ウールラグ 取り扱いガイド

ボー・デコールのウールラグは、天然素材ウールを使い、一つひとつ手仕事でつくられています。化学繊維や機械織りのラグにはない、自然素材や手仕事ならではの特徴があります。誰もが安心して永く使えるようにこだわったからこその特徴として、ご理解いただけると嬉しいです。

サイズの違い

ライオンラグ サイズの違い

手仕事で仕上げているため一枚一枚寸法が異なります。通常のラグは±5%程度ですが、複雑なデザインであるため、±5~10%程度の違いがあります。

色合いの違い

ライオンラグ 色の違い

羊毛の色や太さなどの違いと、手仕事による染色方法により、手仕事ならではの素朴さや色むらが生まれます。私たちはその色合いの違いも、その一枚の「個性」や「表情」として大切にしています。

遊び毛(細かい繊維)

ウールラグ 遊び毛

使い始めてしばらくは『遊び毛』という細かい繊維や、繊維が粉状になったものが出ます(写真は掃除機掛けの際に出たもの)。糸にした時の短い毛や毛足をカットした際に残った毛が徐々に出てくるのです。3カ月~半年は特に目立ちますが、 日常的に掃除機をかけながら使用していると少しずつ落ち着いていきます。

摩擦による色移り

アニマルラグ 色移り

染めの工程でも、化学的な色止め剤の使用を可能な限り抑え、難しい温度管理で色移りを防いでいます。強い摩擦が加わった際に床や衣服に色が移る場合があります。 特にラグやラグに触れる衣服などが濡れた状態の時に、色落ちしやすくなりますのでご注意ください。

かがりのほつれ

アニマルラグ かがりのほつれ

ふちのかがりも手仕事で仕上げているため、お使いの中で糸が飛び出すことがあります。かがりは装飾的なもので、糸が飛び出しても本体に影響がないことが多く、ご使用に問題はありません。糸が出てきた場合は、爪楊枝などで隣の糸に押し込んでいただくのがおすすめです。

糸の飛び出し

アニマルラグ 糸の飛び出し

折れ曲がっていたり、ねじれていた糸が、お使いいただくうちに表に出ることがあります。そっと引っ張って抜けないようであれば、他の糸と同じ長さにカットしてください。強く引っ張ると抜けてしまう場合もあるのでご注意ください。

草やビニール

てざわりアーバン ER624 草やビニール

制作工程の多くが戸外に開けた環境であるため、乾燥した草や糸をまとめるビニールなどがラグに混ざることがあります。そのほとんどは簡単に取れますが、糸に絡まって取りにくい場合はゆっくりと糸から引き離すように取り除いてください。

横からのひっぱり

アニマルラグ 横からのひっぱりNG

ラグは上からの荷重には強いですが、横からの力にはそれほど強くありません。家具等の重い物を載せたままラグを移動させるなど、水平方向に強い力が加わると、コットンの地糸が切れる場合があります。ラグに、たるみや歪みが出る原因になりますのでご注意ください。

ツイストウール(ねじれている糸)

ツイストウール

糸を撚る時に強くねじり過ぎたことで糸が縮み、穴が開いているように見える場合があります。気になる場合は、ねじれている方向と逆に回しほぐし、飛び出た毛は周りとそろえるようにかカットすると目立ちにくくなります。

動物性繊維アレルギー

羊 イメージ

人により羊毛製品を使用することでアレルギー症状が出る場合があります。動物性繊維アレルギー(羊毛アレルギー)をお持ちの方、その疑いがある方はご使用をお控えください。

お手入れ方法

ウールには天然のコーティングがあるため、汚れに強く、汚れても比較的落ちやすいという特長があります。普段のお手入れは掃除機掛けだけ。飲み物をこぼした時にも自分でお手入れできます。

普段のお手入れ

掃除機がけ

2、3日に1回を目安に掃除機をかけてください。使い始めは「遊び毛」という細かい繊維が出やすいです。糸にする時の短い毛や毛足をカットした際に残った毛が徐々に出てくるのです。日常的に掃除機を掛けながら使用していると半年程で少しずつ落ち着いていきます。

毛足がある場合は、毛流れに沿ってかけてください。ヘッドのブラシが高速回転する掃除機などはラグを傷つける恐れがあります。ブラシの回転を止めてご使用ください。ブラシの回転が止められない場合は、お布団用のヘッドなどの回転ブラシのないタイプに付け替えていただくのが安心です。取り替え用のヘッドもない場合は、吸引のパワーを「弱」か「中」のモードでお使いください。ゴシゴシ押し付けずに、表面をさっとかけるくらいがおすすめです。

数ヵ月に一度程度、裏面も掃除機をかけてください。半分ずつめくると女性一人でも簡単にかけることができます。汚れが気になる場合は、堅く絞ったタオルで毛の流れにそって水拭きをしてあげるとさっぱりします。

風通し

ウールラグは乾燥した状態を好みます。月に一度程度、半分ずつめくり風通しをしてください。その際、床の乾拭きも併せてしていただくと、湿気がこもりにくく快適にお使いいただけます。

陰干し

カラッと晴れた湿度の低い日に陰干しをするのもおすすめです。直射日光が当たる場合は短時間で済ませるようにしましょう。紫外線は色褪せの原因になります。

※ウールラグは湿気の多い日や濡れている時に特有のニオイがありますが、乾くと気にならなくなります。こまめな換気や除湿をおすすめします。

お掃除ロボットのご使用について

お掃除ロボットをご使用いただけます。ただし、ご使用になる上でご注意いただきたい点があります。詳しくは下記をご参照ください。

ウールラグ(ウール絨毯)にお掃除ロボットを使う場合のポイントと注意点 別窓で開く

飲み物をこぼしたときのお手入れ

すぐにお手入れすることが大切です

【ナチュラグ】アーバン お手入れ
  • ティッシュペーパーや乾いたタオルなどを押し当て、水分をしっかり吸いとります
  • 水で固く絞ったタオルでぽんぽんと叩いて落とします
    ※ゴシゴシこすると汚れを広げ、繊維を痛める可能性があります
  • 最後にしっかり乾拭きしてください
  • 水で落ちない場合は、ウールマークのついた衣類用中性洗剤をお使いください(洗面器1杯のぬるま湯に洗剤約10ml が目安)
    ※台所用洗剤、酵素入り洗剤は絨毯を傷める恐れがあるためご使用いただけません
  • 洗剤が残らないようしっかり水拭きをし、最後に乾拭きをしてください

※ウールラグは湿気の多い日や濡れている時に特有のニオイがありますが、乾くと気にならなくなります。 気になる場合は、換気や除湿をいただくのがおすすめです。

クリーニングについて

クリーニングは「ウール絨毯」の洗浄実績があるお店にご相談いただくと安心です。

当社関連会社のキヨラカ株式会社では、ウールじゅうたん専門のクリーニングを行っております。

▼詳細はこちら
  ウールじゅうたん専門ケアショップ  Rugcare-ラグケア-別窓で開く

床暖・ホットカーペット対応

裏面の加工がないため、ホットカーペットや現在主流となっている温水式床暖房には問題なくご使用いただけます。

電気式床暖房について
旧式の床暖房には、電熱器が床面に非常に近く、床自体が通常より高温になるタイプがあります。この種類の床暖房では、家具やクッション、座布団、子供の布団などを使用すると熱がたまりすぎるため、家具やクッションなどの使用ができない機種もあります。このような機種の床暖の場合、メーカーに確認することをお勧めします。

ご不明点などありましたらお気軽にお問い合わせください

TEL 0250-21-2525

※お電話受付時間 10:30-18:30(水曜定休)

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