ウールラグの収納・保管方法と収納前のお手入れ

2021.10.11 2022.06.13

ラグの収納・保管方法

オールシーズン使えるウールラグ。通常は敷いたままにしておくことが多いですが、季節ごとに敷き替える方や引越しまで保管しておきたいなど、使わないラグを収納しておきたいこともありますよね。リビングサイズの大きなラグを収納するのは結構大変なもの。今回はウールラグの収納・保管方法と長く使うための収納前のお手入れについてご紹介します。

ボー・デコールオンラインとは?

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

ウールラグを長期間収納・保管するときは

「ラグを収納・保管するときはどんな風にしまえばいいですか?」
「気を付けることはありますか?」
長年オリジナルのウールラグを開発・販売してきた私たちとしては、できればしまわずにオールシーズン使っていただきたいところ。ですが、色々な事情でそうもいかないですよね。夏の間はい草ラグやござを楽しむという方や、お引越しまで敷くスペースがないなど、保管しておきたい理由は様々です。

ラグ収納・保管の3つのポイント

ラグの収納・保管時に大切なことは湿気をためないこと。そして清潔な状態で保管することです。とくに大切に長く使いたいウールラグは、防虫対策も必要。しまいっぱなしにせず時々広げて確認したり、広げて風をとおしたりすることも大切です。

  • 清潔な状態で保管する
  • 時々広げて確認、風をとおす
  • 防虫対策と湿気対策

収納前のお手入れ

まずは収納・保管をする前のお手入れです。清潔な状態で保管するために、汚れやゴミは掃除機掛けでしっかり綺麗にしておきましょう。清潔にしておくことは雑菌の繁殖を防ぎ、保管している間の防虫対策にもなります。

掃除機掛け

雑菌や虫が繁殖する条件は、ごみや食べかすなどの「有機物」と「湿気」です。表面についたゴミやほこりをしっかり掃除して、エサになる可能性がある有機物をしっかり取ることが大切です。裏面も忘れず掃除機掛けをしてゴミやほこりを残さないようにしましょう。

オリジナルラグ 新緑の森(グリーン) ER6177G 掃除機掛けの様子

水拭き

ラグには日々の暮らしの中で色々な汚れがついているもの。知らないうちに家族が飲み物をこぼしたこともあるかもしれません。より清潔な状態で保管するために、固く絞ったタオルで軽く水拭きすると表面の汚れをさっぱりできます。水の温度は30度くらいのぬるま湯がおすすめです。

水拭き

湿気をとる

天日干しまたは日陰干し

日光にあてて、内部の湿気をしっかりとっておくと安心。できれば1、2日間晴天が続いた日の、午前10時から14時の間に2~3時間程度天日干しすると効果的です。

※長時間の天日干しは色褪せの原因になりますので避けてください。

ベランダがなく天日干しできない場合や、ラグが大きすぎて干すことができないという場合は、お天気の良い日に室内で半分ずつめくって裏面に扇風機などで風を当ててください。お休み前やお出かけ前がおすすめです。

数年単位の長期保管ならクリーニングを

何年も保管するような場合は、保管前にクリーニングに出すことをおすすめします。

ウールじゅうたん専門クリーニングケアショップ
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素材にやさしいクリーニングのラグケア

収納・保管方法

ロール状で寝かして保管

基本はロール状で寝かして保管します。ボー・デコールの自然素材ラグは裏面を接着剤やラテックス(ゴム)で固めていません(※)。折り畳むことができますが、長期保管する場合はシワを防ぐためにロール状で保管するのがおすすめです。毛足のあるタイプは毛足のある表面を内側にして丸めます。リバーシブルタイプのラグはどちらが内側でも大丈夫です。

※型崩れ防止のために天然由来の糊をごく少量使用しています。

立てて保管した方が場所をとらず良さそうですが、下の方に負荷がかかり取れにくいタイプのシワになることがあります。できるだけ寝かして保管してください。一人暮らしのお部屋では収納場所に困ることも多いかもしれませんね。そんなときはベッド下のデッドスペースを活用するのも良いでしょう。

床から離す

収納はなるべく風通しがよく、直射日光があたらない場所へ。押し入れやクローゼットの床に直接置くと湿気が溜まりやすいため、棚の上に置くかスノコなどでなるべくラグと床の間の通気性を確保してください。ベッド下スペースに収納する場合は、キャスター付きのスノコがおすすめ。ベッド下スペースのお掃除もしやすくなります。

ウールラグの防虫対策

通気性の良い自然素材ラグはお掃除をしながら使っていれば、湿気がこもりにくく虫食いやカビの心配は少ないもの。ですが、長期間保管する場合は防虫対策も気を付けたいところ。ロール状にする時は、内側に防虫剤や乾燥材を添えて巻いていただくと効果的です。100円ショップで販売している乾燥材を絨毯に巻き込んで入れると湿気が籠り難いためおすすめです。

一部のラグには写真のような乾燥材(シリカゲル)が入っています。捨てずにとっておいていただくと、再利用が可能です。

乾燥剤(シリカゲル)
乾燥材(シリカゲル)

防虫剤について

ボー・デコールのラグはできるだけ接着剤や化学薬品を使わずに自然素材をベースに織り上げています。ナフタリンやエアゾールなどの化学薬品は、お肌の弱い方や小さいお子さまのいるご家庭では使いたくないという場合もあるでしょう。それなら「天然樟脳」はいかがでしょうか。 楠(クスノキ)から作られる樟脳(しょうのう)は全ての衣類や毛織物で使用できる防虫剤です。香りが苦手でなければとてもおすすめ。スタッフも長年愛用しています。

※「樟脳」は防虫(虫を寄せつけない)効果はありますが殺虫はできません。

ラグの収納用品

「袋に入れた方がいいですか?」というご質問には「ぜひ袋に入れてください」とお答えしています。防虫剤や乾燥剤、除湿シートなどを使うときは、密閉したほうが効果が高まります。とはいえ、お届けしたときの細長い袋をとっておいていることはなかなかありませんよね。そんな時は市販の不織布タイプの「カーペット袋」がおすすめです。ロール状にした細長いラグも収納することができます。

圧縮袋はおすすめしません

ラグはかさばるので、折りたたんで圧縮袋に入れたくなるところですがおすすめできません。特に毛足のあるラグは長期保管でついたシワや毛足のクセが簡単には取れません。圧縮によって肌ざわりが悪くなる可能性もあるので、圧縮袋は使わない方が良いでしょう。

まとめ

  • 収納・保管前はラグの両面に掃除機掛け
  • しまう前にしっかり風をとおして乾燥させる
  • ロール状にして収納、床から離して寝かして保管
  • 収納場所の湿気に注意して、時々陰干し(広げて確認)
  • ウールラグの長期保管には防虫剤と乾燥剤(除湿シート)を入れる
  • お肌の弱い方には天然樟脳の防虫剤がおすすめ

しばらく使わないラグをしまうときは、ゴミや汚れを取り除いてから収納することで綺麗な状態を保ちやすくなります。ラグの収納・保管時にはぜひ実践してみてください。

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ボー・デコールオンラインとは

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


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