一般住宅に防炎カーペット(防炎ラグ)は必要? 防炎加工ラグの種類、防炎ラベル対応ラグのご紹介

「マンションに住んでいますが防炎カーペット(防炎ラグ)は必要ですか?」
ボー・デコールではそんなお問い合わせをいただくことがあります。特に一般住宅では本当に防炎が必要なのか、迷う方も多いようです。
皆さんは防炎カーペット(防炎ラグ)の使用が義務付けられているのはどんな場所かご存じでしょうか?
今回は防炎カーペット(防炎ラグ)が必要な場所、種類、選び方を解説します。防炎ラベル対応の天然ウールのおしゃれなオリジナルラグもご紹介。防炎ラグ選びにお役立てください。
ボー・デコールオンラインとは?1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |
防炎カーペット(防炎ラグ)が必要なのはどんな場所?
防炎カーペット、防炎ラグ(防炎物品)の使用が義務付けられている場所は消防法により定められています。以下のような場所や建物です。
・高さ約31メートル以上(おおよそ11階建て以上)のマンションやビル
・学校、病院などの公共施設
・百貨店、映画館、ホテル、飲食店等の店舗など、不特定多数の人が出入りする場所

対象となるのは不特定多数の人が利用する公共施設や商業施設だけではありません。一般住宅では高層マンションが当てはまります。そして、高さ31メートルを超えるマンションやビルは居住している階に関係なく、1階から最上階まで全階防炎規制を受けます。つまり、1階にお住まいでも防炎物品の使用が消防法で義務づけられているということ。これには理由があります。火災拡大時に消火活動や避難に時間がかかるケースがあるためです。ご存じでしたでしょうか?
高層マンションにお住いの方は防炎カーペットや防炎マットを選ぶ必要があります。是非ご確認ください。
防炎物品とは
「防炎物品」とは、消防法で規定された防炎性能基準を満たしたものをいいます。実は“防炎”は“不燃”とは少し違います。小さな火に接しても繊維が燃え上がらず、着火しても自己消化性により燃え広がらなくなる性質を言います。つまり、「燃えない」というわけではなく、「燃えにくい」ということ。この防炎性能があると認められたものが「防炎物品」です。
防炎物品とは着火しにくい、燃え広がりにくいもの
防炎物品として認定されるには「防炎性能検査」に合格する必要があります。消防法で定める防炎性能の各項目が基準以上であれば「防炎物品」として「適合」と認定されます。防炎物品の対象となる物は、カーテン 、布製ブラインド 、暗幕 、じゅうたん等の床敷物などです。

防炎カーペット(防炎ラグ)の種類と違い
火が着きにくく、着いても燃え広がりにくい加工を施した防炎加工ラグやカーペットは種類が豊富。防炎加工の方法は大きく2つの種類に分けられます。
クリーニングで防炎性能が取れる?
ひとつは防炎(不燃)糸で作られている製品。このタイプは製造工程で防炎性能を付与しているため、クリーニングをしても防炎性能が無くなることはありません。
もう一つは製品になった後に薬品などを使用し防炎処理を施したもの。このタイプはクリーニングで防炎性能が取れてしまうため、再加工が必要となります。そのため「防炎物品」としては認められていません。
後から防炎加工ができるかをお問い合わせをいただくこともありますが、同じ理由で絨毯やラグなどの敷き物は製品になった後の防炎加工が認められていません。防炎薬剤に浸したり防炎薬剤を吹き付けたりして防炎性能を付与する後加工は、クリーニングや掃除機の使用によって防炎効果が減少するためです。「防炎カーペット」や「防炎ラグ」と記載があっても、「防炎物品」として認定されていないタイプもありますので、選ぶ際は良く確認してみましょう。
防炎加工なしでも燃えにくい素材
防炎加工を施さなくても「防炎効果」を持っている素材があります。それがウール(羊毛)です。
ウールは元々燃えにくい素材。火を近づけるとちりちりと焦げますが、火元がなくなるとそれ以上は燃えません。もともと燃え広がりにくい性質を持っていて防炎加工を必要としないため、クリーニングや掃除機掛けで防炎性能が落ちることはありません。小さなお子さまや化学物質過敏症の方にも安心してお使いいただけます。
天然ウールの燃えにくい絨毯
ボー・デコールでは長年ウールラグをオリジナルで開発してきました。「造り、健康、環境」のコンセプトのもとに、昔ながらの手仕事と素材の持つ特性を活かした造りを大切にしています。その中でも、安全安心に使える大切な要素のひとつが「燃えにくい」こと。薬品による加工処理をせずに防炎性能を持っていることが、健康や環境にも大切なことと考えています。
防炎加工ラグはおしゃれなものがない?
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維のラグに「防炎加工」を施したラグは、より多くの方に使いやすいよう、無難なデザインが多い印象です。「防炎表示がついている、おしゃれなラグをずっと探していました」というお声も多く聞かれます。
でもご安心を。おしゃれな防炎カーペット(防炎ラグ)、あります!
多くのお客様にご満足いただいているのが、ボー・デコールの天然ウールのラグ。ナチュラルな素材感で、防炎ラグなのにデザイン性をあきらめなくて良いと好評。ホットカーペットや床暖房にも対応しています。

ハグみじゅうたん てざわり無地シリーズ
色の濃淡が美しい無地のウールラグ。厚み約1.3cm、上質なウールをふかふかの肌ざわりにこだわって仕上げました。円形タイプもあり。サイズの種類が豊富でホットカーペットカバーとして併用する方も多いシリーズです。


ハグみじゅうたん てざわりアーバン
人気のハグみじゅうたんてざわりシリーズのニューデザイン。弾力のある踏み心地とナチュラルモダンなデザインが魅力。マットサイズもあり。防炎カーペット、防炎マットとして薪ストーブ前のハースラグにもおすすめです。


ハグみじゅうたん 6177Eroom
日本の原風景、四季を表現した 4つのカラー。ふわふわでふかふかの肌ざわり。畳の部屋にもおすすめです。


他にもあります
▶ 天然ウールの防炎カーペット、防炎ラグはこちら
まとめ
- 高さ約31メートル以上(おおよそ11階建て以上)のマンションではラグや絨毯は防炎物品の使用が義務づけられている
- 防炎物品とは「燃えにくい性能」を備えた物品(「燃えない」とは少し違う)
- 防炎加工なしでも燃えにくいのはウールラグ
- 天然ウールの防炎ラグはおしゃれ
高さ31メートルを超える高層マンションでは居住階に関わらず、カーテンやラグは防炎物品にする必要があります。小さなお子さまや高齢者のいるご家庭では、より安心して使える燃えにくいラグ「防炎カーペット」「防炎ラグ」を選んでみてはいかがでしょうか。
ボー・デコールの天然素材インテリア
ボー・デコールオンラインとは1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |
