カーテンフックの種類は4つ!それぞれの特徴と選び方のポイント

2022.03.03 2022.04.26

カーテンフックの種類は4つ!それぞれの特徴と選び方のポイント

さまざまな色やデザインがあるカーテンは、部屋の雰囲気を大きく変えてくれるもの。カーテンを変えるだけでも変化を楽しめますが、あわせて考えたいのが「カーテンフック」選びです。窓周りの印象を変えるアイテムはカーテンだけではありません。カーテンフックの種類や取り付け方によっても、印象が変わります。「カーテンを最大限おしゃれに見せたい」、「カーテンを変えずに窓周りをおしゃれに演出したい」と考えるなら、カーテンフックにもこだわってみましょう。今回は、カーテンフックの種類や選び方について詳しく解説します。

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カーテンフックとは

カーテンフックとは、カーテンレールにカーテンを取り付けるための部品のことです。一般的なカーテンは、フックを利用してカーテンレールに取り付ける仕様になっています。小窓に取り付けるカフェ風カーテンや、のれんのような吊り下げ式のカーテンはフックが不要なケースもありますが、ドレープカーテンやレースカーテンなどの取り付けはカーテンフックを使うことが多いでしょう。

カーテンフックの取り付け方はカーテンの種類によって異なり、ひだのあるドレープカーテンやプリーツカーテンでは、ひだの部分にフックを取り付けます。ひだのないノンプリーツカーテンでは、カーテンフックを差し込むための芯が入ったポケットに差し込んで使います。

普段は何気なく使っているカーテンフックですが、実はフックの形状によってカーテンをかけたときの見た目や開閉動作が大きく変わります。また、カーテンの種類によって、使えるフックの形状が違う場合があります。カーテンを購入するときは、素材やデザインだけでなく、取り付けに必要なカーテンフックの形や機能性を確認しておきましょう。

カーテンフック

カーテンフックの種類

カーテンフックには、「Aフック」「Bフック」「アジャスタータイプ」「クリップ」の4種類あります。それぞれの特徴について見ていきましょう。

Aフック

Aフックは、カーテンレールが見えるようにカーテンを取り付けるものです。ポールタイプ以外のカーテンレールなら、種類を問わず使用できるのがメリット。また、Aフックを使用すると、カーテンレールとカーテンが接触しないため、開け閉めがスムーズに行えます。カーテンを端に寄せるときれいにまとまる点もAフックの魅力でしょう。

Bフック

Bフックは、カーテンレールを覆うように、高い位置でカーテンを取り付けるのに適しています。カーテンレールを隠したいときや、窓を大きく見せたいときにおすすめです。また、Bフックを使うと、カーテンレールとカーテンフックの隙間がなくなるため、光が漏れるのを防げる点がメリットです。ただし、カーテンレールとカーテンが接触するため、カーテンを開閉しにくく、端に寄せたときにまとまりにくいのが難点です。

AフックにもBフックにもなるアジャスタータイプ

アジャスタータイプとは、カーテンにかける位置が上下に動くアジャスターが付いたもので、AフックとしてもBフックとしても使用できます。カーテン購入時に付属していることが多く、自由にカーテンの位置を決められるのが特徴です。アジャスタータイプは、カーテンのデザインや部屋の雰囲気に合わせてカーテンの位置を調節できるため、便利に使えます。

カーテンフック
Aフックの例

カーテンフック
Bフックの例

クリップタイプ

クリップタイプのカーテンフックは、カーテンの上部をクリップで留めて使用します。カーテンに限らず、お気に入りの布をのれんのように取り付けるときにも適しています。クリップタイプを使えば、カーテンレールがない場所でも、突っ張り棒をレール代わりにして使えるのが便利なところ。カーテンレールがない小窓や和室、部屋の間仕切りなどにも、気軽にカーテンを設置できます。ただし、クリップタイプは耐荷重が低いものが多く、使用できるカーテンの重さや厚さに制限があります。

クリップタイプ

カーテンフックの素材

カーテンフックの素材は、金属製とプラスチック製の2種類に大きく分けられます。

金属製のカーテンフックは耐久性が高く、重みのあるカーテンでも安心して使用できるのがメリットです。Aタイプ、Bタイプ、クリップタイプなどによく使われています。長年使用していると、フックがさびてしまい、カーテンを汚してしまうことがあります。

一方、プラスチック製のカーテンフックは、金属製に比べると強度は落ちるものの、手軽に使いやすいのが魅力です。Aフック、Bフック、クリップタイプのほか、アジャスタータイプのものが多く見られます。手ごろな価格で入手できる一方で、強い力を加えると折れてしまったり、壊れてしまったりするため、比較的買い替えの頻度は高いかもしれません。長期間使用していると、アジャスター部分が破損し、高い位置でキープできなくなってしまうこともあります。

カーテンフック
プラスチック製のカーテンフック

窓周りがおしゃれに見えるカーテンフックの選び方

カーテンフックを選ぶ際には、まず取り付けるカーテンレールのタイプを確認しておきましょう。カーテンレールには「機能性レール」と「装飾レール」の2種類があり、取り付け位置によって、適したカーテンフックが異なります。

機能性レールとは使い勝手や操作性などを重視したカーテンレールのことで、一般的なカーテンレールを指します。一方、装飾レールはデザイン性が高く、インテリアとして見せることを目的としたカーテンレールのことです。ここでは3つのパターンに合わせて、カーテンフックの選び方をお伝えしましょう。

カーテンレールの種類や取り付け方法については、以下の記事で紹介しています。

自分でカーテンレールを取り付けるには?レールの種類と取り付け方法を紹介

機能性レールへの取り付け

機能性レールは、窓枠から数cm上部にカーテンレールを設置した「正面付け」と、天井や窓枠に取り付けられた「天井付け」の2つのパターンがあります。それぞれの見せ方を考えてみましょう。

機能性レール

正面付けの場合

正面付けは、一般的なカーテンレールの取り付け方で、賃貸マンションでもよく見かけるものです。正面付けされた機能性レールは、すべてのタイプのフックが使用できます。カーテンフック選びに迷ったら、カーテンによってインテリア性を高めたいのか、機能性を重視したいのかなどを考えてみましょう。

例えば、リビングのように人が集まる場所は、一日のうちにカーテンの開け閉めをする機会が多くなります。開閉をスムーズにしたいならAフックがおすすめです。一方で、寝室のように夜に外の光を入れたくない部屋や、間仕切りとしてカーテンの奥を見せたくない場合には、Bフックを選んでレールの高い位置にカーテンを取り付けてみてはいかがでしょうか。カーテンの上から漏れる光を防いだり、上部までしっかり隠したりするのに向いています。カーテンの開閉をする機会が少ない小窓には、クリップタイプを使うのもよいでしょう。

ただし、生地の薄いレースカーテンはAフックにするのがおすすめです。レースカーテンはデリケートなので、カーテンレールに取り付けられた金具などに引っかかると、破けたりほつれたりする可能性があります。Bフックやクリップタイプでレースカーテンを取り付けると、金具による傷みが出やすくなる傾向があります。2連のカーテンレールなら、レースカーテンだけAフックを使用し、メインのカーテンをBフックにすることも可能です。また、金属製のクリップタイプは、金具の部分が生地を傷める可能性があるため、つけ外しは丁寧に行いましょう。

天井付けの場合

天井付けのカーテンレールは、病院やサロンなどにある間仕切り用のカーテンレールをイメージすると分かりやすいかもしれません。天井にレールを直接取り付けているもので、カーテンボックスや出窓に設置されているカーテンレールも天井付けに含まれます。天井付けはカーテンレールが目立ちにくい構造になっているのが特徴です。

天井付けでは、Aフックもしくはクリップタイプを使用してすっきり取り付けるとよいでしょう。Bフックを無理に使用すると、天井や窓枠部分にカーテンの上部が当たってしまい、天井が傷ついたり、カーテンの開閉がスムーズにいかなかったりすることがあります。

天然木ソファ
正面付け

天然木ソファ
天井付け

装飾レールへの取り付け

装飾レールは、ポールタイプやカバー一体型などがあり、レール自体がおしゃれにデザインされています。機能性レールと同様に、正面付けや天井付けができますが、レールの形状がよく見えるように、Aフックやクリップタイプを使用して取り付けるとよいでしょう。装飾レールのなかには、天井から吊り下げる形でレールを取り付けるタイプもあります。天井までの位置に余裕があるなら、Bフックを使うことも可能です。ただしBフックを使うと、せっかくデザインされたレールが隠れてしまうことがあるため、全体のバランスを考えて選ぶとよいでしょう。また、フック等は使用せず、ポールを通す穴が開いたカーテンを選ぶ方法もあります。

装飾レール

カーテンフックはカーテンレールの種類や位置で選ぼう

カーテンは、使用するカーテンフックの種類によって見た目や開閉のしやすさが大きく異なります。カーテンレールの種類や取り付け位置によって使用できるフックが異なるので、購入前にしっかりチェックしておきましょう。窓周りをおしゃれに演出するためにも、カーテンだけでなくカーテンフックにもこだわってみてはいかがでしょうか。

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