目隠しカーテンでお部屋をイメージアップ!種類と選び方について紹介
さっと引くだけで見せたくない場所を覆ってくれる、目隠し用カーテン。大がかりなお部屋の改造を必要とせずに、気軽に印象を変えられるため便利に使えます。
しかし目隠し用カーテンを、ただ隠すだけのアイテムと考えているならもったいないです。目隠しカーテンを上手に使ってお部屋をおしゃれに整えたいですよね。
今回は、目隠しカーテンの選び方や使い方についてお伝えします。
ボー・デコールオンラインとは?1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |
目隠しカーテンとは
目隠し用のカーテンは、文字どおり、視界を遮る働きがあるカーテン全般を指します。主に、以下のような使い方ができます。
- 屋外からの視線を遮り、プライバシーを守る
道路沿いや隣家との間の窓、テラスなどに設置し、家の内部や動きを見えにくくします。 - 空間を仕切ってエリア分けする
ドアのない部屋同士や部屋の中でのエリア分け、一時的に区切りたい場所などに使うことができます。 - 見せたくないものや場所を隠す
収納スペースや脱衣室、洗濯場、玄関など、人に見られたくない場所をさっと隠すことが可能です。 - 断熱・遮光
厚手の生地や特殊加工された機能性カーテンを使うことで、視線の遮断と同時に断熱、遮光の効果が期待できます。
目隠し用のカーテンの種類
最初から「目隠し用カーテン」として販売されているものはなく、部屋のインテリアやテイストに合わせて一般的なカーテンから選ぶことになります。目隠し用に使えるカーテンの種類と特徴を見てみましょう。
レースカーテン
レース生地が使われ、光が透過するレースカーテンは、日中に外からの視界を遮るためによく使われます。
最近では、より外から屋内が見えづらい、光の屈折を利用したミラーレースカーテンが人気です。また、花粉対策やUVカットなどの機能性カーテンも登場していますので、使い勝手の良いものを選ぶとよいでしょう。
ただしレースの隙間から奥が見えてしまうため、収納スペースや部屋の区割りなど、しっかり目隠ししたい場所では避けた方が良いでしょう。
ドレープカーテン
ドレープ(drape)には「ゆるやかに覆う、飾る、優美にまとう」といった意味があることから、布を垂らしたときに見られる緩やかなヒダやたるみを指して使われます。
たっぷりと生地を使ったドレープカーテンは優雅さや豪華さを演出することもでき、カラーや布地の種類も豊富です。コンパクトで場所をとらない「フラット仕様」「ストレート仕様」や、遮光や遮熱、防音、防炎などの機能性カーテンもあり、目隠しカーテンを設置したい場所に合わせて選べます。
カフェカーテン
カフェカーテンは、出窓や小型の窓などに最適な丈が短いカーテンです。名前の由来は、カフェでくつろぐ客に直接日が当たらないよう工夫された、短いカーテンから来ているといわれています。
カーテンレールに直接取り付けられるように、カーテン自体にレース状の穴が開いているタイプも多く、突っ張り棒やロープなどを使って、簡単に取り付けられるタイプもあります。高さのない棚や足元などの目隠しに使えますが、部屋を区切ったり、高さのあるスペースを隠したりしたいときには向きません。
半固定型カーテン
上部やサイドを器具で固定する半固定型のカーテンもあります。形状や開閉方法、設置方法が異なるため、場所に合ったものを選ぶとよいでしょう。
アコーディオンカーテン
片側を固定し、ジャバラ状の引き戸を伸び縮みさせて開閉する折りたたみ式の建具です。ドアの代わりに使用されることが多く、広い部屋を区切るのに適しています。布製だけでなく、プラスチック材を使ったものもあります。
ロールアップカーテン
ロールスクリーンとも呼ばれ、張りのある1枚の生地を巻き上げ式で上下させて開閉します。透光性のあるものや、厚手でしっかり目隠しができるものなど種類が豊富です。
シェード
光を遮るものや日よけ全般を指します。ロールアップするタイプや固定型など、場所や用途によって形状はさまざまです。主に屋外で使われており、室内で部屋を区切ったり、収納を目隠ししたりするのには向きません。
ブラインド型
細い板状のパーツを糸で組み合わせ、開閉ができるようにしたものです。開閉の具合で採光の加減を調節でき、スタイリッシュな雰囲気を演出できます。アルミ製、木製、ファブリックなど素材も多様化しており、横型だけでなく、バーチカルタイプと呼ばれる縦型もあります。
目隠し用カーテン選びの
4ステップ
目隠し用として使えるカーテンの種類は幅広く、どれを選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。用途や目的によって適した種類が異なるため、どのような場所に、どれくらいのサイズのカーテンを取り付けるかを事前に考えておくことが大切です。
さまざまなカーテンのなかから、目隠し用として最適なものを選ぶ際に役立つ4ステップをまとめました。
1.設置する場所の特徴をチェック
目隠し用カーテンを取り付けたい場所の環境を確認します。水や火を使うキッチン、湿度が高い浴室、汚れやほこりが気になる子ども部屋などでは、それぞれに条件が異なります。目隠し用カーテンを使う目的とともに、部屋の特徴を確認したうえで、必要な機能やサイズを考えてみましょう。
2.カーテン素材や機能との相性をチェック
カーテン素材と、防湿・遮光・断熱・防水・はっ水・防炎・防じんなどの機能と使用場所との相性をチェックします。例えば、キッチンであれば防水・はっ水・防炎の機能があるものを選ぶ、寝室であれば遮光性を重視するなど、使用場所から求める機能を考えてみましょう。
3.設置方法を選ぶ
設置する位置や環境を確認し、器具の要不要、固定やレール設置の可否を検討します。壁の素材によっては、あまり重量のある生地のカーテンが向かない場合もあります。
4.柄やデザインを決める
開閉の状態も考慮しながら、部屋や設置場所とのバランス、ドレープの有無や長さなどを含めた安全性に配慮し、カーテンの柄・デザイン・形状を決めていきます。
カーテンを設置する際の注意点
カーテン選びとともに、設置する場所にも注意しましょう。
● 設置場所の加重への耐久性
目隠しカーテンを取り付ける壁や天井、カーテンレールの耐久性を確認しておきましょう。新たにカーテンレールを取り付ける場合には、特に注意が必要です。また、布地の重さでレールが変形したりたわんだりしないよう、対応できるレールを選びましょう。
● 動線に支障がないか
普段の生活動線を踏まえて、新たに設置した目隠し用カーテンが窓やドアの開閉を妨げていないか、移動するときのような日常的な動作の邪魔にならないかを、事前に確認しておきましょう。
目隠し用カーテンを
選ぶ際の注意点
先に紹介した選び方に加えて、目隠し用カーテンを選ぶ際には以下のような点も考慮しましょう。
部屋全体との調和が大切
大きさやカラー、素材、デザインなどは、設置する位置や部屋全体とのバランスを見ておくことが大切です。カーテンだけを見て考えると、部屋のイメージと合わなかったり、圧迫感が出てしまったりするかもしれません。
インテリアとの調和を考えながら、違和感のないものを選ぶとよいでしょう。
用途に合っているか
好みのデザインのカーテンであっても、用途に合わなければ使い勝手が悪くなってしまいます。大きな窓に丈の短いカフェカーテンを設置しても、外から見たときのプライバシーは確保できません。
逆に長すぎるカーテンを設置したために、移動の邪魔になったり、かえって室内が暗くなったりすることもあります。室内の明るさや動線を考慮に入れて、素材やサイズを選びましょう。
カーテンの色についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▶ カーテンの色の選び方とは?よくある失敗例や配色の基本を解説
【用途別】
目隠し用カーテンの選び方
目隠し用カーテンについて、用途別の選び方をご紹介します。
外部からの視線・外気の遮断
玄関・勝手口
外からの視線や、外気の影響を受ける場所であれば、しっかりとした生地のドレープカーテンがおすすめです。採光や風通しを考慮するのであれば、レースカーテンがよいでしょう。
窓
外部に面した窓には、内側が見えづらいミラーレースカーテンや、道路からの視線の高さに合わせたカフェカーテンなどがおすすめです。
階段や廊下との区切り
階段や廊下との区切りでは、長方形の空間を生かして、コンパクトなカーテンをタペストリーのように見せるのもすてきです。
ペットがドアを開けてしまう場合には、ドアの開閉の邪魔にならない場所にカーテンをプラスすると、隙間風対策になります。
収納場所を隠したい
収納家具・クローゼットなど
人に見られたくない場所には、急な来客時にもさっと引き下ろせて、利用時にストレスのないロールアップカーテンがおすすめです。比較的幅のない場所でも利用ができ、上から半分だけ目隠しするという場合にも対応です。
押し入れの戸を外してカーテンに取り替え、部屋のイメージを一新するという方法もあります。トイレの隅や上部などにあるちょっとした棚も、カーテンを設置するだけでおしゃれな印象に変わります。
エリアを区切りたい
- 子ども部屋で学習時だけ視界を遮りたい
- テレワーク時に集中したい
- ペットのトイレを来客時に隠したい
- くつろいだ雰囲気のスペースを作りたい
上記のように、同一の空間内でエリアを区切りたいという場合にも、目隠しカーテンの活用が有効策となります。例えばキッチンのような生活感のある空間を切り離す、ベッド回りを囲うなど、使い方次第でひとつの部屋を、いくつもの異なる雰囲気に変えられます。
この場合も、部屋の用途にマッチした素材やデザインを選ぶことが大切です。学習や仕事用に区切るのであればストレートタイプやロールアップ、くつろぎ空間ではドレープカーテンや調光可能なブラインド型などがおすすめです。
間仕切りカーテンについては、以下もご参照ください。
選び方や取り付け方を説明しています。
間仕切りカーテンをおしゃれに。選ぶポイントや取り付け方 >>
目隠しカーテンで
もっと暮らしを便利に
目隠しカーテンというと、外からの視線や見てほしくない場所への対策といったイメージがあります。とりあえず隠すことを重視するあまり、おしゃれ感がなかったり不便だったりするのは避けたいところ。目隠しカーテンは、使いようによってはお部屋や家全体のイメージアップが可能なアイテムです。
また、テレワークで個室が確保できないといった場合にも役立ちます。工夫次第で暮らし方が広げられる、目隠しカーテンの活用を考えてみてはいかがでしょうか。
ボー・デコールオンラインでは、生活を彩るオリジナルカーテンを豊富に取りそろえております。おしゃれに活用できるカーテンを探してみませんか。
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