リビングをモダンテイストに演出するテレビボードウォールナットの魅力!
リビングインテリアの主役はラグやソファ。同時に一番の引き立て役でもあります。そしてテレビボードは影の引き立て役です。
なぜならソファもラグもテレビに向かって配置するので自然とテレビに目線を向ける構成となります。電化製品のテレビは機能的であると同時に無機質な見た目でインテリアとしてはいまいち物足りないのではないでしょうか・・・。
常に目に入るからこそ、テレビ廻りで気にかけたいのがテレビボードです。
リビングのインテリアプランを立てる場合、ラグ、ソファだけでなくテレビボードの素材の質感もハズさないようにしています。
今回テレビボードの中でも特に人気の樹種ウォールナット材のテレビボードについて書かせていただきます。ありきたりなデザインなんか物足りないという方は良かったら参考にしてみて下さい。
ボー・デコールオンラインとは?1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |
ウォールナットとは
ウォールナットとは、主に北アメリカ原産のクルミ科クルミ(胡桃)の落葉樹の樹木であり、硬くて美しい木目が特徴的です。その木目の美しさからマホガニー、チークと並び世界の三大銘木のひとつとされています。一般的には、椅子や床、キャビネット、食器棚などの高級木材として使用されます。
また、ウォールナットは、強度及び粘り気があり耐久性が非常に高いため、高級家具の他にも装飾品、楽器などにも使用されます。
食用としてのクルミが生る木としても知られており、その実は濃厚で風味が豊かであるため、料理やお菓子作りにも使用されます。
ウォールナットの経年変化
ウォールナットは美しい色合いと木理があり、その美しさは経年により、より美しく表情を変えていきます。
ウォールナットの経年変化の一つは、色合いの変化です。新しいウォールナットは、濃い褐色から黒色に近い色合いを持っていますが、時間が経つと徐々に明るくなり、赤みがかった褐色に変化していきます。
また木理の変化は、冬の木目はあまり変化をしなく夏の木目部分が薄い赤褐色になって行くので時がたつほどにその木理の差が際立ちマーブル模様のような独特の表情になっていきます。
ウォールナットを使った名作家具
ウォールナットは美しい色合いと木理があり、その豊かな質感、風合いから古くから高級な家具材料として広く使われてきました。そのため、ウォールナットを使用した名作家具も数多く存在します。有名どころをいくつか紹介させていただきます。
デザイン作者 イフ・コフォード・ラーセン
エリザベス女王が購入したことから「エリザベスチェア」と呼ばれる1956年にクリステンセン&ラーセン社から発売されたIL-01チェア。前脚から肘を通して後ろ脚へと繋がる細部まで研ぎ澄まされた意匠が名作椅子として半世紀以上を経た今日まで造り継がれています。
木部はコンマ単位で削り出す技術でイフ・コフォード・ラーセンの生み出したデザインを基本に忠実に表現。この椅子にもウォールナット材が使用されています。
デザイン作者 チャールズ&レイ・イームズ
ミッドセンチュリーを代表するデザイナー イームズ。そのイームズのウォールナットを使用したイームズウォールナットスツールは彫刻のようなデザインが特長です。古代ローマの宮殿の石柱のようにも見えますね。
デザイン作者 フィン・ユール
デンマークデザインを代表する家具デザイナー フィン・ユールは、「家具の彫刻家」と呼ばれています。彫刻作品を思わせる彼の作品は、技を極めたスネーカーマスターの意思を継ぐ工房により、選び抜かれた素材のみを使用し生み出されます。フィン・ユールの作品の多くに厳選されたウォールナット材が使用されていています。
以上は代表的な作品の一部で、ウォールナット材を使用した名作家具は数多くあります。その美しさや高級感から、今後も多くのデザイナーに愛され続ける樹種ではないでしょうか。
テレビボード無垢材ウォールナットと
突板ウォールナットの違い
無垢ウォールナットと突板ウォールナットは、どちらもウォールナット材を使用していますが、その製造方法や特性に違いがあります。
無垢材ウォールナットとは、ウォールナットの木材を一枚板にしたものです。木目や色合いが美しく、耐久性にも優れていますが、天然木を使用しているため価格が高く、変形や反りなどのトラブルが発生する場合があります。無垢材を継ぎ合わせたものも無垢集成材として無垢材に含められ、集成材にすることにより反りやひび割れなど無垢一枚板の持つデメリットも軽減されます。
また無垢材の家具は傷がついても補修ができるのが最大の特徴で永く愛用できる、愛用したい家具には無垢材がお勧めです。ウォールナット無垢材で作製されたテレビボードは木目を生かしたナチュラルな雰囲気が楽しめるだけではなくウォールナットの持つ高級感を感じられモダンインテリアやアーバンナチュラルな空間を演出できます。
一方、突板ウォールナットは、ウォールナットを薄くスライスした板をベニヤなどの他の材料と重ね張り合わせ加工したものです。一枚板に比べて安価で、柔軟性があり、反りや割れなどのトラブルも少ないですが、本物の無垢ウォールナットと比べると、木目や色合いなどの繊細な風合いや質感は劣ります。薄いスライスしたシートを張っただけなのでキズなどをヤスリ掛けなどで補修することは出来ません。
テレビボードの前面に無垢集成材を使用し、側板などに突板を使用したテレビボードウォールナットのタイプもあります。
どちらのタイプも、デザインや用途に応じて選択することができますが、価格や耐久性、外観などを考慮して選ぶことが重要です。
またウォールナット色という家具もありますが、こちらのほとんどはウォールナットに近い塗料をラバーウッド材などの安価な樹種に塗布したものが多く、本来のウォールナット材ではない場合がほとんどです。
塗料の色合いの呼び名にもなっているウォールナット。それだけ人気が高いということですね。
テレビボードウォールナットを合わせるなら
ウォールナット素材のテレビボードでコーディネートするなら
モダンなリビングルーム
ウォールナットはシンプルでモダンなリビングルームにとても映えます。白やグレーの壁やソファ、ガラステーブルやスチールを用いたインテリアアイテムなどやモノトーンな色調のラグにも、ウォールナット材の高級感ある木理は調和がとれます。
北欧デザインのリビングルームに
北欧インテリアを代表する家具に多く使用されているウォールナット。カラフルなパターンのカーテンやラグ、無駄を削ぎ落したシンプルなランプシェード、オレンジやイエローのファブリックアクセントなど、小物で艶やかな色合いを取り入れる北欧のデザインスタイル。ベースになる家具などにはウォールナット材はとても相性が良い素材です。ハンス・J・ウェグナー、フィン・ユールなどによりデザインされた椅子など多くの北欧インテリアにウォールナットが使用されています。
ナチュラルな室内に
ウォールナット材のテレビボードをナチュラルなインテリアに合わせる場合は、グリーンの植物や自然素材の家具がマッチします。木製のフローリングや壁の上には、ウォールナット材の棚やラックを設置すると、一体感が出ます。
インダストリアルやブルックリンな空間にも
ウォールナット材のテレビボードをインダストリアルな室内に合わせてみてはいかがでしょうか。「スチールやアイアン」「コンクリート」「タイルやブロック」などの素材感をそのままに無機質さをベースにしたインダストリアルな空間など最近カフェなどでも良く見かけます。そんな無機質な空間に観葉植物やウォールナットなどの家具、天然素材のラグなどを取り込むことで無機質な空間にアクセントがつきます。
これらのアイデアは、ウォールナット材のテレビボードを合わせる室内デザインの一例です。最終的には、好みやライフスタイルに合わせて選んでみてください。
ボーデコールセレクト
おすすめテレビボードウォールナット材
ウォールナット総無垢材のスタイリッシュなテレビボード
無駄を削ぎ落したスタイリッシュな意匠。シンプルなデザインほど素材や造りが重要になります。
素材の質感を充分に感じ、楽しめるように天板、側板、棚板などすべてをウォールナット無垢集成材で丁寧に造られたテレビボードです。天板、側板、棚板など縁取り部はただ切り落とすだけではなく丸みを帯びた削り出しでスタイリッシュな中にも柔らかさを感じることができます。AVコードやコンセントなど配線部分もさり気なく隠せる細部にまでこだわったデザインです。
無垢集成材と突板を使い分けた奥行きが選べるテレビボードウォールナット
テレビボード全面部の板には無垢集成材を使用し天板、側板、棚板などにはウォールナット突板を使用したテレビボード。前面の無垢集成材の質感とブラックガラスがモダンで高級感のあるデザインとなっています。奥行きも壁掛けのテレビなどに適した33.5cmと通常の置き型のテレビに合せて43.5cmの2サイズで選べます。
ウォールナット無垢材のスリットがおしゃれなテレビボード
全面に美しい曲線のスリットがデザインされたテレビボード。ウォルナット材を使用したこのスリットはアーバンナチュラルな洗練されたデザインに上質な木材の質感を感じることができます。中央のスリット部分の隙間にはガラスが張られているので扉を閉めたままリモコンも使用できるよう工夫されています。同じでデザインで脚付きのタイプもありロボット掃除機を使用することもできます。
ウォールナット材が
選べるテレビボード
この記事を書いた人: 今井 良成
ボー・デコールグループ 代表
趣味:山登り、パワースポット巡り
20代の頃からインテリア業界で主にインテリア全般の提案を行う。1997年からシンプルナチュラルデザインに「健康」「環境」を併せ持ったインテリア空間の提案とLOHASなインテリア製品の開発を始め、製品や生産国ごとに7つのインテリアベンチャー会社を起業。
現在までにテキスタイル製品120アイテム、ラグデザイン200アイテム、インテリア製品50アイテムなどのデザイン・企画開発を行うとともに、海外協業先の5カ国において日本国内の基準に合わせた製品開発指導もしています。
■2013年 自身がデザイン、ディスプレイをしたブースがインターナショナルギフトショー秋2013のディスプレイコンテストで準大賞を受賞
■2014年 自身がデザイン・プロデュースした製品4商品が GOOD DESINGN AWARD 受賞(オーナーを務める G-Reform株式会社にて)
■2018年 オリジナル開発のラグ・絨毯で『エコテックス®スタンダード100』肌着レベルのclass2 を6年連続で取得
※エコテックス®スタンダード100とは…350を超える有害化学物質が対象となる厳しい分析試験にクリアした製品だけに与えられる、世界最高水準の安全な繊維製品の証
現在もLOHASなインテリア製品のデザイン、企画、生産地への指導を行い、‘見た目‘より『質』に重きをおいた空間プロデュースや製品開発に取り組んでいます。
ボー・デコールの天然素材インテリア
ボー・デコールオンラインとは1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |