防寒に役立つカーテンの選び方と暖かい部屋づくり
暖房を付けているのに、なんだか足元が冷え込む……気づかないうちに玄関先や窓辺まわりから冷たい外気が入り込んでいるのかもしれません。
そんな隙間風の対策として、見直したいのがカーテンです。本格的な冬を迎える前に、保温効果の高い防寒用カーテンに取り替えてみてはいかがでしょうか。
防寒用カーテンの選び方やそのメリットについてご紹介します。
ボー・デコールオンラインとは?1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |
防寒効果のあるカーテンとは
暖房を付けてもなかなか暖まらない、足元に吹き込む冷たい空気が気になる、そんなときは、窓辺の防寒対策をチェックしてみましょう。外からの冷たい空気が入り込むのは、玄関ドアや窓ガラスからの隙間風が原因になることがほとんどです。こうした隙間風の通り道をふさぐものとして、カーテンは効果的なアイテム。思い切ってカーテンを見直せば、防寒度がアップしますよ。
防寒用にカーテンを選ぶ際に、チェックしておきたいポイントをまとめました。
カーテンの厚み
防寒用としては、厚手の織生地が効果的。生地内に空気を内包する構造なら、なおよいでしょう。
カーテンのひだ
カーテンのひだの中には、たくさんの空気をためることができます。空気はクッションの役割をして寒さを和らげます。そのため、カーテンの山やひだの数が多い方が効果的です。
カーテンの素材
密度の高い厚手のものがおすすめ。または、素材にしっかりと空気を内包した構造のものが適しています。
カーテンの吊るし方
適正サイズのカーテンで、窓枠をしっかり覆う必要があります。床との接地面に多くの隙間が生まれないよう、アジャスターで微調整しましょう。
防寒用カーテンに
変えるメリット
防寒用のカーテンは機能性が高いこともあり、通常のカーテンに比べて高価になりがちです。そのため、取り替えるべきかどうかお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。防寒用のカーテンは、冷気の侵入を防ぐのが主な用途ですが、じつは防寒対策のほかにもさまざまなメリットが得られます。防寒用カーテンに替えるメリットを具体的に考えてみましょう。
カーテンの機能面がパワーアップ
前述のように、防寒用カーテンとしては、厚手のカーテンが適しています。カーテン生地に厚みを持たせることで、防寒対策以外にも、断熱、遮熱、遮光、防音など複数の機能を持ち合わせているものが多く、機能面でのパワーアップが期待できます。
特に冬の寒さが気になる場合には、「断熱」(室内の暖かい空気を逃がしにくくする機能がある)表記のあるカーテンを選ぶと、寒さ対策は万全と言えるでしょう。冬の寒さにも夏の暑さにも両方対処したい方には、「遮熱」(外からの熱の侵入を防ぐ機能がある)機能を持ち合わせたカーテンを選べば、年間を通して快適に使用できますよ。
このように、住まいの環境や暮らし方に合わせて、必要な機能を備えたカーテンを選ぶことができます。予算とのバランスを考えながら上手に活用してみましょう。
断熱カーテンの効果やメリットについては、以下もご覧ください。
カーテンの断熱効果を有効活用。知っておきたい種類と選び方 >>
防音カーテンの選び方や注意点は以下もご覧ください。
防音カーテンの効果はどれくらい?選び方や注意点について >>
暖房効率がアップ、電気代はダウン
防寒に役立つ厚手のカーテンでは、保温効果も高まります。生地が空気を内包していたり、裏地が縫い付けてあったりと、工夫が施されていればいっそう効果的です。室外と室内との間に厚手のカーテンを挟むことで、クッションのような効果が生まれて、急激な室温の変化を防ぐことができるというわけです。室温が一定に保たれることで、暖房効率がアップし、結果的に省エネにもつながります。防寒用のカーテンは通常のカーテンと比べると価格は上がりますが、長期間使用できることを考えると、電気代が下がるメリットも大きくなります。
インテリアとしてのおしゃれ感がアップ
防寒を目的にカーテンを見直すとき、インテリア性も意識してみましょう。カーテンを変えるとその空間の雰囲気ががらりと変わります。カーテンは面積の大きいアイテムであり、空間のイメージを左右します。お好きなインテリアスタイルに合わせて、カーテンの色やデザインを探してみましょう。
防寒効果のあるカーテンは、化学繊維や加工を施したものばかりではありません。意外かもしれませんが、天然素材のリネンのカーテンにも防寒効果があります。天然のリネンの糸は、化学繊維のようにまっすぐではなく、でこぼこがあるのが特性です。この糸で織られたリネンカーテンは自然に繊維と繊維の隙間が生まれるため、たくさんの空気を内包しています。この空気がクッションの役割を果たしてくれるわけです。厚手のドレープであっても、リネンカーテンはその厚みを感じさせない軽やかでやわらかな質感が魅力です。もちろん化学繊維ほどの防寒効果は期待できませんが、冬でも天然素材に囲まれて、ふんわりとした心地よい雰囲気で過ごしたい方に適しています。
ボー・デコールは自然素材を使用したオリジナルのリネンカーテンを展開しています。ドレープカーテンやレースカーテンなど、ナチュラルな色合いのラインアップで好みの組み合わせが可能です。
【部屋別】防寒用カーテンに
プラスしたい機能性
長時間を過ごすリビングやダイニングと、使用する時間が決まっている寝室とではカーテンに求める機能も変わります。防寒対策を基本として、防寒用カーテンにプラスしたい機能性を部屋別に考えてみましょう。
リビング
家族が集まって、長時間過ごすリビングのカーテンは暖房効率を重視したいですよね。冷気が侵入しやすい大きな窓には、断熱効果のあるレースカーテンと厚手のドレープの組み合わせがおすすめ。通りに面して大きい窓がある場合には、外が明るい時間帯でも室内の様子が見えにくい、視線を遮る効果のあるレースカーテンと組み合わせるのもよいでしょう。寒さも気になるけれど、ソファや家具の日焼けや色あせも気になるという場合には、さらにUVカット機能が加わったカーテンを選んでみてはいかがでしょうか。
キッチン・ダイニング
暖房が行き届かないキッチンでの作業は、足元の冷えが気になりませんか? キッチンに比較的近い場所にある窓には、適正サイズのカーテンを用意して、窓全体をきれいに覆いましょう。腰窓の場合には、丈が短すぎると、窓の下から冷気が漏れてしまうことも。下の窓枠よりも15〜20cmほど余分に長い丈を選ぶと安心です。掃き出し窓がある場合には、特に床との間に隙間を作らないように注意しましょう。ある程度の隙間は、フックのアジャスターで調整可能です。
また、キッチンやダイニングまわりのカーテンは、火元が近いことから、防寒に加えて防炎機能付きのカーテンを選ぶとさらに安心です。また、調理時の水分や油分は意外と広く飛び散ってしまうもの。防汚加工のあるカーテンなら、お手入れも簡単。食事のあとの料理のにおいが気になるという方は、防臭加工がされたものを使うのもいいですね。
寝室
質の良い眠りを得るために、寝室はしっかりとした暗さと心地よさを保ちたいですよね。寝室のカーテンは、断熱、遮光、防音といった点に気を配りたいところ。特に、寝室に東向きの窓がある場合には、早朝からまぶしい朝日が入り込んでしまうと、安眠が妨げられてしまいます。そのような窓には、季節に限らず、遮光機能を備えたカーテンの使用をおすすめします。
子ども部屋
子ども部屋のカーテンを選ぶ際には、子どもの好きな色やデザインを考慮して、インテリア性重視で選んでみてはいかがでしょうか。子どもが小さいうちは、寒さ対策を重視というよりも汚してしまったときのことを考えて、手軽さや衛生面からウォッシャブルのカーテンを選ぶのもよいでしょう。
西向きの窓がある部屋
一年を通して強い西日が差し込みます。防寒対策も兼ねて、遮光効果のある厚手のドレープを選ぶとよいでしょう。ただし、西向きの大きな窓がある場合には、冬の冷え込みよりも夏の室温上昇の方が気になるかもしれません。明るさを取り入れながら熱をカットしてくれる遮熱効果のあるレースを組み合わせるのもよいでしょう。
防寒用カーテンで
体も心も温かい暮らし
防寒用のカーテンは寒さ対策だけでなく、省エネ対策としても役立ちます。さらに、インテリア性の高いカーテンを選べば、部屋の雰囲気も気分もアップします。冬の寒い季節に自宅に帰って玄関を開けたとき、室内が暖かだとほっとした気持ちになりますよね。防寒用カーテンは、室内の保温とともに、家に住む人の体と心も温めてくれそうです。
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ボー・デコールオンラインとは1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |