カーテン幅を測るポイントとは?サイズの測り方やよくある失敗例

2022.06.13 2023.10.13

カーテン幅を測るポイントとは?サイズの測り方やよくある失敗例

カーテンにはさまざまなサイズがあるため、適当に選んでしまうと、カーテン幅が足りなかった……なんて失敗をするかもしれません。

正しいカーテンのサイズを知るためには、カーテン幅や丈を事前に測っておくことが大切です。

今回は、カーテン幅や丈の測り方、失敗例をお伝えするとともに、窓の種類に合わせたカーテンのサイズの決め方について紹介します。

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カーテン幅の一般的な測り方

カーテン幅を確認するために、まずは取り付ける予定のカーテンレールの長さをチェックしましょう。

カーテンレールには機能性レールと装飾レールの2種類があり、カーテン幅を決めるための測り方がそれぞれ異なります。

機能性レールの場合、カーテンレールの両端にある固定ランナー(カーテンフックを引っかけるパーツのなかで、固定されている一番端のもの)の端から端までの幅を、装飾レールの場合はレールの端にある装飾部分の付け根から付け根までの幅を測ります。カーテンレールの長さに5~10%ほどプラスした長さがカーテン幅になります。

カーテンレールの幅を測る

一般的なカーテンの採寸方法については、カーテンサイズの選び方と測り方「既成カーテンの注文方法」をご覧ください。

カーテン幅と一緒に、カーテンの丈も見極めて

カーテン選びの際には、幅だけでなく丈もチェックしておきましょう。カーテンの種類によって、必要なカーテンのサイズが変わります。ここではドレープカーテンとレースカーテンの測り方を見てみましょう。

ドレープカーテンとレースカーテンは、カーテン幅の測り方は同じですが丈の測り方が異なります。ベランダや庭などからの人の出入りを目的とした窓に吊るす場合、ドレープカーテンは引きずらない程度の床ギリギリの丈にするのが一般的で、カーテンレールから床までの距離より1~2cm短い長さにします。レースカーテンはドレープカーテンから裾が見えないように、それより少し短いサイズを選びましょう。ドレープカーテンよりもさらに1~2cm短いものがおすすめです。

カーテンの種類については、【素材・タイプ・機能別】カーテンの種類と特徴とは?お部屋別の選び方も紹介をご覧ください。

【カーテンサイズの選び方】
既成カーテンorオーダーカーテン

カーテンのサイズが決まったら、いよいよカーテン選びです。カーテンには、決まったサイズで販売されている既成カーテンと、希望する幅や丈に合わせてオーダーメイドで作るオーダーカーテンがあります。それぞれの選び方を紹介します。

既成カーテンの選び方

既製カーテンの幅は100cm、150cm、200cmが一般的です。既成カーテンのサイズで迷ったら、必要なカーテン幅よりもやや大きめのものを選ぶのがおすすめです。短い幅のカーテンを選んでしまうと、カーテンを閉めたときに隙間ができてしまう可能性があります。

逆に、幅が広すぎるサイズを選んでしまうと、まとめたときにドレープ部分が気になるかもしれません。既製カーテンにちょうどよいサイズがない場合には、オーダーカーテンを選びましょう。

ボー・デコールの
100cm幅 既製リネンカーテン

オーダーカーテンの選び方

オーダーカーテンは、既製カーテンと比較して価格が高くなりやすく、仕上がりまでに時間がかかります。しかし、窓のサイズや好みに合ったカーテンを選べるのが魅力。豊富な生地の色や柄から選べ、縫製方法にもこだわって、オリジナルのカーテンを作れます。

既成カーテンのサイズが合わない場合だけでなく、インテリアにこだわりたいときにもおすすめです。

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【窓の種類別】
カーテンの幅と丈の測り方

窓には、掃き出し窓、出窓、腰高窓があります。カーテン幅は、窓の種類にかかわらずカーテンレールを基準に決めますが、カーテン丈の測り方は窓の種類によって異なります。

掃き出し窓に取り付けるカーテンの測り方

掃き出し窓とは窓の下部が床まである、庭やベランダに面した窓のこと。掃き出し窓のカーテン丈は、カーテンレールのランナーの穴から床までの長さから1~2cm短くするのが定番とされています。

掃出し窓採寸方法

ですが、さらに5~20cmほど長くして、床に引きずるほど長いカーテンを取り付けるブレイクスタイルもおすすめです。ドレスのように長い裾のカーテンはヨーロッパで見かけるスタイル。リネンカーテンのような柔らかい素材のカーテンをブレイクスタイルで吊るすことで、上品でエレガントな印象を与えます。

