失敗しない寝室のカーテン選びとは?おすすめの色や機能を紹介
睡眠は、一日の疲れを癒やし、翌日のエネルギーを生み出すための大事な時間。睡眠前に照明を消したら、ふかふかの布団に包まれて快適な眠りに入り、太陽が昇る朝には気持ちの良い目覚めを迎えたいものです。
もし、なんだか寝室で落ち着いて眠れない、まだ眠いのに目が覚めてしまうといったお悩みを抱えているなら、一度寝室の環境を見直してみるのはいかがでしょうか。なかでも注目したいのが、カーテンの選び方です。快適に感じる睡眠環境は人それぞれに異なります。
今回は、あらゆる角度から寝室に適したカーテン選びを考えてみましょう。
ボー・デコールオンラインとは?1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |
寝室に欠かせないカーテンの役割
カーテンにはさまざまな役割がありますが、主に寝室のカーテンとして吊るす場合、重視される役割として次のようなことが挙げられます。
● まぶしさの調整
直射日光のまぶしさを軽減する役割
● 明るさの調整
室内の明るさを調節する役割
● 外部からの遮像
外から部屋の中が見えてしまうのを防ぎ、プライバシーを守る役割
● 温度の調節
空気の層を作ることで、室内と屋外の温度差を和らげる役割
寝室というプライベートな空間は、ほかの空間に比べてカーテンの必要性が高い場所です。とはいえ、実は必ずしも取り付けなければいけないわけではありません。
例えば、マンションの高層階に位置していて、外部からの視線が気にならない場合には、朝日を取り入れるためにあえてカーテンをつけないという選択もあるでしょう。また、窓の向きによっては、まぶしさや明るさが気にならない、外から見えにくいといった理由で、カーテンの必要性を感じないかもしれません。
寝室の窓にどんな役割を期待してカーテンを吊るすのか、あらかじめ考えておくとカーテン選びがスムーズになります。
寝室のカーテンに遮光性は必要?
寝室にカーテンを吊るす大きな目的として、多くの人がイメージするものが「遮光」ではないでしょうか。そのため、遮光の機能がある「遮光カーテン」を検討する人も多いかもしれません。
遮光性には等級が付けられており、一般社団法人日本インテリア協会(NIF)によって細かく規定されています。まずは、遮光の等級によって、NIFの規定から、「遮光率」と「照度に関する状態表現」を参考に、どの程度の違いがあるのかを知ることから始めましょう。
● 遮光1級
遮光率99.99%以上、人の顔の表情が識別できないレベル
● 遮光2級
遮光率99.80%以上99.99%未満、人の顔あるいは表情がわかるレベル
● 遮光3級
遮光率99.40%以上99.80%未満、人の表情はわかるが、事務作業には暗いレベル
● 遮光性なし
一般的なカーテン
※写真はリネンカーテン
NIFの規定によると「遮光カーテン」とは遮光率99.40%以上を指し、遮光3級レベル以上の機能を持ったカーテンである必要があります。どの程度の遮光性が必要なのかは、その人の生活習慣や好みによって違うものです。ライフスタイルを思い描きながら、寝室のカーテンに必要な遮光率のカーテンを選ぶとよいでしょう。
遮光性が必要な場合
光に邪魔されることなく、起床時間までしっかりと熟睡したい場合にも、遮光カーテンが役立ちます。特に検討したいのが、寝室に東向きと南向きの窓がある場合です。
東向きの窓は、朝の早いうちから太陽の光が差し込みます。夏になると太陽の位置が高くなることから、直射日光が入り込む場合があります。そうしたまぶしさを防ぎたい場合には、遮光カーテンが役立ちます。選ぶ際には遮光等級は2級を目安に考えるとよいでしょう。一方、南向きの窓は日中を通して光が入り込みます。大きな窓の場合は、窓ガラスから熱が入り込み、室温を上げてしまうことも。気になる場合には、遮光性に加えて遮熱性のある「遮熱カーテン」を選ぶのもよいでしょう。
また、カーテンの設置方法によっても、寝室の明るさは変化します。特に、高い遮光率を求める場合、カーテンレールの上部からの光漏れが気になるかもしれません。その際には、カーテンレールをボックスタイプに変更するなどの工夫が必要となるでしょう。
遮光性が必要ない場合
光を遮ることよりも、時間の移り変わりを光の明暗で感じながら寝起きしたいと考える方もいらっしゃることでしょう。特に、成長段階の子どもの寝室には、自然のリズムを体で感じられるよう、カーテンをあえて遮光にしないことを選ぶケースもあります。その場合には、外からの視線が気にならない程度に厚みのあるカーテンがあれば問題ないでしょう。
そうしたときに、おすすめなのが自然素材のカーテンです。なかでもリネン生地は、太陽の光を和らげながらもお部屋を徐々に明るくしてくれます。きらきらと光が漏れる朝の様子はとくに美しく、「リネンのカーテンに変えてから、心地よく目覚めるようになった」というお客さまからの声も多くいただいております。
ボー・デコールのリネンカーテン
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【色別】寝室のカーテンに
おすすめのカラー
寝室のカーテンの色選びは重要なポイントです。カーテンの面積は大きく視界に入りやすいため、カーテンの色の持つ効果が寝室全体の雰囲気を左右します。どんな雰囲気の部屋にしたいのかによって、カーテンの色を工夫するとよいでしょう。ここでは、いくつか例を挙げてご紹介します。
空間を広く見せたい、清潔感がほしい
リネンのオーダーカーテン リフリン LL2002
※グループサイトへ移動します
ホワイト、アイボリー、ベージュといったナチュラル感の強いカラーは、部屋を明るくすっきりと広く見せてくれます。刺しゅうや凸凹感があるなど、カーテン生地の素材自体に表情があると、単色でも単調になりすぎず、おしゃれな雰囲気がアップしますよ。
穏やかさ、落ち着きがほしい
ゆっくりとくつろげる落ち着いた部屋がお好みなら、グレー系やブラウン系、ネイビー系などの配色がおすすめ。グレー系のカラーはどんな色ともなじみが良いため、扱いやすい色です。ブラウン系のカーテンは、ウッディな家具やフローリングのある、暖色をベースカラーとした寝室となじみ、落ち着いた雰囲気を演出できます。ネイビー系は、適度な落ち着き感と清涼感を感じさせる色で、寝室が書斎を兼ねる場合に好まれます。
スタイリッシュなおしゃれさがほしい
寝室は、無難にまとめると地味な印象になりがちです。思い切ってデザイン性のあるカーテンを選んで、少し個性を加えてみるのもよいでしょう。とはいえ、あまり大柄のものを選ぶと寝室としては落ち着かない印象になってしまうことも。カーテンの素材自体に個性や表情(凸凹がある、光の反射や陰影があるなど)が感じられるカーテンを選んでみてはいかがでしょうか。
【機能別】
寝室のカーテンを選ぶポイント
寝室のカーテンにおいて、遮光性以外に必要な機能について考えます。代表的な機能性カーテンと、そのカーテンに期待できる効果について、まとめました。
断熱カーテン
室内の熱が外部に逃げるのを軽減する効果が認められるカーテン。主に、厳寒の地域にお住まいの方が、冬の時期に寝室の暖房効率アップを目的として選ぶことが多いようです。
遮熱カーテン
外部から入り込む熱を遮断する機能のあるカーテン。太陽光の熱による室温上昇を低減し、冷房効率を高められるため、節電対策として選ばれています。
防音カーテン
室内の音が外部に漏れ出すのを軽減する効果が認められるカーテン。内部からの音漏れを防ぐ効果を期待するもので、外部からの音を軽減する効果はあまり認められません。赤ちゃんの泣き声やペットの鳴き声などの音漏れを防ぎたい、寝室で音楽に浸りながら眠りたいなど、暮らし方に合わせて選ばれています。
防炎カーテン
「消防法施行規則」に基づく防炎性試験に合格した、燃えにくい加工が施されたカーテン。キッチンのように火を扱う場所に近い位置に寝室を設ける場合には考慮するとよいでしょう。
防炎加工ができるリネンカーテン
▶ 天然素材リネンのオーダーカーテン リフリン
※グループサイトへ移動します
カーテンの機能について、詳しくは下記をご覧ください。
カーテンの遮熱効果のメリット~有効活用のための基礎知識~ >>
カーテンの断熱効果を有効活用。知っておきたい種類と選び方 >>
理想のカーテンのある寝室で、
快適な睡眠を楽しもう
寝室のカーテンは、その部屋を使用する人の生活や考え方によって、何が必要なのかが変わります。カーテン選びに失敗しないためにも、色、機能、スタイル、あらゆる面で納得のいくカーテンを探してみましょう。きっと寝室の居住性がぐんとアップして、快適な睡眠につながりますよ。
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ボー・デコールオンラインとは1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |