効果があるといわれています。特にウール絨毯は、金属同士がこすれる音など高い音域の音を吸収できるのが特徴です。

小さなお子さんがいる家庭や、足音が気になる場所におすすめのアイテムです。とくにマンションなどの集合住宅では階下への足音、話し声やテレビの音などが共鳴しやすいもの。ウール絨毯はそういった騒音を軽減し、隣の住居への物音を緩和する効果があります。

また、音質をよくする効果も期待できるため、オーディオルームや劇場などの床や壁にウールが使用されていることもあります。

ウール絨毯・カーペットのデメリット

一方で、ウール絨毯にも、デメリットがあります。続いて、ウール絨毯のデメリットについて見ていきましょう。

使い始めに遊び毛が出る

ウールラグ 遊び毛

購入したばかりのウール絨毯、特に羊毛繊維(ファイバー)が短いウールで撚った糸は遊び毛が出てきます。遊び毛とは、細かい繊維や短い繊維がまとまって綿埃のようになったもの。ウールは、羊毛を紡いで作られますが、1本の糸に短い毛や長い毛が入っているため、摩擦によって短い毛が遊び毛となって抜けてくるのです。また羊毛繊維(ファイバー)が長い上質なウールで撚った糸はチクチク感も少なく遊び毛も少ない特徴があります。肌触りは羊毛の品質により大きく異なります。実物をみて触って比べてみると実感できるはずです。

ウールの品質にもよりますが購入から三か月から半年程度は遊び毛が多く出る場合があります。

※石油系合成繊維ラグ・絨毯は遊び毛は出にくいですが、摩耗することで糸が細かい粉状のハウスダウトになり体内に吸収されやすくなる場合もあります。

条件によっては羊毛特有のにおいが出る場合がある

羊

ビニールから開梱したばかりの時、使い始めのころ、湿気の多い季節など、ウール特有のにおいが出る場合があります。

ウール絨毯は調湿性があり、湿度が高いときには、湿気を吸い込んでくれます。とはいえ、吸収できる量には限界があり、たくさん湿気を吸うと、今度は放出し始めます。このようにお部屋の調湿作用を行う過程でウールのにおいが一緒に放出されます。

梅雨時などウールのにおいが気になるときはお部屋全体の湿気が高いサインです。ボードの裏や、ポスターの裏など確認してみて下さい。カビっぽくなっている場合もあります。

そんなときには、クーラーを除湿にして、湿気を取り除くと、お部屋全体の湿度の高さが緩和されます。梅雨時のウール絨毯の匂いはお部屋の湿度が高いということを教えてくれる合図なのです。

自宅での洗濯が難しい

ラグクリーニングのイメージ

ウール絨毯は、天然素材であり、自宅で洗濯すると縮んだりよれたりすることがあります。そのため、基本的には洗濯ができません。

ひどい汚れがついて、どうしてもお洗濯がしたい場合には、ウールを取り扱うクリーニング店を利用することになるでしょう。といっても、撥水性に優れるため汚れに強いのがウール絨毯のメリット。飲み物や食べ物をこぼした……といったハプニングがない限り、普段から正しいお手入れをしていれば、クリーニングを利用する機会を減らせます。

ウール絨毯の価格が幅広いのはなぜ?

ウール絨毯の価格帯は広く、その値段は特徴によって変わります。例えば、製法や織りの種類、毛の密度、ウール繊維の長さや羊毛糸自体の品質、絨毯に含まれるウールの割合など、さまざまな条件で価格が決定します。

同じウール絨毯でも、機械を使って大量生産されているものは価格が安い傾向にあり、一つひとつ手織りで作られているものは価格が高くなります。また、ウールの割合が多いものや、質の高いウールが使用されているものは、原材料の値段も高いため、おのずと商品の価格も上がってしまうというわけです。

ウール自体の品質の違い

そして一番の違いはウール自体の品質です。羊の品種、育った環境などで品質に大きな違いがあります。上質なウールは繊維(ファイバー)自体が長く、糸にした時に飛び出す毛が少ないためチクチク感の少ない糸になります。ラノリンワックスを多く含んだウールは、より毛が纏(まと)まり艶感があります。そのため肌触りが滑らかになります。
それに比べ繊維(ファイバー)が短い安価なウールは糸にした時も飛び出ている毛の量が多く、チクチク感があります。またラノリンワックス(毛の油脂)が多いと染料を弾くため、大量生産品に使用されるウールは、染色の工程を簡単にするために脱脂をしているものが多くパサパサした質感になります。

長繊維と短繊維のイメージ
図A ロングファイバーの羊毛糸  図B ショートファイバーの羊毛糸 の違い

尚、ラノリンワックスは保湿成分があるため女性の保湿クリームや医薬品の火傷の保護クリームなどにも使用されます。大量生産品は脱脂をしたウールを使用する場合が多く、結果的に安価になります。

そのほか、機能面の評価が、価格に反映されている場合もあります。ホルマリン検査や防炎性能検査などの検査を受けている、ウールマーク認証といった品質の証明がある、といった要素も価格に反映される要素です。こうしたさまざまな条件から、ウール絨毯の価格が決まるため、値段の幅が広くなってしまいます。

ウール絨毯を選ぶ際には、予算だけでなく、どのような品質なのかもチェックしたうえで検討するのがおすすめです。

羊毛『絨毯』のお手入れ方法

できるだけ清潔な状態を保つためにも、ウール絨毯・カーペットは、定期な掃除機によるお掃除がおすすめです。丁寧に扱うほど、より長持ちして、愛着を持って使えることでしょう。ここでは、毎日のお手入れ方法と汚れがついたときのお手入れ方法をお伝えします。

毎日のお手入れ方法

てざわりアーバン ER624 掃除機掛け

ウール絨毯のお手入れと聞くと、難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実は、毎日のお手入れはとても簡単です。一般的な絨毯と同じように掃除機をかけるだけでOKです。細かいゴミやホコリを取り除くように、毛並みに逆らうように掃除機をかけてあげましょう。

また、購入したばかりのウール絨毯は、遊び毛が出やすくなっています。購入後しばらくは、遊び毛の量が多いですが、2~3日に1回程度掃除機をかけながら使っていくと徐々に少なくなっていきます。またウールの手ばた織り・手織り絨毯はハウスダストが空気に舞わないように裏面に抑えてつけています。月に一度絨毯を捲って本体裏側と床面を掃除機することでより快適にご使用いただけます。

遊び毛のメリット

実は、遊び毛が出ることにはメリットもあります。例えば、色の濃い汚れがウール絨毯についてしまった場合、ウール絨毯の短い繊維は汚れとともに遊び毛として排出されていきます。そして余分な毛が排出されることで、飛び出ている毛も減りチクチク感の少ない心地良い肌触りに。
また余分な毛が抜けることで、より長く丈夫な繊維が残ります。

鉛筆で落書きされたウール絨毯
鉛筆で落書きされた
ウール絨毯
鉛筆で落書きされたウール絨毯 2か月後の様子
約2か月後
(掃除機掛けだけで)
落書きが薄くなった事例

ラノリンワックスを多く含んだ上質なウール絨毯は汚れが付きにくいのが特徴。静電気が起きにくいためホコリ離れが良く、お掃除が簡単です。こまめな掃除機掛けは、遊び毛と一緒に汚れた毛を取り除くため、絨毯をより清潔に保つと同時に、汚れを目立たせない効果があり長く愛用できます。

手仕事で織り上げられたボー・デコール オリジナル ウールラグ一覧

汚れがついたときのお手入れ方法

汚れにもいろいろな種類がありますが、油汚れと色の濃い水性の汚れについて、それぞれのお手入れ方法を紹介します。

油性の汚れ

ウール絨毯に、マヨネーズやソースなど、油性の汚れがついたときは、ヘラやスプーンなどで汚れを取り除いた後、アルコールやベンジンなどを布に染み込ませてトントンと叩いたり、つまんだりすることで、汚れが取れやすくなります。

また、油性の汚れには、クレンジングオイルやマニキュア用の除光液を使う方法もあります。ただし、ウールに含まれていた油分も薄れてしまうため、毛足がパサついてしまう可能性があります。ごしごし擦るのは禁物です。

やりすぎに注意しながら、少しずつ様子を見ながら取り除くのがポイントです。

色の濃い水性の汚れ

水で濡らしたタオルでウール絨毯を拭く様子

ラノリンワックスを多く含んだ上質なウールは汚れをはじきやすい特性があります。ただコーヒーやジュースなどの色の濃い水性の汚れをそのままにしておくと徐々に染み込んでいきます。早めに取り除くことが大切です。汚れは時間が経つにつれ、ウール絨毯の繊維の奥に染み込んでいきます。できるだけ早い段階で、水気のあるタオルや布で、汚れた部分をトントンと叩きながら、汚れを浮かせましょう。

続いて、汚れをタオルや布に移すように小刻みに揺らしながら動かします。そのまま、汚れが薄くなっているときは、しばらく続けてみましょう。

汚れが取りきれない場合は、40~50度程度のぬるま湯をシミ部分に垂らしてみてください。残ったシミに水分が含まれ浮いてきますので、またタオルを当てます。シミがタオルにうつらなくなるまで根気よく繰り返すと結構取れます。

どうしても汚れが落ちない場合は、ウール専用の衣類用洗剤を使用して、その部分だけ少し揉みながら洗う方法もあります。ただ、汚れの種類によっては、逆に落ちにくくなってしまう場合もあります。特に何の汚れかわからない場合、洗剤は使わない方が良いでしょう。きれいにしたい場合には、クリーニング店を利用するのがおすすめです。

納得できるウール絨毯を選ぼう

ウール絨毯には、メリットとデメリットがあり、人によって気になる点は異なることでしょう。

ウール絨毯を購入する前に、まずは、その特徴をしっかりと理解し、正しいお手入れ方法を知っておくことが大切です。丁寧に扱えば、長く愛用できる一生モノのアイテムとなります。また、ウール絨毯の価格は、さまざまな要素から決まります。ウール絨毯を選ぶときは、価格やデザインだけではなく、品質や耐久性に関わる製造方法などを確認し、納得したものを購入したいですね。

ボー・デコールオンラインでは、品質や耐久性、素材など総合的なクオリティと価格とのバランスを大切にしたウール絨毯をご提供しております。ボー・デコールオンラインのウール絨毯をお試しください。

ウールラグ 北欧インテリアにも
おすすめのデザイン10選

ボー・デコールは天然素材のインテリアで構成されたインテリアショップです。ナチュラルアーバン、ナチュラルモダン、北欧デザインの家具やインテリア雑貨を1997年からお届けしています。そんなナチュラルな北欧デザインにコーディネートしたくなるラグ、カーテンの開発メーカーでもあります。
今回、ウールラグのデザインの中から北欧インテリアにもおすすめなデザインのラグをご紹介させていただきます。

ウールラグ ブレンドW

オリジナルラグ ブレンド

ウールラグ プラントシリーズ

オリジナルウールラグ Plant(プラント)シリーズ

ハグみじゅうたん® てざわりアーバン

ハグみじゅうたん てざわりアーバンシリーズ

ハグみじゅうたん® てざわり無地

天然素材の手仕事じゅうたん ハグみじゅうたん®

Temusubiシリーズ

ハグみじゅうたん® てざわりいろはシリーズ

てざわりいろはシリーズメインバナー

ハグみじゅうたん® てざわりハーモニーシリーズ

天然ウールを手仕事で織り上げたカラフル風水ラグシリーズ

ハグみじゅうたん® ておりシリーズ

ハグみじゅうたん® てざわり6177Eroom

ハグみじゅうたん® リバーシブルイエニ

ハグみじゅうたん® てざわりCOLECTION

ライオンラグ

リバースDPシリーズ

ナチュラグ® アーバン

ナチュラグ® ヘリテージ

WW mix シリーズ

その他のウールラグ・ウール絨毯関連コンテンツ

ボー・デコールオンラインとは

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


インテリアショップ ボー・デコール