突っ張り棒でカーテンを自由自在に!おしゃれな使いこなしのコツを解説

2022.11.20 2022.12.05

突っ張り棒でカーテンを自由自在に!おしゃれな使いこなしのコツを解説

カーテンをつけたいのに、レールがない……そんなときに重宝するのが、突っ張り棒です。

突っ張り棒をレールの代わりにしてカーテンを取り付ければ、小窓や部屋の仕切り、目隠しなどの幅広いアレンジができます。また、突っ張り棒の使い方にはさまざまな方法があります。せっかくならばコツを知って、素敵なインテリアにしたいですね。

この記事では突っ張り棒を使ったカーテンの取り付け方のポイントから、突っ張り棒に対応するカーテン選びまで広く解説します。

ボー・デコールオンラインとは?

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

カーテンを
突っ張り棒で取り付けるには?

突っ張り棒を使ってカーテンを取り付けるには、カーテンフックになるものを用意する必要があります。

突っ張り棒

突っ張り棒を使ったカーテンの付け方

突っ張り棒を使ってカーテンを取り付ける場合には、カーテンフックの代わりになるものを準備する必要があります。一般的に突っ張り棒のポール部分は、カーテンレールに取り付けられたフックを通す部分よりも太いため、通常のカーテンフックでは対応できません。

カーテンフックの代用として使えるものとして、「S字フック」、「リングライナー」、「クリップ」などがあります。それぞれを使った取り付け方を見てみましょう。

S字フック

S字の形になっているフックで、突っ張り棒にひっかけて使用します。カーテンにフックをかける場所があればそのまま使えますが、なければ、フックを掛ける部分を作る必要があります。

さまざまなサイズがあり、ポールの太さに関わらず、カーテンフック代わりに使いやすいアイテムです。

リングライナー

ポールにリングを通して使用するもので、リングにカーテンを吊るすためのパーツが取り付けられています。リングのサイズによって、ポールに通らない場合があるため、ポールの太さを事前に確認したうえで選ぶことが大切です。

クリップ系

クリップにS字状のフックがついていたり、リングがついていたりするものは、カーテンフックの代用として使えます。クリップの部分でカーテンを挟むだけなので、カーテンの種類を選ばずに使いやすいのがメリット。

事務用品として使用するクリップでも、工夫次第で利用できる場合も。洗濯用品として販売されている場合もあります。

上記のような代用品がなくても、カーテンとして使用する布地の上部を輪っか状にしたり、リング状の布を縫い付けたりする方法もあります。また、直接カーテンにリボンを縫い付けて、突っ張り棒の上部でリボンを結ぶのもよいでしょう。また、フェルト系の布であれば直接ホールを開けて、ポールに通すことも可能です。自分らしいお部屋づくりを目指して、取り入れやすい方法を考えてみましょう。

突っ張り棒を
カーテンに活用するメリット

突っ張り棒でカーテンを付けることには、以下のようなメリットがあります。

カーテンレールを取り付ける必要がない

突っ張り棒は、廊下や部屋の一角、家具と家具の間など、突っ張り棒が設置できる場所ならば、どこにでも取り付けられます。賃貸のようにDIYがしづらい場所や、レール設置が難しい場所、狭い場所などでも取り付けられるのが利点です。

設置と撤去が簡単

突っ張り棒は、簡単に取り付けられるだけでなく、撤去も簡単です。カーテンの場所を変えたい、少し移動したいなど、気分や状況に合わせて便利に使えます。

材料費があまりかからない

最近では、100円均一ショップでもさまざまな長さの突っ張り棒が販売されています。また、吊るすためのパーツや、カーテンフックの代用となるものの取り扱いも見られます。できるだけ費用をかけずにインテリアを整えたいときも、手軽に揃えられるという魅力があります。

通常のカーテンよりも素材の自由度が高い

突っ張り棒と手近なパーツを使ったカーテンの取り付けの場合、カーテンとして使用する布地の選択肢が広がります。例えばスカート地やワンピースをリメイクしてカーテン代わりにする、大き目のハンカチやスカーフをクリップで留めて、小窓に飾るといったアレンジが可能です。

突っ張り棒の選び方と
使用時のポイント・注意点

突っ張り棒の種類は、大きく以下の2つに分けられます。それぞれの特徴に合った選び方と、使用時のポイントを見てみましょう。

バネ式

パイプ内に圧縮されているバネの反発力で固定する仕組みです。安価で扱いは簡単ですが、耐荷重が低い傾向にあります。取り付ける幅が比較的短い場所や、軽い素材を吊るす際に向いています。使う場所の幅よりも数センチ長く伸ばし、斜め下から水平になるように持ち上げて固定します。

バネ式は、比較的安価で購入できるので、費用をかけずに取り付けたい場合におすすめです。また、薄手のカーテンを小窓などに吊るす際に適しています。

ジャッキ式

パイプ部分を伸ばし、長さを固定したうえで、端のグリップを回すことで圧着させて取り付ける仕組みです。バネ式よりも耐荷重が高い傾向にあり、重量があるものにも使えます。取り付ける幅が広い場所や、負荷のかかりやすい環境、厚地の素材向きです。使う幅に合わせた状態で、長さ固定ねじを貫通させることが大切です。その後グリップを回し、落下しないようにさらに調節していきます。両端のキャップは、必ず長い方を下向きにして固定するように注意しましょう。

バネ式と比較するとやや価格が高いものが多くなります。長さやポールの太さなど、さまざまなサイズがあり、使い勝手が良いのが利点。幅広の窓に重さのあるカーテンを取り付けるときには、ジャッキ式の方が安心です。

設置の際の注意点

いずれのタイプの突っ張り棒を使う場合でも、歪みのない強固な壁面を使うようにします。凸凹があると摩擦力が低いため、落ちやすくなります。

斜めになると一方に過重がかかり、落下しやすくなるので正確に水平を保てるよう設置しましょう。突っ張り棒には耐荷重表記があります。説明書きに従って正しく使用することが大切です。

突っ張り棒を活用した
カーテンの取り付け例

突っ張り棒を活用したおしゃれなカーテンの取り付け方の例を見ていきましょう。

窓まわり

小さな窓やちょっとした出窓にカーテンや目隠しの布を取り付けたいときには、突っ張り棒がとても便利に使えます。丈の短いカーテンを使用してカフェカーテン風にしたり、突っ張り棒を上下2本で使用し、パネル風に設置したりすることもできます。

小窓にカーテンを取り付けるときの方法については、以下の記事でくわしく解説しています。

小窓にぴったりなカフェカーテンの選び方。設置場所や取り付け方についてもご紹介 >>

小窓のカーテン、どうしてる?カーテンで小窓をおしゃれに見せる方法 >>

トイレ ・水回り

トイレや水回りなど、狭い空間にロール類や清掃用品が見えると、ごちゃついた印象に。収納スペースを確保して小さなカーテンを設置するだけでおしゃれ感がアップします。

浴室まわり

すりガラスへの映り込み防止や洗面所との間仕切りなど、浴室まわりでも突っ張り棒を使ったカーテンは大活躍。脱衣所の入り口に暖簾風にカーテンをかけると、視線を遮りながらまるで温泉宿のような雰囲気に。

キッチン

突っ張り棒とカーテンのコンビは、キッチンでも重宝します。収納の目隠しとして使用するほか、動線づくりや視線の遮りなど、さまざまな用途で使えます。

玄関

玄関先から室内が見えてしまうのを隠したいとき、暖簾風にカーテンを設置したり、間仕切りとして使用したりするのもよいでしょう。

暖簾をインテリアに使う方法については、以下の記事でくわしく解説しています。

暖簾(のれん)をおしゃれに使いこなそう!室内を彩る活用方法をご紹介 >>

リビングや廊下

部屋の中を少しだけ区切りたい、冬の間だけ風よけが欲しいというときも、突っ張り棒のカーテンがお役立ち。簡易的なエリア分けや通路からの目隠し、見られたくない箇所のプライベートの確保、ワンルームのパーティション代わりなど、活用の用途はさまざまです。

カーテンをおしゃれな間仕切りに活用する方法については、以下の記事でくわしく解説しています。

暖間仕切りカーテンをおしゃれに。選ぶポイントや取り付け方 >>

二段ベッド

二段ベッドにカーテンを取り付けると、秘密基地のようなプライベートスペースになります。日差しが気になる時間のお昼寝にも便利。万が一、カーテンが落下しても、軽い突っ張り棒であれば安心です。

クローク

リネンカフェカーテン 収納棚の目隠しに

クローゼットや靴収納など、見せたくない部分に突っ張り棒で布を吊るせば、内部を隠しながらもさっと取り出せる機能的な目隠しができます。開き戸スペースがない場合にも対応できるので、狭い場所の収納でも問題ありません。

目隠しカーテンの上手な使い方については、以下の記事でくわしく解説しています。

目隠しカーテンでお部屋をイメージアップ!種類と選び方について紹介 >>

設置場所や用途に合った
カーテンの素材の選び方

突っ張り棒で使うカーテンを選ぶときの参考にできる、設置場所や用途にあった素材について紹介します。

玄関・出入口

玄関や出入口は、人の動きが多く、設置したカーテンが目に入りやすい場所です。動線の邪魔にならず、かつ、インテリアとして考えるなら、おしゃれで上質感があり耐久性にも優れ、また肌触りが良いリネン素材やコットン素材などがおすすめです。

特にリネン素材は軽量で、発色性、耐久性、耐水性、耐熱性に優れ、通気性もあります。高級感がありインテリアとしての演出効果が高いため、家の顔となる玄関先にもぴったりです。

キッチン・水回り

キッチンや水回りは他の場所と比べて、水はねなどが起きやすく、汚れやすいエリアです。清潔な状態を保つために、化学繊維やビニール樹脂など、汚れに強い素材や丸洗いできる素材を選ぶとよいでしょう。

ただし火の気のある場所では、素材の可燃性についても注意が必要です。防火加工がされているもの、燃えにくい素材などを選びましょう。インテリア性を重視する場合には、ポップな色柄が多く、丸洗い可能なポリエステル素材もおすすめです。

棚・クローゼット

棚やクローゼットの目隠しとして使用する場合、出し入れに支障がなければ、どんな素材でも使いやすいでしょう。一般的な綿やリネン、化学繊維のカーテン素材のほか、レースや珠暖簾タイプ、フリンジタイプなど、選択肢は多いもの。突っ張り棒と合わせて使えそうなものを、発想を広げて試してみてはいかがでしょうか。

部屋内・部屋同士の間仕切り

リビングや個室など、お部屋の中の間仕切りにしたい場合には、インテリアの要素として視覚的に大きな役割を持つことを考慮することが大切です。できれば、チープな印象にならず、かつ重苦しさを感じさせない素材を選びたいところ。

天然素材が好き、長く愛用したい、という方におすすめなのが、リネンです。リネン素材は、通気性があり、カラーバリエーションも豊富。耐久性に優れ、丈夫で長持ちするうえ、使うほどに風合いが増して愛着がわきます。

天然素材ならではの透け感が、ナチュラルな明るさを与えてくれるので、室内の光の変化を楽しめるでしょう。

リネンというと、夏の暑い時期に適した素材のイメージがありますが、通気性と保温性に優れているため、季節を選ばずに使えるのがメリット。冬季のすき間風防止策にも役立ちます。

家の中でカーテンや暖簾を使う場合、お部屋ごと、場所によってイメージを変える方法もありますが、家の中のインテリアのテーマを決めてアイテムを選ぶのも一案です。

例えば、リネン素材のカーテンや暖簾など、家全体の統一を図ると、部屋ごとのインテリアが違ってもまとまった印象になります。こうした一工夫をするのも、おしゃれテクニックのひとつです。

自由な発想でカーテン生活を楽しめる
突っ張り棒の活用を

突っ張り棒を使えば、これまであきらめていた場所にもカーテンを設置できます。小窓や部屋のコーナーが思いがけずおしゃれなインテリアスポットに。生活感が出ることに悩んでいたクローゼットや収納も、すっきりと洗練された印象になりますよ。

ただし、突っ張り棒は気軽に活用できる一方で使い方を間違えると、すぐに落ちてストレスになるというケースも少なくありません。カーテン生地に合わせた突っ張り棒を選び、正しい使い方をすることが大切です。

ボー・デコールオンラインでは、突っ張り棒での設置も可能なカフェカーテンや暖簾など、多彩なカーテンをご用意しております。イメージにぴったりなお部屋づくりのアイテムをお探しの際には、ぜひ利用ください。

突っ張り棒で取付できる
カフェカーテンと暖簾
ボー・デコールの天然素材インテリア
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ボー・デコールのリネンカーテン

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1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


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