玄関マットの必要性は?役割とメリット・デメリットをまとめて解説

2022.09.13 2023.05.16

玄関マットの必要性は?役割とメリット・デメリットをまとめて解説

新居に引っ越したときに、玄関が殺風景で玄関マットを置くかどうか悩んでいる人がいるかもしれません。また、これまで当たり前のように敷いていた玄関マットであっても、掃除の手間を考えると「いらないのでは……」と、その必要性に疑問を感じる人もいることでしょう。

玄関の外に置く泥落とし用のマットとは違い、土足文化ではない日本で、家の中に敷く玄関マットは本当に必要なのでしょうか?

今回は玄関マットの役割を確認しながら、そのメリット・デメリットについて 解説します。

ボー・デコールオンラインとは?

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

玄関の役割

まずは玄関マットの必要性を考える前に、そもそも玄関にはどのような役割があるのでしょう。玄関は人の出入りだけでなく様々な役割があります。

まず何といっても家から外に出る、外から家に入るための場所です。日本の住環境で他の文化と違うのが玄関で靴を脱ぎ、室内では裸足で過ごすことです。玄関は靴を脱ぎ外からの泥や埃を落とし衛生的なだけではなくリラックスして室内に入るための場所でもあります。

そして出入りする場所でだけでなく脱いだ靴、コートなどの外套うあ傘を置く、収納する場所であり、人だけではなく様々なものがお出かけと同時に持ち出され帰宅と同時に持ちこまれます。

また玄関は家族だけではなく、来訪者を迎える場所でもあります。住宅に招き入れるだけではなく玄関で対応する場合も多いのでないでしょうか。来訪者に家の印象を与える場所でもあるので整理整頓、埃などもないようにしておきたいですね。

玄関は人の出入りだけではありません。いろいろなものが玄関から家の中に持ち込まれます。

その他の役割には…

玄関は家全体の風の取り込み口でもあります。湿気の多い日本の気候風土で室内に湿気が籠りやすい環境下で人の出入りだけでなく風を取り込むという重要な役割があります。

湿気の多い梅雨の時期、晴れた日に玄関を開けておいてと言われた思い出はありませんか?
玄関は風の取り込み口であると同時に、風と共に埃や花粉が吹き込むことも。

このような大切な役割のある玄関ですが、埃・チリ・花粉なども入ってきてしまうことがあります。これらが室内に入るのを防ぐ役割が玄関マットかもしれません!

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玄関マットの役割
玄関マットはいらないのか?

玄関マットの主な役割は、家の外から泥や砂・ホコリ・そして花粉を持ち込まないように、マットで室内の汚れをできるだけ抑えることにあります。家の中に置く玄関マットは、靴を脱ぐ場所に敷いてあるため、動作によるホコリが舞うのを軽減できるのがメリットです。

玄関マットの役割

周囲に汚れを拡散しにくくなるため、掃除も楽になることでしょう。また、何かと動きの多い場所ですので、フローリングのキズ防止としても役立ちます。

さらに、靴の着脱で玄関先に座り込むときには、クッションの代わりにもなると同時に、床面から伝わるひんやり感を軽減してくれます。

特に冬場は温かい靴を脱ぎ、床に上がると冷たく感じるものです。ほんの少しの間でも、スリッパやルームシューズを履くまでのワンクッションがあると、足の冷えを防げます。

玄関先がフローリングの場合には、靴下のままで室内に足を踏み入れるよりも、マットがあった方が滑りにくくなるのも利点でしょう。しっかり足元を支えてくれる役割もあります。加えて、たたきに降りる目安となり注意を引くので、急いで靴を履こうとして足を踏み外すといった事故を回避できるかもしれません。

さらに玄関マットには、訪問客をお迎えするその家の「顔」の役割もあります。こだわりのインテリアアイテムとして、さりげなくおしゃれ感を添えてくれますよ。

玄関マットは、ある意味外界との区切りになるもの。「ここからプライベートな空間」という明確な境界として、玄関マットが目印の役割を果たします。

玄関マットのメリットや役割を知らいないと
「玄関マットいらいないよね」

とお思いになる方もいるかもしれませんね。

玄関マットのメリット・デメリット

さまざまな役割を持つ玄関マットですが、置くことでどのようなメリットがあるのでしょうか。デメリットに感じられる点もあわせて見てみましょう。

玄関マットを敷くメリット

先にもお伝えしましたが、改めて玄関マットを敷くことには以下のようなメリットがあります。

砂やホコリを家の奥に持ち込まない

特に子どものいる家庭では、玄関マットがあることで汚れを抑えられる効果が高くなります。靴の中に入った砂やホコリを玄関マットが受け止め、部屋への持ち込み分を減らせるのがメリットです。

水気を吸い取る

玄関マットは、雨の日に足やバッグなどが濡れているときも、水気を吸い取って、玄関先を濡らさずに上がることができます。

雨の日には事前にタオルなどを準備すると安心ですが、急いでいたり、準備が間に合わなかったりするときも、玄関マットが代わりに水気を拭き取ってくれますよ。

インテリアのおしゃれ度がアップ

玄関に自然光が入りにくい家や、照明の加減でやや暗い印象がある場合でも、明るい色の玄関マットを置くことで、印象が変わります。そして来訪者を必ず迎え入れる場所が玄関です。

玄関に自然光が入りにくい家や、照明の加減でやや暗い印象がある場合でも、明るい色の玄関マットを置くことで、印象が変わります。

また、おしゃれな玄関マットを置けば、来客にも良い印象を与えられるでしょう。フローリングだけでは殺風景であったり、寂しい感じがしたりするときに、玄関マットが効果的なインテリアとなります。

ER6177 玄関マット ブルー 使用イメージ

玄関マットのデメリット

一方で、玄関マットを置くデメリットもあります。

玄関マットそのもののお手入れが面倒

外からの汚れを食い止める役割がある一方、玄関マットには汚れやホコリがたくさんついてしまいます。その掃除や洗濯が面倒に感じることがあるかもしれません。

玄関マットの一番の役割がホコリや花粉などを抑えつけて舞わないようにすることですから、玄関マットが埃っぽくなっているということはちゃんと役割を果たしているということです。ただ、定期的な掃除掛けをしないで埃っぽくなっている場合は、玄関マット以外の場所にはもっと埃が溜まっている、ということでしょうね。

素材によっては髪の毛がからんで取れにくい、洗っても乾きにくい、家庭で洗えないといった場合もあります。

滑る・ずれる

玄関マットにもさまざまなタイプがあり、なかには滑り止めがなく、かえって足を滑らせてしまうことがあります。

玄関マットにはデメリットもありますが、手入れがしやすく、安全でインテリアにマッチした玄関マットであればデメリットを上回る効果が得られます。滑り止めがない玄関マットは、玄関マットと床の間に滑り止めマットを敷けば解決します。

フェルト滑り止め Sサイズ

室内では靴を脱ぐ習慣が定着している日本家屋だからこそ、外からの汚れを持ち込まず、プライベート空間の境を作ってくれる玄関マットは、大切な役割があるのではないでしょうか。

玄関マットを選ぶ際のポイント

玄関マットのメリット・デメリットを踏まえ、それぞれのご家庭に合った玄関マットを選びましょう。選ぶポイントを紹介します。

お手入れしやすい玄関マットを選ぶ

玄関マットのデメリットとして、お手入れの手間があることをお伝えしました。であれば、できるだけお手入れしやすいマットを選べば、快適に利用できるはず。自宅で簡単に洗えるもの、ホコリが落ちやすいものなど、使い勝手が良いものを選んでみましょう。

例えば、天然素材を使った玄関マットの場合、調湿性・通気性・耐久性に優れているものが多く見られます。

なかでも、汚れに強いウール製は、泥水がついても、さっと払えばシミにならないという特性があります。 静電気を発生しにくいため、ホコリを寄せ付けにくいのも利点です。

玄関は人の出入りが多いため、汚れに加えて摩擦や耐性にも配慮して選ぶことが大切。そうした点でも、天然ウールの玄関マットは優秀です。

てざわりアーバン ER625E 玄関イメージ

天然素材の玄関マットの詳細については、以下の記事をご覧ください。

天然素材の玄関マットガイド -種類とサイズ、活用方法をご紹介- >>

滑り止めの有無をチェック

玄関マットの滑りやすさ、ずれやすさが気になるなら、購入前には裏側に滑り止めがついているかどうかをチェックしましょう。滑り止めがないタイプでも、別売りの滑り止めを活用することで、安心して使えます。

ただし、滑り止めの素材によっては、やや通気性が損なわれることがあるため、メリット・デメリットを加味したうえで、活用くださいね。

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家族の使い勝手に合わせる

家族の構成によって玄関マットの選び方も変わります。例えば、お年寄りがいる場合には安定感やクッション性と同時に、つまずいてしまわないように、厚みの少ないものにするとよいでしょう。

小さな子どもがいて出かける際の玄関での身支度が多いときには、保温性があるものを選んでみてはいかがでしょうか。

購入する前に、生活のなかで玄関マットにどのような役割を持たせたいのかを考えておくのがおすすめです。

玄関に適したサイズを選ぶ

集合住宅や一戸建てなどお住まいの状況によって、玄関やマットを置く場所の広さが異なります。広々とした玄関で小さすぎるサイズを選ぶと、寂しい印象になるかもしれません。

マンションなどの玄関の間口が 90cm の広さに合せて開発された玄関マットです。両サイドとも10cm 近く床面が見えるのでお洒落な雰囲気になります。

てざわりアーバン ER627E 玄関S 約50×70cm
玄関マット 50×70cm サイズ

逆に、間口いっぱいのサイズを設置するときは、取り外ししにくかったり、窮屈な印象を与えてしまったりすることがあるため、ある程度余裕が必要でしょう。

また、ドアの開閉に邪魔しないように、厚みや設置場所を考える必要があります。玄関周りのお掃除のしやすさも考慮に入れて、玄関に最適なサイズを選びましょう。

少し広めの玄関には90×60cmのサイズはいかがでしょうか。

てざわりアーバン ER627E 玄関M 約60×90cm
玄関マット 60×90cm サイズ
玄関マット 50×70cmと60×90cmサイズ感の比較イメージ
50×70cmと60×90cmサイズ感

インテリア性で選ぶ

玄関は、家を訪れる人や宅配・郵便配達の人など、もっとも人目に触れやすい場所です。玄関マットが与える印象は、考えているよりも大きなものかもしれません。マットの形や色遣いなどによって、その家の印象を左右します。

インテリアとしておしゃれに使いたいなら、玄関全体のテイストにマッチするようなデザインを選びたいものです。

あえて目立たせずにインテリアに溶け込ませたり、個性的なデザインで目を引かせたりと、玄関マットを使ったコーディネートを楽しんでみましょう。

玄関マットウール素材

てざわりアーバン ER624E 玄関イメージ
玄関マット ウール素材

玄関マットジュート素材

ジュートラグ 玄関マット ちそう GR104E 玄関使用イメージ
玄関マット ジュート素材

風水にも注目

玄関は家の運気に影響を与えると言われる場所。玄関マット選びにも風水を取り入れて、運気アップにつなげてみてはいかがでしょうか。玄関は「運気が入ってくる場所」であり、そこから「悪い気を持ち込まない」ことが大切です。風水的におすすめなのは、天然素材&明るいカラーのマットを置くこと。天然素材の持つ力が、外からの邪気を払い、気持ちを明るく整えてくれます。

風水を考慮した玄関マット選びについては、以下の記事でくわしくご紹介しています。ぜひご覧ください。

玄関マット 風水で選ぶのはなぜ?『気』がもたらす効果とは >>

玄関マットは足元から
暮らしの質を上げるアイテム

玄関マットはいらない、という声も聞くものの、古くから取り入れられてきたアイテムにはそれなりの意味があります。

玄関で靴を脱ぐ日本の生活では、砂やホコリのざらざらした不快感を室内に持ち込まないことに大きな役割がありました。お手入れの手間はあるものの、そのひと手間が暮らしの質を上げてくれるのかもしれません。

素材やサイズなどのポイントを押さえて選べば、暮らしの快適さをアップさせてくれる玄関マットがきっと見つかります。玄関マットがある生活のメリットを、改めて考えてみてはいかがでしょうか。

ボー・デコールオンラインでは、居心地が良くおしゃれな玄関を演出する玄関マットを多数ご紹介しています。自宅に最適な一枚を選びたいと考えたときには、ぜひチェックしてみてくださいね。

天然素材の玄関マット・キッチンマットの一覧

玄関・キッチンマット

ボー・デコールオンラインとは

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


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