カーテンを裾上げするには?やり方と裾上げ前の確認点についてご紹介

2022.07.18 2022.07.22

引っ越しや模様替えなどで、今まで使っていたカーテンの丈が合わなくなることがあります。カーテンが床についてしまうと、裾部分が汚れやすくなるだけでなく、見た目が気になるかもしれません。

裾を長くたらすブレイクスタイルにしておしゃれを楽しむ方法もありますが、カーテンの種類や設置場所によっては難しいこともあるでしょう。

今回は、カーテンの裾上げをしたい方に向けて、そのやり方や準備のポイントを詳しく紹介します。

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カーテンを裾上げするには

カーテンを裾上げするには、お店にオーダーする方法と自分で裾上げする方法があります。それぞれのやり方を見ていきましょう。

お店にオーダーする

カーテンの裾上げは、購入したお店や洋服のお直し屋さん、カーテン専用のクリーニング業者などにオーダーすることが可能です。

カーテンの種類によっては、自分で裾上げをするのが難しい場合があります。また、裁縫が苦手な方にとっては、プロにお願いした方がきれいに仕上がるかもしれません。状況に合わせて上手に利用するとよいでしょう。

ただし、その分費用がかかります。加工料金は基本料金として1,000円前後からが目安で、カーテンの幅や裏地の有無によっても異なるようです。カーテンの裾上げをお店にオーダーするのであれば、事前に加工条件や見積もりを確認しておくと安心です。

自分で裾上げする

なるべく費用をかけずにカーテンの裾上げをしたい場合や、裁縫が得意な方の場合は自分で裾上げしてみてはいかがでしょうか。引っ越し先で同じカーテンを使いたいけれど、引っ越し先周辺の状況がわからない、引っ越し前のエリアで裾上げをオーダーすると取りに行くのが大変といった場合も、自分で裾上げした方がスムーズかもしれません。

自分で裾上げすると手間はかかりますが、カーテンを切らずに裾上げすることが可能です。

自分でカーテンを裾上げする前の
チェックポイント

自分でカーテンを裾上げする場合には、事前の準備が大切です。カーテンの裾上げを考える前に、まずは裾上げをせずにカーテンの長さを調節できないかを確認しましょう。

また、裾上げのためにカーテンをカットするかどうかも考えておきたいところ。事前にチェックしたいポイントをまとめました。

カーテンフックで微調整が可能か試してみる

カーテンフックにはAフック、Bフック、アジャスタータイプ、クリップタイプの4種類があります。Aフックはカーテンレールが見えるようにカーテンを取り付けるもの。Bフックはカーテンレールが隠れる形で使用します。

AフックBフック
AフックとBフック

アジャスタータイプはカーテンを掛ける位置が上下するタイプで、カーテンの高さを変更できます。

フックについて
アジャスターフック

使用しているフックがAフックであれば、Bフックまたはアジャスタータイプに変更することで、カーテンの裾を1~4cm程度上げることができます。

カーテンフックとは何か、また、カーテンフックの種類の違いについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

カーテンフックの種類は4つ!それぞれの特徴と選び方のポイント >>

ただし、天井付けのカーテンレールの場合、Bフックやアジャスタータイプを使用してカーテンを高く取り付ける場合、天井にカーテンが接触してしまうことがあります。

カーテン天井付けイメージ
天井付け

光漏れの軽減になりますが、カーテンの上が天井に届くほど高い位置に取り付けてしまうと、開閉がスムーズにできなくなったり、天井が傷ついたりする可能性もあります。カーテンフックを使用して調整する際には、慎重に行うようにしましょう。

カーテンレールを新たに取り付ける方法について、詳しくはこちらをご覧ください。

自分でカーテンレールを取り付けるには?レールの種類と取り付け方法 >>

カーテンを切らずに裾上げできるか

カーテンを切って裾上げすると、カーテンの裾が分厚くならずすっきりとします。

しかし、カーテンを一度切ってしまうと、違う部屋で使用したり、引っ越し先で使ったりすることが難しくなるかもしれません。調節する長さによっては、折り込むことで裾上げが可能です。

お気に入りのカーテンを長く使いたいのであれば、あえてカットせずに裾上げをするのもよいでしょう。裾上げ後のカーテンをイメージすることで、切って丈の調整を行うかどうかを判断できます。

カーテンの素材チェックも忘れずに

リネンやコットンなどの天然素材は、洗濯や湿度などによってカーテンの丈が変わります。リネン100%カーテンの場合、水洗いで縮みます。天然素材のカーテンであれば、裾上げをする前に一度洗ってみるのもひとつの方法です。

手持ちのリネンカーテンの洗濯方法や注意点について、詳しくはこちらをご覧ください。

リネンカーテンの洗濯方法ときれいに仕上げるポイント >>

カーテンを自分で裾上げする方法

では、具体的に自分でカーテンを裾上げする手順を見てみましょう。

正しいカーテンの丈を確認する

まずは、裾上げするためのカーテンの丈を確認します。カーテンレールのランナーから床までの長さに基づいて、正しいカーテン丈を決めます。窓枠にカーテンレールを天井付けしている出窓や掃き出し窓は、この丈から1~2cm短いのが一般的なカーテン丈。正面付けしている出窓や腰高窓は、10~15cm長い丈がよいとされています。

裾上げの準備と、裾上げの方法

カーテン丈を決めたら、縫い代を長めにとりましょう。一般的には、カーテン丈に縫い代として約10cmプラスした長さが、裾上げ前のカーテンの長さになります。カーテンの裾の縫い代を長くしておくことで重みが増し、よれたりめくれたりするのを防いでくれますよ。

裾上げ前のカーテンの長さを決めたら、カーテンをカットするか、縫い代部分を調節して折り込みます。長さが整ったら、必ずアイロンがけをしましょう。しわやよれがあると、仕上がりがきれいにならないことがあります。

また、カット部分や折り込み部分に折り目が付くようにアイロンがけしておくことで、裾のラインをまっすぐに整えられます。カーテンの長さを整えたら、次に挙げる3つの方法のいずれかで裾上げをしましょう。

安全ピンやクリップを使う

できるだけ縫製をせずに手軽に裾上げしたいなら、安全ピンやクリップで留める方法があります。長さを調節してアイロンで折り目を付けてから安全ピンやクリップで留めると、きれいに仕上がります。

ただし、表側からクリップが見える点や安全ピンでカーテンに穴が開いてしまうのがデメリット。厚みのあるカーテンの場合、安全ピンやクリップではカーテンの裾を留められない場合もあります。

テープや接着剤を使う

カーテンの長さを調整して折り目をアイロンがけしたあと、テープや接着剤で留めるだけで簡単にカーテンの裾上げをする方法もあります。裾上げには、布用両面テープ、カーテン用裾上げテープ、布用接着剤などを使うとよいでしょう。

カーテン用の裾上げテープは布用両面テープに比べて強度があり、見た目もきれいに仕上がるためおすすめです。布用接着剤は、折り目全体に均等に塗ることで、きれいに接着できます。

縫製する

縫製する場合、カーテンの長さを調節し、裾を三つ折りにしてアイロンがけをします。

手縫いで裾上げする場合は「流しまつり縫い」をしましょう。流しまつり縫いとは、ズボンやスカートなどの裾上げに使われるまつり縫いの方法で、表の縫い目は目立ちにくく、裏側は斜めに糸が渡される縫い方です。「奥まつり縫い」よりも手間がかからず、柔らかい仕上がりになります。

また、ミシンを使った裾上げは、仕上がりがきれいで強度も高いです。直線縫いなので、ミシンに慣れている人であれば、簡単に裾上げができるでしょう。ただし、分厚いカーテンや大きいサイズのカーテンは縫い目がずれてしまうことがあるため、ミシンの速度を落としたり、押さえ圧を調節したりする必要があるでしょう。

カーテンサイズの正しい測り方について、より詳しく確認したい方はこちらの記事が参考になります。

カーテンサイズの選び方と測り方「既成カーテンの注文方法」 >>

カーテンの裾上げは、
カットする前に事前の準備を

カーテンの丈が長い場合は、まずカーテンフックで微調整を試してみましょう。

また、天然素材のカーテンであれば、洗濯して縮み具合を確認するのも一案です。それでもカーテンの裾が長いのであれば、裾上げを検討しましょう。

カーテンをカットすることに抵抗がある場合は、安全ピンやクリップなどを使ってカットせずに裾上げをしてみてはいかがでしょうか。

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