コットンラグ、インド綿ラグとは?魅力や使用上の注意点、お手入れ方法を紹介
見慣れたインテリアに変化を付けたいとき、どんなアイテムを取り入れるべきか悩むことはありませんか?
そんなとき、手早く部屋の印象を変えてくれる便利なアイテムが「ラグ」。床を覆うラグの印象は、部屋の雰囲気を柔らかくしたり、クールにしたり、さまざまに変えてくれます。
そんなラグのなかでも、今回はカジュアルに使えナチュラルな風合いが人気の「コットンラグ」「インド綿ラグ」について、詳しく紹介しましょう。
ボー・デコールオンラインとは?1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |
『コットンラグ』『インド綿ラグ』とは?
もちろんコットン繊維でできたラグや絨毯のことです。
コットンとは、主にアオイ科多年草の植物である綿の種子周辺からとれる繊維です。綿の種子を守るために周りに白いフワフワとしたセルロースを主成分とした種子毛を身に付けています。
「綿あめ」の由来にもなったので、それこそ「綿あめ」の様な見た目ですね。
木綿栽培の歴史は約6000年~7000年前と言われ、なかでもインダス文明の人々により発展を遂げました。
インダス文明は現在のインド北西とパキスタンにあたります。古の時代からインダス川流域のこの地には多くの綿花が植生していて栽培にも適していたのではないでしょうか。
16世紀にはイギリスの産業として綿製品が世界に広がり、交易を通じインドで栽培・生産される綿はインド綿と呼ばれ現在でも代表的な綿の産地となっています。
綿繊維の特徴
・肌触りがなめらか
その理由
化学繊維は繊維を人工的に裁断することで繊維の毛先が尖りますが、綿繊維は天然で育つため繊維の毛先が丸くなめらかです。
・吸水性・吸湿性に富む
その理由
天然繊維の綿やリネンは繊維が中空になっており、水分や湿気を吸い込みます。化学繊維と比べ汗や水分をしっかり吸い込む構造なのです。
・季節を通して快適に使える
その理由
繊維が中空、空洞になっているので熱伝導がゆっくりとしています。天然繊維は湿気を調整する効果もあります。
このように天然素材の綿の繊維から織られたラグが「コットンラグ」「インド綿ラグ」です。
インド綿とは?
インド綿とは、インド産のコットンのこと。インドでは、綿花の栽培や綿織物を作る技術が古くから長く受け継がれています。現在では、ほかの国でも綿栽培が行われていることから、特にインドで生産される綿花をほかと区別する意味合いで「インド綿」と呼ばれるようになりました。
ほかの地域の綿に比べて、インド綿は繊維が太くて短く、コシが強いのが特徴。弾力性や耐久性に富むため、衣料だけでなく、クッションの中綿やラグの原料として幅広く使用されています。
インド綿は春に綿花の種をまき、秋の収穫では機械を使わず一つひとつ綿花を手摘みするなど、ラグになるまでの工程のほとんどが手作業です。
インド綿ラグの魅力
ひと口にインド綿ラグといっても、日常の暮らしに取り入れやすい比較的安価なものから、手の込んだデザインや刺繍が施された少し高価なものまでさまざまです。ですが、いずれも手織りならではの素朴な風合いが感じられるのが魅力。
続けて、インド綿ラグの特徴について詳しく見ていきましょう。
一年中使用できる、さらさら感を体感できる
「コットンラグ」「インド綿ラグ」
「コットンラグ」「インド綿ラグ」は、天然コットン100%で織られているため、素材のメリットがそのままラグにも活かされています。
綿は吸湿性と通気性に優れ、汗ばむ夏でもさらりとした感触のまま快適に使うことができます。冬の時期には、毛足の長いラグやウールのラグには劣るものの、綿が内包する空気がクッションとなって床面の冷えから足元を保護します。
季節に応じてラグを敷き替える必要がなく、一年中使用できるのがうれしいですね。
素朴な風合いと色づかい
「コットンラグ」「インド綿ラグ」を選ぶ方は、ナチュラルで素朴なテイストに魅力を感じる方が多いようです。機械織りにはない、手織りならではの素朴な風合いが心を和ませてくれるのかもしれませんね。
ややくすみがかったように見える染料の色合いが素材の風合いとマッチして、オリジナリティーを高めています。
【コットンラグ】の一覧はこちら
▶ コットン(綿)素材のラグ一覧
「インド綿ラグ」「コットンラグ」の
使用上の注意点
魅力がいっぱいのインド綿ラグですが、実際に使用する際には気を付けたい点がいくつかあります。インド綿ラグの使用上の注意点をまとめました。
ずれやすく、滑りやすい
さらりとした質感のインド綿ラグは、床面にそのまま置くと、ずれやすく滑りやすい状態に。裏面に滑り止めのマットやゴムなどを1枚挟んでおけば、使い勝手が良くなります。大きなラグの場合には、ラグの四隅に滑り止めを挟むことで、ずれを防止できます。
ラグと床の間に敷くだけ【滑り止め】
▶ フェルト滑り止めシート
色落ち、色ムラ
インド綿に限らず、コットン素材は、染色堅牢度が低いと洗濯の際に色落ちや色ムラが発生することも。特に、濃い色合いの製品は色落ちしやすい傾向にあるため、余分な色落ちや移染を防ぐためにも、染色堅牢度を確認することも大切です。
また、直射日光に当てると色あせする場合があるので、ラグを外に干す場合には日陰で様子を見ながら行うことをおすすめします。
とはいえ、均一でないナチュラルな風合いがインド綿の魅力でもあるので、そうした色の変化も含めて楽しむ気持ちがあるとよいですね。
ボー・デコールオンラインのコットンラグは、国内の染色堅牢度試験で基準を満たしているため、色落ちや色ムラは少ないです。
独特のにおい
インド綿ラグは、特に使い始めの時期に、独特のにおいが気になるという方もいらっしゃるようです。これは、ラグに使用されている染料や綿を洗浄する洗剤などが主な原因です。
ボー・デコールオンラインのコットンラグは、国内の染色堅牢度試験にて基準を満たしているため、においはほとんど気になりません。加えて、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの検査でなどを国内の第三者機関で定期的に行っています。
「洗えるコットンラグ」を選ぶときには
染色堅牢度の確認大切です!
染色堅牢度とは、染色した繊維製品の『色の変わりにくさ」「色落ちのしにくさ」の程度のことです。
色の濃い綿のTシャツを自宅で洗濯したときに、多くの方は色落ちした経験をお持ちではないでしょうか?
これは色の濃い繊維から染料が落ち、他の白い繊維に色が移ってしまう汚染(移植)となり、染色堅牢度の程度によりこの移植の度合いも変わります。
洗えるコットンラグを検討される場合、素材だけではなく染色堅牢度も確認するのがお勧めです。他のものを一緒に洗う衣類と比べコットンラグは単体で洗う場合が多く、堅牢度は2-3級以上あれば問題がないと思います。
「ラグコットン 素材」「ラグインド綿 素材」の
お手入れ方法
「コットンラグ」「インド綿ラグ」ラグを手にしたら、できれば良い状態を保ちながら長く愛用したいですよね。どのようなインド綿ラグであっても、デリケートな素材なので漂白剤や蛍光剤入りの洗剤の使用はNG。
「コットンラグ」「インド綿ラグ」のお手入れ方法を見てみましょう。
コットン素材ラグをクリーニングに出す
最も安心でラグを傷めない方法が、クリーニングに出すこと。クリーニングに出す前に、繊維を傷めないように通常よりゆっくりとした動きで掃除機をかけて、表面やラグの繊維の間に入り込んだゴミを取り除いておきましょう。
近ごろではラグのクリーニングを頼むと、自宅まで取りに来てもらえるサービスも登場しています。とくに大型サイズのラグの場合には、こうしたサービスを上手に活用して清潔に保ちましょう。
ただしクリーニングに出すと購入時よりも金額がかかるケースもあります。
コットンラグはご自宅で洗える仕様がお勧めです。毛足の長いコットンラグ(シャギーラグなど)はご自宅で洗うのはとても難しいからです。毛足の長いコットンラグは吸水性がある分洗濯で水を含むとかなりの重さになります。洗濯機の故障に繋がる可能性もあり、厚みがあると夏でも簡単には乾きません。
ご自宅で洗いたい方は平織の薄いタイプのコットンラグがおすすめです。平織タイプなら両面が使用できるラグもあります。
コットンラグを洗濯機で洗う
自宅で洗濯する場合には、洗濯表示タグを必ず確認すること。洗濯可能な場合には、折り畳んだラグを丸ごと洗濯機に入れて洗います。
このときも、洗濯前に掃除機をかけたり、粘着ローラーをかけたりして、表面に絡みついたゴミをあらかじめ取り除いておくことをおすすめします。
洗う際にはおしゃれ着用洗剤を使い、おしゃれ着を洗うのと同様に弱い水流で短時間洗濯し、脱水もかなり短めに設定します。洗濯や脱水をしすぎると縮みやシワの原因となるため、短時間で行うことが肝心です。
脱水後は、色あせ防止のため戸外で陰干ししましょう。
コットンラグを手洗いする
ラグはサイズが大きいため、手洗いする場合は浴槽にお湯を張り、足を使って踏み洗いするのがおすすめです。
洗濯機で洗う場合と同様におしゃれ着用洗剤を使い、お湯を何度か入れ替えながら、できるだけ短時間で終えましょう。手洗いの場合には脱水が難しいため、浴槽の縁にラグをかけて、しばらく水を切っておくとよいでしょう。
その後、持ち運べる程度に水切りができたら、戸外で陰干しします。物干し用の竿や塀などにラグをかけて乾かす際には、ラグの真ん中を半分に折った形でかけるよりも、ラグの角の部分が下を向くように斜めにずらしてかけておくと、水切れがよく乾きが早くなりますよ。
部分的なシミや汚れに対処する
どんなに大切に扱っていても、うっかりラグに食べ物を落としたり、飲み物をこぼしたりして、汚してしまうこともあるでしょう。部分的な汚れを放っておくとシミが残ってしまうため、できるだけ早めの対処が必要です。
汚れが付いてしまったときは、まず始めに吸水性のよい布で、汚れをやさしく吸い取るようにして取り除きます。次に、汚れた部分に水を霧吹きで吹きかけ、再度きれいな布で水気を拭き取ります。ある程度汚れが取れたら、新しい布でしっかりと水分を残さないように拭き取って乾かしましょう。
しつこい汚れの場合には、水の代わりに中性洗剤を10倍に希釈したものをスプレーして、同様に拭き取るとよいでしょう。完全にシミを取ろうとして強くこすってしまうと、ラグの染料まで取れてしまうことがありますので注意してください。
特に濃い色のラグの場合には、水や洗剤でラグの染料が色落ちしないかどうか、目立たない場所であらかじめ試してから行ってくださいね。
「綿のラグ」の
風合いの変化も楽しもう
手織りのざっくりとした風合いと柔らかな色使いが魅力のインド綿ラグ。インド綿ラグの魅力を存分に楽しむためには、通常のラグとは異なる扱い方や注意点をあらかじめ知っておくことが大切です。
また、インド綿ラグは素朴でナチュラルな風合いが魅力。洗濯や使用状況によって、色合いやサイズに変化が出てきたとしても、それもひとつの味として楽しむことが、インド綿ラグを長く愛用するコツと言えそうです。
ボー・デコールでは、素材を活かした風合いや色合いが魅力のインド綿ラグを取り扱っています。ナチュラルなインテリアがお好きな方に、おすすめの商品がそろっています。お好みのインド綿ラグを探してみませんか?
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▶ コットンラグ ノルディック
オリジナル インド綿ラグの一覧
ボー・デコールの天然素材インテリア
ボー・デコールオンラインとは1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |