ダイニング テーブル 無垢はオイル仕上げがおすすめな理由! -ウレタン塗装との違いやメリットデメリットを解説-
ダイニングテーブル、特に木の質感を楽しめる無垢のダインニングテーブルを選びたいときに、オイル仕上げとウレタン仕上げで迷うことはありませんか?
それぞれ良い点と不便な点がありますが、ボー・デコールでは天然木の肌触りを楽しめるオイル仕上げをおすすめしています。
オイル仕上げの魅力と合わせて、15年使用している板見本の写真でメリットとデメリットも含めた違いをわかりやすくご紹介します。
ボー・デコールオンラインとは?1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |
ダイニングテーブル 無垢と突板の違い
ダイニングテーブルの天板面の製造方法や木材の使用方法には、無垢材を使用しているか突板材を使用しているかで大きな違いがあります。
それでは無垢材と突板材のそれぞれの違いとは?
天然木無垢材とは
木材を一枚の板に加工したものです。木材の本来の美しい色合いや木理が楽しめ、耐久性に優れ補修なども容易にできます。ただ、天然木を使用しているため価格が高く、変形や反りなどの特長も同時に持ち合わせます。
無垢集成材とは
複数の無垢板を結合させたもので、集成材にすることによりひび割れや反りなど無垢一枚板の持つデメリットも軽減されます。とくに椅子やダイニングテーブルなどは使用頻度が高く、傷がつきやすい家具です。ご家庭で補修ができるオイル塗装を施した無垢集成材は、一つのものを永く愛用したいという方におすすめです。
突板材とは
一方、突板材は木材を薄くスライスした約0.2~2ミリほどのシート状の板を、紙などでできたハニカムボードやMDFボード(中質繊維板)、ベニヤ板などの表面のみに重ね張り合わせ加工したものです。
無垢一枚板や無垢集成材に比べてとても安価で、加工しやすく、反りや割れなどのトラブルも少ないのが特徴です。
ただ、無垢材を使用した天板などと比べると木目や色合いなど、木材本来の風合いや質感は劣ります。薄くスライスしたシートを張っただけなので、ヤスリ掛けでのキズや汚れの補修は出来ません。
木材に直に触れることが多く使用頻度が高いダイニングテーブルは木理の美しさが感じられ経年変化などを楽しむことができ、アンティーク家具のようにキズなども味わいとして感じられる無垢材がおすすめです。オイル塗装を施した無垢材はいざというときには自分でも補修ができます。
無垢材に合う塗装も、木材本来の質感をより感じられるオイル塗装がおすすめ。
ウレタン塗装は水拭きなどが容易にできる反面、細かい傷がついてくると塗膜が白く濁り、よりキズっぽく感じてしまうことがあります。ご自宅でキズなどの補修もほぼできません。
「無垢材の高級な質感を楽しみたい」
「自分でメンテナンスしながら永く愛用したい」
という方は断然、オイル塗装ですね!!
次の項目でダイイングテーブル無垢 オイル仕上げとウレタン塗装について詳しく説明させていただきます。
ダイニングテーブル 無垢
オイル仕上げとウレタン塗装の違いとは?
