写真雑記 vol.1~2022.6月林業研修
私たちボー・デコールは2016年から年に数回、林業研修として杉の森を育てるお手伝いをさせていただいています。実際に森林の手入れを体験することで、どのような過程を辿って家具が私たちの手元に届くのか、また木の生産者の方々の想いを少しでも多くのお客様にお伝えできればと思い、約1ha(ヘクタール)の土地をお借りし、「ボー・デコールの森」として杉の木を育てています。
林業研修の詳しいレポートは別にまとめてありますが、ここでは林業研修の中で目にした何気ない光景を、写真を中心にお伝えしたいと思います。
私たちの林業研修は、1本の木を育てるのにどれだけの手間暇と人の想いが込められているのかを実感できる大切な日であると同時に、森林の中で深呼吸をして、忙しい日常生活で硬くなってしまった心を柔らかくほぐす日でもあると思っています。「ボー・デコールの森」の風景と林業研修の1コマを、ぜひご覧ください。
6月、晴れ
AM~間伐作業~
森の中
PM~クマ剥ぎ防止~
プロの仕事
最後に
初夏の緑に柔らかな光があたって、目を奪われます。葉っぱを踏む音、濡れた土の匂い、鳥や虫のささやかな鳴き声、普段気を留めたりしない何気ないことが、実はとても愛おしいものなんだと気づかせてくれます。
社会状況や環境が目まぐるしく変化し、その対応に知らず知らず、身も心もすり減らしているなあと、最近ふと思うことがあります。
目の前にあるけれど、見過ごしがちな愛おしいものたちにも心をきちんと向けて、自分の軸を見失わないように、周りへの感謝を忘れないように、素直に笑えるように、毎日を過ごしていきたいなあと思った初夏の林業研修でした。
text: watabe
ボー・デコールの林業研修レポートもぜひご覧ください。