カーテンボックスって必要?役割と設置するメリットについてご紹介

2022.04.09 2024.03.19

カーテンボックスって必要?役割と設置するメリットについてご紹介

カーテンボックスはカーテンの上部に取り付ける屋根のようなもので、部屋を彩るおしゃれなインテリアとしても活用されています。高級感や洗練された雰囲気を演出できるカーテンボックスですが、実は見た目以上に設置するメリットがあるのをご存じでしょうか。気になっているカーテン周りの悩み解決につながるかもしれません。この記事ではカーテンボックスとは何か、設置するメリットや素材選びのポイントを紹介します。

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カーテンボックスとは?その役割を知ろう

カーテンボックスとは、カーテンの上部やカーテンレールの設置部分を隠す箱型のインテリアです。一般的には、カーテンの上に取り付ける屋根状のタイプが主流となっています。

カーテンボックスという名称ですが、カーテンの上だけではなく、ブラインドやロールスクリーンなどに取り付ける場合もあります。家を建てる場合やリフォームによる内装工事の際に、壁や天井に取り付けることが多いのですが、素材や形状によってはあと付けも可能です。

カーテンボックスは、主にカーテンの取り付け部分を隠すため、または上部からの光をカットするために設置されます。カーテンボックスを設置することで、見た目がすっきりし、洗練された雰囲気を作るだけでなく、壁や天井と調和させることで統一感を与えられるという、インテリアの一部としての役割も持ちます。

カーテンボックスの種類

では、カーテンボックスにはどのような種類があるのでしょうか。代表的なタイプと設置方法、素材別に見ていきましょう。

タイプ別

  • カーテンレール付きタイプ
    カーテンレールと、ボックスが一体化したタイプです。レール部分がボックス内にセットされたシンプルな構造が特徴的。あと付けはできないため、新築やリフォーム時に設置します。
  • ボックス単体タイプ
    カーテンレールとは別に、ボックスだけを取り外しできる構造です。あと付けできるタイプが多いため、いつでも設置でき、お部屋の雰囲気に合わせて変えることができます。

設置方法別

  • 天井付け型
    窓際の天井に直接取りつける方法です。高さが強調されることで、視覚効果によりお部屋が広く感じられます。
  • 壁付け型
    窓枠のすぐ上の壁に取り付ける方法です。比較的設置が容易で、DIYも可能です。
  • 天井埋め込み型
    天井部分に凹みを施し、カーテンボックスとして使用します。大がかりな工事が必要ですが、高級感があります。ホテルやイベントホールなどで見られる手法です。

素材

  • 石膏ボード
    石膏ボードは、石膏を心材とし、ボード用の原紙で挟み込んだものです。耐火性や遮音性に優れていますが、湿気に弱いのが難点です。比較的安価で切断、接着も簡単なのでDIYにおすすめです。石膏ボードに色を塗ったり、クロスを貼ったりするのも比較的容易にできます。
  • 木材
    木材にはさまざまな品質・種類があり、色合いや厚みなどによってナチュラル感や重厚さなど多彩な演出ができます。DIYの場合には、木材パーツやベニヤ板を組み合わせて作ることになるでしょう。シンプルながらも、アレンジ幅の広い素材です。
  • アルミ
    スチール製よりも軽量で、温度変化や湿度への耐久性に優れます。木目調のプリントが施されたアルミ製のカーテンボックスも市販されています。
  • プラスチック段ボール
    100円均一ショップでも入手できるプラスチック段ボールは、紙の段ボールのようにカッターで切断できて、水ぬれに強いのが特徴です。軽量で多様なカラーがそろい、リメイクシートとの相性も良好です。
  • 布・厚紙
    手軽にカーテンボックスを設置したいなら、布や厚紙を使う方法もあります。耐久性には劣りますが、その分、手ごろな価格で準備でき、気分に合わせて取り換えられます。工夫次第で、自在におしゃれな部屋を演出できます。

カーテンボックスのメリット、デメリット

先にもお伝えしたとおり、カーテンボックスはカーテンの取り付け部分を隠してくれるものです。おしゃれな印象を与えてくれるだけでなく、さまざまなメリットがあります。とはいえ、デメリットがあることも知っておきたいところ。ここでは、カーテンボックスを設置するメリットとデメリットを紹介します。

メリット

まずはメリットから見てみましょう。

  • 遮光性の向上
    カーテンボックスは窓の上部を覆う形になるため、窓上からの光漏れをカットできるというメリットがあります。寝室の光漏れを防ぎたい、反射による強い光を遮りたいといった部屋への設置がおすすめです。
  • 断熱効果が得られる
    素材にもよりますが、カーテンボックスを設置することで、断熱効果が期待できるとされています。窓の上を覆うことで、カーテンレールとの隙間を埋めて熱の出入りを抑えてくれます。冷暖房の効率が良くなり、省エネ効果も。
  • 部屋のアクセントになる
    レールに装飾がない機能性カーテンレールは、使い勝手がいいものの、生活感が出やすい傾向にあります。カーテンボックスを設置することで、カーテンレールやカーテンの上部を隠せば、すっきりした印象に。部屋全体のおしゃれ度がアップします。木目やカラーなどにこだわれば、部屋のアクセントとなり、好みの雰囲気を演出できます。
  • カーテン上部の汚れを防ぐ
    ボックスで覆うことで、ホコリがたまりやすいカーテンレールや、カーテン上部の汚れを防ぎます。
  • 飾り棚として利用できる
    壁付け型のカーテンボックスは一般的に幅のあるものが多く、ボックス上部を飾り棚として利用できるものもあります。おしゃれなインテリアを置くことで、さらに部屋の演出が可能です。

デメリット

一方で、デメリットもあります。

  • 部屋のサイズによっては圧迫感を与える可能性がある
    スペースに余裕がない部屋の場合、カーテンボックスが設置されることで視覚的に分断され、圧迫感を与えることがあります。
  • ボックス上部にホコリがたまりやすい
    カーテンボックスは、カーテンレールやカーテン上部を汚れから守ってくれますが、その分、ボックスの上にホコリがたまってしまいます。高いところにあるため手が届きにくく、掃除にやや手間がかかります。

カーテンボックスの選び方

設置を考える場合のヒントとなる、目的に合わせたカーテンボックスの選び方を紹介しましょう。

遮光・断熱をしたい

光漏れを完全にカットしたい、断熱効果をできるだけ高めたいという場合には、木製や石膏ボードを素材とした、厚みや防護性の高い壁付けタイプのカーテンボックスを選ぶとよいでしょう。カーテン上部をすっぽりと覆うように、ある程度縦幅があると効果が高められます。

部屋をおしゃれに見せたい

部屋の印象を変えるためにカーテンボックスを選ぶなら、その部屋のテイストに合わせた素材を選ぶのがポイント。ナチュラル系なら木材や石膏ボード・布、モダン系ならアルミのものなど、部屋全体に統一感を与えるものを選んでみましょう。

例えば、窓回りをロマンチック&優雅に装いたいときには、ドレープを付けた布を使ってダブルカーテンのようなカーテンボックスを取り付ける方法もあります。ポップに彩りたいのであれば、透け感のあるプラスチック素材で光を調節するのもおしゃれです。プラスチック段ボールは手ごろな価格で入手でき、カラー展開が豊富なので、季節やインテリアに合わせて変えることもできます。

あえて白い石膏ボードをそのまま使って、すっきりと都会的な印象に仕上げるのもよいでしょう。石膏ボードの持つ独特の柔らかな色みなら、部屋に冷たい印象を与えません。

高級感のある印象を与えたい

ラグジュアリーなお部屋作りにカーテンボックスを活かしたい場合は、素材だけでなく、設置方法にもこだわってみましょう。高級感を演出するなら、埋め込み型のカーテンボックスが最適。プロによる作業が必要なため費用がかかりますが、その分、ワンランク上のカーテンボックスが作り込めます。カーテンボックスの上部や内部に照明をプラスすれば、サロンのような間接照明が楽しめる上質空間を演出できます。

取り外しが自由なDIYにチャレンジしたい

賃貸で壁に傷を付けずにカーテンボックスを設置したいときは、取り外ししやすい工夫を取り入れたDIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

木材を使う場合、まずはカーテンレールに合わせた寸法の木材とL字金具を使って、ボックスの部分を作ります。結束バンドを使って作ったボックスをカーテンレールに固定すれば、壁に穴をあけないカーテンボックスの完成です。

また、プラスチック段ボールや厚紙なら、切り込みを入れて固定するだけでカーテンボックスが作れます。カッターで自由にサイズを調整でき、テープや接着剤で留められるのでさらにお手軽です。軽くて扱いやすく、作業に負担がありません。

厚手の布を使って、ダブルカーテンのようなボックスを作るのもよいでしょう。薄手の布地ならば裾上げテープやステイプラーなど、身の回りにある道具を使ってカーテンボックスが作れます。

窓辺のお悩み解消にカーテンボックスの上手な活用を

カーテンボックスは部屋のイメージアップに役立つだけでなく、遮光や断熱といった実用的な効果も期待できます。設置方法によっては本格的な工事が必要になる場合がありますが、工夫次第でDIYによる設置も可能です。カーテンの上から光が入るのが気になる、カーテン回りの断熱効果を高めたいといった場合には、カーテンボックスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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