リネンカーテンのブレイクスタイル
リネンカーテンの柔らかい素材はブレイクスタイルにぴったり

掃き出し窓のサイズは、幅が170~180cm、高さが180~200cmが標準とされており、既成カーテンも窓の標準サイズをベースに生産されている場合がほとんどです。カーテンレールが天井付けされていたり、200cmを超える高さの窓だったりする場合、既製カーテンの丈では短いこともあるため、事前に確認しておきましょう。

腰高窓の測り方

腰高窓とは、大人の腰の位置あたりに窓の下部がある窓のことです。カーテン丈は、カーテンレールのランナーの穴から窓の下枠までの長さに10~15cmプラスした長さが目安となります。腰高窓のサイズは、幅は170~180cmですが、高さが40~160cmとさまざまなので、腰高窓に吊るすカーテンを購入する場合は、幅と丈の長さをきちんと測ることが大切です。

腰高窓のカーテン丈の測り方

丈を長めにする場合には、近くに棚やサイドボードなどのカーテンを巻き込んでしまう可能性があるものがないか、周りの環境を確認しておきましょう。

出窓の測り方

出窓に設置するカーテンレールは、窓に沿って天井付けされている場合と、出窓の外側に正面付けされている場合があり、どちらもカーテン幅はカーテンレールで測ります。カーテン丈については測り方が異なりますので、それぞれ見ていきましょう。

窓に沿ってカーテンレールが天井付けされている場合、カーテン丈はランナーの穴から出窓の床まで測り、1~2cmマイナスした長さにします。出窓の外側にカーテンレールが正面付けされている場合は、腰高窓と同様に、ランナーから窓枠の下まで測り、10~15cmを足した長さにします。

出窓のカーテン丈の測り方

出窓に設置するカーテンの測り方については、出窓をおしゃれに!カーテンのサイズの測り方とスタイリング術 もご覧ください。

カーテン幅の測定でよくある失敗例と
測るときのポイント

カーテンのサイズを決めるときは、カーテンレールを基準にすれば基本的に失敗はないでしょう。ですが、カーテンレールの長さを適当に測ってしまったり、うっかり間違えてしまったりすることで、サイズの合わないカーテンを選んでしまうことがあるかもしれません。

カーテン幅の測定でよくある失敗例と測定時のポイントを見ていきましょう。

カーテンレールの幅を測らなかった

よくある失敗例として、カーテンレールではなく、窓のサイズや現在使用しているカーテンを基準に、カーテン幅を決めるケースが挙げられます。一般的にカーテンレールの幅は窓枠よりも広いため、窓枠で測定すると、カーテン幅が短くなってしまいます。

また、使用中のカーテンは洗濯や経年劣化などで、ややサイズが変わっていることもあり得ます。面倒であっても、カーテンレールでサイズを測定してからカーテンを選ぶようにしましょう。

ゆとり部分の足し忘れ

カーテンレールぴったりのサイズにしてしまうと、カーテンを閉めたときに隙間ができてしまいます。ゆとり部分をプラスしないと、外からの光が漏れてしまったり、外から屋内が見えてしまったりする可能性があります。

カーテン幅が足りないケースは対処が難しく、基本的には買い直すか、我慢してそのまま使うことになるでしょう。

装飾レールを飾り部分まで測定

装飾レールの飾り部分を含めて測定してしまうと、カーテン幅が広すぎてカーテンが余ってしまうことがあります。この場合、まとめたときにドレープ部分のもたつきが目立つかもしれません。カーテン幅が多少広い程度であれば、カーテンとして機能はするので、基本的にはそのまま使用できます。実際にカーテンを吊るして、余り部分が気になるときには再購入を検討しましょう。

天然素材の洗濯による縮みを考えなかった

サイズぴったりのカーテンを買ったはずなのに、洗濯したら縮んでしまった……という失敗例もあります。天然素材のカーテンは洗濯で縮んでしまうことがあり、当初よりも丈や幅が短く感じてしまうかもしれません。

コットンやリネンなどの天然素材は、洗濯によって5~8%程度縮むとされています。湿度によってもカーテンのサイズが変わりやすいため、天然素材のカーテンを選ぶ場合は、洗濯による縮みも考えてカーテンを選ぶ必要があるでしょう。

洗濯による縮み
リネンカーテン
洗濯後は十数センチ縮むことも

リネンカーテンの洗濯方法については、リネンカーテンの洗濯方法ときれいに仕上げるポイントもご覧ください。

窓に最適なカーテンのサイズを選ぼう

カーテン幅とカーテン丈をきっちりと測ることで、窓に最適なカーテンのサイズを選ぶことができます。

カーテン幅は、カーテンレールを基準に決めるようにしましょう。

カーテン丈は、一般的に床に付かない程度の長さとされていますが、ブレイクスタイルもお部屋をおしゃれに演出できるため注目されています。新しいカーテンを購入するのであれば、お部屋の雰囲気も考えてカーテンの幅や丈を決めましょう。

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1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


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