オイル仕上げとウレタン塗装では普段のお手入れ方法が全く異なります。特に、水拭きをすることが多いダイニングテーブルは仕上げの違いが大きなポイントに。
使ってから後悔しないために、違いを知ってライフスタイルに合う仕上げを選びましょう。まずはそれぞれの違いについてご紹介します。
オイル仕上げとウレタン塗装 それぞれの特徴
ウレタン塗装(ウレタン仕上げ)は木の表面をプラスチックの薄い膜で覆いマニキュアのようにコーティングをする仕上げです。
一方、オイル仕上げは木に直接オイルを塗りこむ方法です。オイルは木に染み込むため表面を覆うことはなく、木の優しい肌触りを楽しむことができます。無垢材の木は家具材にしてからも呼吸をしています。珪藻土の壁や無垢の床と同じですね。
見た目はというと・・・
比べてみてもほとんど違いは分かりません。最近は、昔のようなピカピカと艶のあるウレタン塗装はほとんど見かけなくなりました。
木の風合いを損なわないよう薄い仕上げが多くなっています。ただ、やはり無垢材の肌触りは感じられません。
■ オイル仕上げ:
オイルが乾いたときに乾燥や水に弱くなり、細かな傷は付きやすい
■ ウレタン仕上げ:
細かい傷が付きにくく、水や汚れに強い
こんな風に聞くと、ウレタン仕上げの方が良いのでは?と思うかもしれませんね。
ただ、この写真をみていただきたいのです。
これはメンテナンス方法をお伝えするのに15年ほど使っている板見本の写真。
よく見ると、ウレタン仕上げの方に細かな白い傷がたくさんついています。オイル仕上げの方は細かな傷はあまり目立ちません。
これは決してウレタン仕上げの方だけを特別に傷つけたわけではありません。むしろオイル仕上げの方が鍵でひっかいたりペンをグサグサ刺したり・・・お手入れの説明をわかりやすくするために過酷なことをたくさんしています(笑)
比べてみると、圧倒的にオイル仕上げの方が艶があり色にも深みが出ていて綺麗。
オイル仕上げはウレタン仕上げに比べると確かに傷が付きやすいのですが、その分気軽に削って直すことができます。
▼オイル仕上げの無垢材ダイニングテーブルはこちら▼
キズ付き方の違い
このようにウレタン仕上げは、塗膜自体に傷がついていき、オイル仕上げは木そのものが傷ついていくのが大きな違いです。
ウレタンの塗膜は傷がついてしまうと、直すことができません。長く使えば使うほど、傷は蓄積し白くにごったような状態になることもあります。
これをきれいにするには、ウレタンを剥がして再塗装しなければいけなくなるため、コストも時間もかかってしまいます。
一方で、オイル仕上げは傷ついたりシミが出来たりしたら、ご自宅で紙やすりをつかってメンテナンスができます。傷つかないように気をつかって使うのではなく、傷ついても直せるというのがオイル仕上げのいいところです。
簡単にメンテナンスできる
▶ オイル仕上げの無垢材ダイニングテーブル特集
ダイニングテーブル 無垢
オイル仕上げとウレタン仕上げ
メリットとデメリット
無垢材オイル仕上げのメリット
- 木の優しい肌触りを楽しめる
- 木の呼吸を妨げない
- オイルが抜けてきても簡単に塗り直すことができる
- キズや汚れはヤスリで削ってメンテナンスできる
- へこみはスチームや水を含ませることで直せる
- 体にやさしい天然の植物性オイルで子供にも安心
無垢材オイル仕上げのデメリット
- 水ジミがつきやすい
- 木が呼吸するため、反りやねじれが起きやすい
オイル仕上げのデメリットである反りやねじれについては、乾燥に気を付けることで防ぐことができます。
天然木は乾燥や湿度に弱いので、冷暖房の風が当たる場所や直射日光が当たる場所には注意が必要です。乾燥してきたらオイルを塗ってあげてください。
ウレタン塗装のメリット
- 水や汚れ、細かい傷に強い
- 普段のお手入れが必要ない
- 木の呼吸を止めているため(オイル仕上げに比べ)反りやねじれが起こりにくい
ウレタン塗装のデメリット
- ウレタンに傷がつくと白っぽく目立つ
- ウレタンがはがれたら工場で再塗装が必要
- 傷やへこみは修復できない
- 木材の呼吸ができない。特に無垢材を使用している家具の場合
水仕事をする作業台として使う場合はコーティングがあるウレタン塗装が向いています。ただ、ご紹介したように長年使っていると細かい傷が白っぽく目立ってきます。
使い込んで良い風合いになるのはオイル仕上げなのです。
ただ木目調のプリント材や木突板のテーブルはリペアやサンドペーパーなどでメンテナンスができない為、オイル仕上げは向いていません。無垢材や無垢集成材のテーブルはオイル仕上げにすると木の質感を楽しめ、使うほどに味わいが出てきます。
ダイニングテーブル 無垢
ご自宅で
簡単メンテナンス
オイル仕上げは乾燥に弱いため、直射日光や日々の水拭きなどでオイルがすこしずつ蒸発していきます。そのため、乾燥が進むと油汚れや水分が浸透しやすくなり、シミや傷がつきやすい状態になってしまいます。
こうなってしまう前に、まずはこちらのオイルを塗ってあげてください。小さいお子さまがいるご家庭でも安心してお使いいただける植物性オイルです。
毎日使うダイニングテーブルは、ときには子どもと一緒にお手入れするのもおすすめ。一つのものを大切に長く使うことを伝えるよい機会にもなります。
また、どうしても気になって落としたいという汚れは、紙やすりで削ることもできます。
購入してから時間が経っていると、削ることで色の違いが出る恐れがあります。やすりでメンテナンスする場合は局所的ではなく、全体に削ってあげると良いでしょう。
でも、せっかくなら経年変化した色はそのまま楽しんでもらいたいので、まずはオイルメンテナンスだけでも十分。
どうしても!というときだけ紙やすりで削ってあげてください。
▼ 天然木のオイルメンテナンスをもっと詳しく
▼ ボー・デコールの安全安心への取り組み
低ホルムアルデヒドのインテリア製品とは?ホルムアルデヒドについての取り組み >>
無垢材ダイニングテーブルにまつわるFAQ
最後に、よくご質問いただく事項をFAQにまとめました。
キズがつかないようにビニールクロスを敷いても大丈夫ですか?
仕上げによって異なります
■ オイル塗装、ミツロウ仕上げ
⇒ ビニールクロスはおすすめしません
天然木をオイルやミツロウワックスなどの自然塗料で仕上げているテーブルは呼吸をしています。ビニールクロスで覆ってしまうことで、天板が呼吸できない状態になります。天板とビニールの間に湿気がこもったり、天板にクロスが張り付いたり、木が反ってしまうこともあります。
天然の木をオイル塗装で仕上げたテーブルは、キズや汚れがついたら、自分でメンテナンスしてきれいにすることができます。肌ざわりや美しい木目を楽しむためにも、何も敷かずにお使いいただくことをおすすめします。
■ ウレタン塗装
⇒ ビニールクロスをお使いいただけます
ウレタン仕上げの家具はもともと薄いプラスチックの膜でコーティングされているため、ビニールクロスをお使いいただけます。ウレタン塗装はキズに強い仕上げですが、一度キズが付くと直すことができません。ビニールクロスを使うことでキズを防止することができます。
無垢材のダイニングテーブルを使う上で気を付ける点はありますか?
オイル塗装、ウレタン塗装 それぞれの注意点をご紹介します
■ オイル塗装、ミツロウ仕上げ
・コップの輪染み
長時間コップを置いたままにしているコップの水滴によって輪染みができます。輪染み対策としてコースターのご使用をおすすめします。
輪染みも味わいのひとつですが、気になってきたらオイルを塗ってあげると染みの境目が分かりにくくなります。それでも取れない目立つ輪染みは、テーブルの表面をやすりで削り、仕上げにオイルを塗るメンテナンスである程度きれいにできます。
・乾燥
オイル仕上げは木が呼吸するため、乾燥に弱いという側面があります。乾燥がすすむと、反りやねじれがおきることがあります。
エアコンの風が直接当たる場所や、日差しの強い場所で使用する際はなるべくこまめにオイルでメンテナンスをし乾燥を防いでください。
■ ウレタン塗装
・メラミンスポンジ、研磨剤入りスポンジ
ウレタン塗装は表面がコーティングされるため汚れがつきにくいのが特長。普段のお手入れは乾拭きだけで大丈夫です。反面、ウレタンがはがれたら工場で再塗装が必要です。ご自宅で傷やへこみは修復できません。
また、細かいキズがつくと白っぽく目立ちます。表面を削ってしまうメラミンスポンジや研磨剤入りのスポンジの使用は避けましょう。
・アルコール、ベンジン
アルコール、ベンジンは化学反応を起こす恐れがあるためご使用いただけません。
・熱に注意
熱いお鍋をじかに置いたり、濡れたままにしていると「焼け」や「輪染み」が発生することがあります。鍋敷きやコースターのご使用をおすすめします。
手を掛けながら永く大切に使い続けられることが、オイル仕上げの一番の魅力。私たちがこだわっている大切な部分です。
オイル仕上げの
ダイニングテーブル 無垢
ボー・デコールでは壊れたり汚れたりしたら捨てて買い直すのではなく、直せるものを選びたいと思っています。
手を掛けることで味わい深くなる良さ。たくさん使って、いい風合いになり、より愛着が湧いていく。そんな観点でオイル仕上げのダイニングテーブルや木製家具を選んでいただけたら嬉しいです。
オイル仕上げの
無垢材ダイニングテーブル特集
ボー・デコールの天然素材インテリア
ボー・デコールオンラインとは1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |