小窓にぴったりなカフェカーテンの選び方。設置場所や取り付け方についてもご紹介

2022.08.25 2022.11.09

小窓にぴったりなカフェカーテンの選び方。設置場所や取り付け方についてもご紹介

リビングやトイレ、浴室などにある小窓は、自然な光を取り込んで、お部屋を明るくする効果や開放感が期待できます。

しかし、なかには日差しが入るのを防ぎたい、調光できるようにしたいと思う場所もあるでしょう。そんなときにおすすめしたいのが、カフェカーテンの設置です。

今回は、小窓にぴったりなカフェカーテンの選び方・取り付け方を紹介するとともに、カフェカーテンの役割や小窓以外への活用法についてお伝えします。

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カフェカーテンとは

カフェカーテンとはその名のとおり、カフェや喫茶店などでよく使われるカーテンで、カーテンレールやカーテンフックを使用せず、ポールや突っ張り棒などに取り付けるのが主流です。

一般的なカーテンレールではなく、棒状のレールを使用することを前提に、カーテン上部が筒状に縫製されて棒が通しやすくなっているものや、ポール等を通す穴が空いているものなど、デザインもさまざまです。

また、カフェカーテンとして市販されているものではなく、お気に入りの布にカーテンクリップを取り付けてポールに通すだけでも、カフェカーテンとして機能します。

カフェカーテンには日差しや視線を遮る役割があり、キッチンやリビング、トイレなどさまざまな場所で使われます。

機能性を持ったカフェカーテンの種類

カフェカーテンにはさまざまな種類があり、特殊な機能を備えたものもあります。具体的に見ていきましょう。

遮光機能

外からの光を遮断する加工が施されているカーテンです。

部屋を暗く保つことを目的にしたもので、寝室によく使われます。光による反射を避けて、室内が見えないようにしてプライバシー保護を行ったり、室内の保温効果を高めたりする役割も期待できます。

遮熱機能

外からの熱が伝わりにくくなっているカーテンです。室内の暖気も逃がしにくいため、冷暖房の効果が高まります。

はっ水機能

水をはじく加工が施されているカーテンです。水を使う場所でも通気性を保ちつつ水気を弾いてくれるため、結露やカビ対策に役立ちます。

ミラー機能

外から透けにくい加工が施されているカーテンです。外からの光は取り込みつつ、プライバシー保護が期待できます。

防水機能

水を通さないように加工されたカーテンです。前出の撥水加工には通気性が保たれるという特徴がありますが、防水加工の場合は水の浸入を完全にカットします。

一方で、蒸れやすいのが難点。よく水がかかる場所で、カーテンの向こう側に水を通してほしくない場合におすすめです。

そのほか、防炎加工やUVカット機能のあるカフェカーテンもあります。それぞれの目的や設置場所に合わせて、求める機能のあるカフェカーテンを選びましょう。

カフェカーテンの役割

先にもお伝えしたように、カフェカーテンには日差しや視線を遮るほか、さまざまな役割があります。

紫外線対策や目隠しとして

カフェカーテンは、紫外線対策や目隠しとして役立ちます。強い日差しが入るお部屋では、室内にいても日焼けしてしまうこともあるでしょう。カフェカーテンを小窓に掛けるだけで、日差しが和らぎます。

また、外からの視線が気になる場合も、カフェカーテンを使用することでプライバシーを保護できます。

インテリアとして

お部屋のインテリアとして、カフェカーテンを楽しむのもよいでしょう。好みのテイストのデザインや色合いを選べば、おしゃれな小窓に。

また、カフェカーテンを季節ごとに取り換えるだけでも、部屋の雰囲気がガラッと変わります。小窓のカフェカーテンを取り換えて、気軽に部屋の印象を変えてみましょう。

間仕切りとして

間仕切りカーテンには、暖簾(のれん)や天井付けのカーテンなどの丈の長いものが多く使われます。そうした大掛かりなカーテンはしっかり間仕切りできる一方で、どうしても室内の行き来を邪魔してしまうことがあります。

その点、カフェカーテンは丈が短いこともあり、部屋をふんわりと区切りながらも行き来を妨げません。取り外しも簡単なため、用途やシーンに合わせてお部屋を分けられます。

カフェカーテンの設置場所

カフェカーテンの設置場所と言えば、小窓が定番かもしれません。しかし、カフェカーテンの使い道は幅広く、さまざまな場所で活用することができます。続いては、カフェカーテンの設置場所と活用方法を見てみましょう。

小窓

小窓の位置やカーテンレールの有無によっては、一般的なカーテンが取り付けにくい場合があります。そんなときはカフェカーテンを設置することで、外からの日差しや視線を遮ることができます。

また、インテリアとして、おしゃれなお部屋を演出できるでしょう。

小窓にカーテンを設置しておしゃれに見せる方法について、詳しくはこちらをご覧ください。

小窓のカーテン、どうしてる?カーテンで小窓をおしゃれに見せる方法 >>

キッチン等の目隠しに

キッチンや収納場所などに扉がない場合、置いたモノが丸見えになってしまい、生活感が出てしまいます。

そんなときは、カフェカーテンを目隠しとして設置してみましょう。お客様が急に来訪されたときも、安心です。

間仕切りをしたいスペースに

部屋や廊下を区切って使いたいけど、大掛かりな内装工事は避けたい……そんなときは、気軽に設置できる間仕切りとしてカフェカーテンを利用してみましょう。

また、デッドスペースにカフェカーテンを設置すれば、収納場所としても活用できます。ただし、カフェカーテンは一般的なカーテンと比べて丈が短いため、完全に仕切ることはできません。

しっかり間仕切りしつつ、通りやすい場所にしたい場合には、ロールカーテンを併用するのも一案です。

カフェカーテンの選び方

カフェカーテンは、機能や素材もさまざま。用途や目的に合わせて、好みのものを選んでみましょう。

紫外線対策や外からの視線対策として取り付けるなら

強い日差しが入る小窓には、遮光機能のあるカフェカーテンがおすすめです。

UVカット加工されたものであれば、日焼け予防にも役立ちます。外からの視線が気になるのであれば、ミラー加工されているものがよいでしょう。日中、夜間を問わず部屋の中が見えにくくなります。

インテリアに合わせておしゃれなデザインを選びたいですね。

キッチンや洗面台などの目隠しとして取り付けるなら

キッチンや洗面台などの目隠しとしてカフェカーテンを使うなら、撥水加工や防水加工がされているかだけでなく、自宅で洗濯ができるかどうかも確認しておくとよいでしょう。

特にキッチンはカーテンに油汚れや水汚れが付きやすく、汚れたままだと清潔感を損ねてしまいます。こまめに洗濯しながら、きれいな状態を保ちたいですね。

目隠しカーテンについては、以下もご覧ください。

目隠しカーテンでお部屋をイメージアップ!種類と選び方について紹介 >>

間仕切りとして取り付けるなら

目隠しも兼ねた間仕切りなら、透け感の程度は使用場所に合わせて選ぶのがよいでしょう。プライベート空間を作りたいのであれば、透け感が限りなく少ないカフェカーテンを使用したいところです。

しかし、透け感がないカフェカーテンは圧迫感を感じる可能性があるので注意しましょう。

目隠しとしての機能をそれほど必要としない場合は、レースやリネンなど透け感のあるカフェカーテンを選ぶのがおすすめ。インテリアとしてもおしゃれです。

間仕切りカーテンをおしゃれに取り付けたい方は、こちらもご覧ください。

間仕切りカーテンをおしゃれに。選ぶポイントや取り付け方

カフェカーテンの取り付け方

カフェカーテンの取り付けに失敗しないためには、カーテンのサイズを正しく測ることが大切です。

1.カフェカーテンのサイズを決める

まずは、取り付けたいカフェカーテンのサイズを確認しましょう。カフェカーテンのサイズは多種多様であり、やや短めの一般的なカーテンをカフェカーテン風に吊るすことも可能です。

最初にチェックしたいのが、カフェカーテンの横幅です。というのも、横幅に余裕があればヒダができるためゆったりしたドレープを楽しめるし、横幅を窓枠と同じにするとすっきり見えるなど、印象が変わるからです。例えば、窓のサイズに対して1.1倍程度の横幅であれば、カーテンにヒダがほとんどできず、フラットな見た目になります。また、1.2~1.3倍程度の横幅であれば、ヒダが少ない印象にはなるものの、カーテンの柄がきれいに見えます。きれいなヒダを作りたい場合には、1.5倍程度の横幅にするとよいでしょう。

また、カフェカーテンの丈も設置場所や目的によって異なります。小窓の紫外線対策や目隠しとして使用するのであれば、窓の高さに近い丈を選びましょう。窓の高さよりも短めにすれば、程良く日差しを取り入れつつ、外からの視線を遮れます。間切りとして使用する場合には、設置できる高さや、どの程度プライベート空間を作りたいかによって丈が異なります。また、設置する位置によっても変わるため、設置したい場所の高さを考慮して、どの程度の長さが欲しいのかを考えてみましょう。

一般的なカーテンサイズの測り方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

間仕切りカーテンをおしゃれに。選ぶポイントや取り付け方

2.突っ張り棒やポールなどのレールを設置する

カフェカーテンのサイズを決めたら、突っ張り棒やポールなどカーテンレールとして使用するパーツを選び、カーテンを通したあとに設置したい場所に取り付けます。場合によっては、ひもをレール代わりに使うのもよいでしょう。吸盤タイプやネジ式など、設置場所によって使い勝手の良いものを選ぶのがポイントです。賃貸の場合には、突っ張り棒を活用するとよいでしょう。

突っ張り棒を使用する際は、落下防止のため、少し余裕のある長さのものを選ぶのがおすすめです。例えば、60cmの幅であれば、60cm以上に対応している突っ張り棒を選びましょう。また、突っ張り棒の耐荷重を事前に確認しておくことも大切です。突っ張り棒の強度に不安がある場合は、補強用の金具を使用する方法もあります。

カフェカーテンで部屋をおしゃれに

小窓をはじめ、間仕切りや目隠しなど、カフェカーテンの使い方はさまざま。インテリア性も高く、カフェカーテンを取り付けるだけで、部屋の印象が変わります。

部屋のテイストや雰囲気に合ったカフェカーテンを選べば、調和の取れた空間に。
カフェカーテンを上手に活用して理想の部屋を演出しましょう。

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