【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介

2022.04.07 2022.09.17

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介

カーテンにはさまざまな種類があり、素材や機能によって特徴が大きく異なります。なかには、種類が豊富で、どれを選んだらよいのか迷ってしまう人もいることでしょう。今回は、カーテンの種類や特徴を素材別・タイプ別・機能別にお伝えするとともに、お部屋別にカーテンの選び方をお伝えします。

ボー・デコールオンラインとは?

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

【素材別】カーテンの種類と特徴

カーテンに使用される素材はさまざま。デザインだけでなく素材によって雰囲気が変わります。カーテン選びのポイントについて、まずはカーテンの生地に注目してみましょう。

天然素材

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
リネンカーテン

天然素材とは自然界に存在する素材を使ったもので、大きく動物性と植物性の2種類の繊維に分類されます。植物性繊維のリネンやコットンを使ったカーテンは柔らかい印象があり、光を取り入れやすいため、明るくしたい部屋に使用するとよいでしょう。

また、コットンは保湿性が高く、リネンは吸水性や速乾性が優れているといった特徴もあります。それぞれのメリットを取り入れた綿麻混合のカーテンもあり、用途に合わせて適した素材を選ぶとよいでしょう。

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
コットンカーテン

一方、ウールやカシミヤなどの動物性繊維を使ったカーテンは、保湿性や伸縮性、吸湿性が高く、弾力性やはっ水性もあるため、シワや汚れが付きにくい点がメリットです。

保温効果が高いので、基本的には秋冬の使用がおすすめ。ただし、虫食いや毛玉が起こりやすかったり、縮んだりすることがある点はデメリットと言えるでしょう。

化学繊維

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
ポリエステルカーテン

化学繊維とは、石油系を原料としたり、木材を薬剤で溶かして再生したりするなどして、化学的に作られたものです。カーテンには、ポリエステルやアクリルなどがよく用いられます。

天然素材のものと比べて、低価格になることが多く、加工がしやすいためデザインも豊富です。洗濯可能なタイプが多く、洗濯をしてもシワや型崩れが発生しにくく、縮んだり伸びたりもしにくいというメリットがあります。ただし、化学繊維は静電気を帯びやすいため、ホコリが付きやすいのが難点です。

【タイプ別】カーテンの種類と特徴

カーテンには形状や厚みなどによって、いろいろなタイプがあります。ロールスクリーンやブラインドなどを含め、タイプ別の種類と特徴を見てみましょう。

ドレープカーテン

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介

ドレープカーテンとは、ゆったりとした自然なヒダがある厚手のカーテンのこと。柄やデザインが豊富で、リネンやコットン、ポリエステルなどさまざまな素材で作られます。

遮光や遮熱、防炎などの機能を備えたカーテンもあります。種類が豊富なため、目的に合わせて選べます。

レースカーテン

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介

透け感のある素材で作られた薄手のレースカーテンは、ダブルタイプのカーテンレールを使用する際に窓側に取り付けるケースが多く見られます。

レースカーテン1枚だけだと遮熱効果や目隠し効果が低いものの、光や風を程良く通し、日差しや視線を適度に遮ってくれます。

シェードカーテン

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
シェードカーテン(チェック)

シェードカーテンは、生地を平行に折りたたみながら、上下に開け閉めするタイプのカーテンを指します。窓下のスペースが使いやすく、高さの調整によって採光を変えられます。

開けたときにきれいにたたまれるので、すっきりした見た目でスタイリッシュな印象に。特殊な構造になるため、比較的高価なものが多く見られます。

ロールスクリーン

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
ロールスクリーンシングル(窓枠内取付)

カーテンを巻き上げて使用するロールスクリーンは、窓周りだけでなく、間仕切りや映写用のスクリーンなど幅広い用途で使われます。ヒダがなく、省スペースで設置できるのがメリット。

ただし、シングルタイプのロールスクリーンは、収納してしまうと部屋の中が外から丸見えになってしまいます。

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
ロースクリーン(正面付け)+レースカーテン(枠内天井付け)

外からの視線が気になる場合には、レースカーテンと組み合わせたり、レースタイプのロール生地とセットになったダブルタイプを使うとよいでしょう。

ただし、ロールスクリーンのダブルタイプはシングルタイプに比べると部品のサイズが大きくなるため、窓枠内に取り付ける場合は余裕のある設置スペースが必要です。

ブラインド

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
アルミブラインド

ブラインドとは、日よけや目隠しなどを目的として窓の内側に付ける覆いのことです。スラットと呼ばれる羽根が何枚も組み合わせられており、開閉がスムーズですっきりと収納できます。

ブラインドは横型と縦型の2種類。材質はアルミ製や木製などがあり、住宅だけでなくオフィスや店舗でも多く見られます。

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
木製ブラインド
【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
縦型ブラインド

アルミブラインドは軽くて丈夫なことに加え、劣化しにくい点はメリットと言えます。そのほか、布製やプラスチック製など、さまざまな素材のものがあり、種類が豊富です。

一方、ブラインドはひもを通すための穴から音や光が漏れてしまいやすいため、防音や遮光性を高めたい場合には不向きでしょう。また、横型のブラインドはスラットにホコリがたまりやすく、掃除に手間がかかる点がデメリットと言えるかもしれません。

ブラインドカーテンのメリット、デメリット、選び方については以下をご参照ください。
ブラインドカーテンとは?機能やカーテンとの違い、選び方を紹介

プリーツスクリーン

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介

主に和室などで使われることの多いプリーツスクリーンは、和紙調のポリエステルの生地を蛇腹状に折りたたんだもの。まるで障子のような光の透け感が特長です。

厚手のドレープ生地と薄手のレース生地を組み合わせることもできるので、1台で2役分をお楽しみいただけます。一方で風が抜けにくい点があります。窓をよく開けたい方はブラインドやカーテンなど風通りがいいものがおすすめです。

【機能別】カーテンの種類と特徴

カーテンの機能には、遮光や遮熱などさまざまなものがあります。代表的な機能性カーテンの種類と特徴を紹介します。

遮光カーテン

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介

遮光カーテンとは、外からの光を遮る機能を持つカーテンのことです。寝室や西日の強い部屋などに使用されるケースが多く見られます。

遮光カーテンは生地が高密度で、紫外線カット、遮熱効果なども期待できます。遮光カーテンは1~3級まで等級が分かれており、最も遮光効果が高いのが1級です。

同じ生地でも色によって等級が異なるため、色選びも重要です。どの程度遮光したいのかを考えて選ぶとよいでしょう。

防寒カーテン

防寒カーテンは、屋外からの寒気をやわらげたり、保温効果を持っていたりする、寒さ対策用のカーテンの総称です。防寒対策以外にも、断熱・遮熱・遮光・防音といった効果を持つものもあります。

暖房効率が高まるため、節電効果があるのもメリットです。冬場だけでなく、夏場においても室内の冷気を逃がさずに室温を保ってくれます。厚手のタイプが多く、透け感がないため、採光を求める場所には向いていないかもしれません。

また、防寒用カーテンは種類が少ないので、気に入った生地になかなか出会えないことも。そんなときは一般的なカーテンの丈を長くしたり、専用のカーテンレールを使い壁との隙間を埋めることでも十分防寒対策になります。

長めに作るブレイクスタイル
【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
壁のすき間を埋めるリターン仕様

防寒カーテンの詳しい選び方については、こちらをご覧ください。
防寒に役立つカーテンの選び方と暖かい部屋づくり

断熱カーテン

断熱カーテンは、熱の伝導率を小さくするために、裏地を付けたり、特殊な生地を織り込んだりしたカーテンのこと。断熱カーテンは厚みがあり、防音効果や遮光効果などが期待できることに加え、部屋の暖かい空気が窓に触れるのを防ぐため、結露防止にも効果的です。防寒カーテンの一種として扱われることもあります。

カーテンの断熱効果が気になる方は、こちらをご覧ください。
カーテンの断熱効果を有効活用。知っておきたい種類と選び方

遮熱カーテン

遮熱カーテンは、熱の出入りを防ぎ、室温の上昇を防ぐ機能を持つカーテンを指します。急激な温度上昇を防ぐので、冷暖房の効果を高め、節電も期待できます。夏は屋外から入り込む熱を反射し、冬は冷気を遮るため、一年を通して使えます。ただし、防寒カーテンや断熱カーテン同様に、厚みがあるタイプが多く、採光性が低いのが難点です。

遮熱カーテンを有効利用したい方は、こちらもご覧ください。
カーテンの遮熱効果のメリット~有効活用のための基礎知識~

防音カーテン

防音カーテンは、防音の機能を持つカーテンのことで、楽器の練習場所や劇場の舞台などによく使われます。防音カーテンのタイプは吸音と遮音の2種類。吸音タイプは生地を厚くすることで音の吸収性を高め、遮音タイプは表面を樹脂や金属でコーティングすることで、音を跳ね返して、音漏れを防ぎます。

防音カーテンは、高い周波数の音を吸収しやすいため、高い話し声やペットの鳴き声、楽器の音などが気になる場合に有効です。重量のある防音カーテンを選ぶ際には、カーテンレールの耐荷重をしっかりチェックしたうえで取り付けましょう。

防音カーテンの効果については、こちらをご覧ください。
防音カーテンの効果はどれくらい?選び方や注意点について

【お部屋別】カーテンの種類と選び方のポイント

ここまで素材、タイプ、機能別にカーテンの種類を紹介しました。続いて、部屋のタイプに合ったカーテンの選び方を考えてみましょう。

リビングやダイニング

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
リビング(リネンカーテン)

リビングやダイニングは、家族と過ごすだけでなく、お客様をお迎えすることも多い場所。派手すぎず、落ち着きのある柄や色を選ぶとよいでしょう。

シックで落ち着いた印象にしたいなら、ベージュやグリーン、ブラウン系がおすすめ。部屋を広く見せたいのであれば、膨張色となる白いカーテンにするのもよいでしょう。

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介
ダイニング(リネンカーテン)

日当たりの良いお部屋には、レースカーテンとドレープカーテンを2枚重ねて、採光や室温を調整できるようにしておくと、使い勝手が良くなります。

ナチュラルなテイストにするなら、透け感を抑えつつ自然の光が取り入れやすいリネン素材のカーテンを取り入れるのもおすすめです。

寝室

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介

寝室のカーテンは、睡眠を妨げず、朝が過ごしやすい色や柄を選ぶとよいでしょう。入眠を妨げやすいのは、レッドやイエロー系などの原色だとされています。

一方、リラックスを促すとされるのは、ブルーやグリーン、ベージュ系です。また、昼夜関係なく、部屋に入る光を遮って眠りたいなら、遮光カーテンを取り入れる方法もあります。

子ども部屋

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介

子ども部屋のカーテンは、目的や機能性で選ぶのがポイント。勉強部屋、プレイルーム、寝室など、目的に合わせて色や柄、機能を選びましょう。

勉強部屋には、集中力を高めやすい落ち着きのある色合いを。プレイルームであれば、明るく楽しい雰囲気のカーテンがおすすめです。寝室は、ブルーやグリーンなどリラックスしやすい色がよいでしょう。成長に合わせて目的に合ったカーテンに変えてみてはいかがでしょうか。

ただし、遮光性の高いカーテンは朝日が入りにくく、朝の起床を妨げるかもしれません。生活リズムを整えることを考えるなら、遮光性の低いカーテンを選ぶとよいでしょう。

【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介

そのほか、部屋のインテリアに合わせてカーテンの色を選ぶ方法もあります。

例えば、壁と同系色のカーテンを選ぶと部屋を広く見せることができ、反対に部屋のアクセントとなる色を選ぶとおしゃれな印象を与えます。

木製の家具を置いている部屋であれば、ベージュのような明るい色やグリーン・黄緑などのアースカラーと相性が良いとされています。

部屋の雰囲気や目的に合わせて
カーテンの種類を決めよう

カーテンの種類は豊富で、さらに色やデザインも異なります。それぞれのメリットを考えたうえで、部屋の雰囲気や目的に合わせて選びましょう。

カーテンは面積が広く、部屋の雰囲気を左右するものです。使い勝手が良く、長く愛用できるカーテンを探したいですね。

ボー・デコールでは、アースカラーを基調とした彩り豊かなリネンカーテンを数多く取り扱っています。目的に合わせて、長く愛用できるすてきなカーテンを探してみませんか。

ボー・デコールのリネンカーテンはこちらから

ボー・デコールのリネンカーテン
ボー・デコールの天然素材インテリア
ボーデコールの天然素材ラグ一覧

ボー・デコールのラタンチェア

ボー・デコールオンラインとは

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


インテリアショップ ボー・デコール