ブラインドカーテンとは?機能やカーテンとの違い、選び方を紹介

2022.07.21 2022.07.25

ブラインドカーテンとは?機能やカーテンとの違い、選び方を紹介

「窓まわりをすっきりとスタイリッシュに演出したい」……そんなときにおすすめなのが、ブラインドカーテンです。

窓にジャストサイズで取り付けるブラインドカーテンには、布製のカーテンとは異なる表情があります。また、細かく光量を調節できる機能があるのも魅力のひとつ。

今回は、模様替えや新居でのお部屋づくりの参考になる、ブラインドカーテンのメリットとデメリットや、カーテンとの違い、選び方についてご紹介します。

ボー・デコールオンラインとは?

1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

ブラインドカーテンの機能

ブラインドカーテンには、横または縦にスラット(羽根)が配置され、コード(操作用のひも)により昇降・開閉を行えるような基本機能が備わっています。スラットの角度をコードかポールで動かすことができ、開閉の度合いによって採光を調整できるのが、ほかのカーテンにはない大きな特徴です。

その他の機能としては、以下のようなものがあります。

視線を遮る

窓幅に合わせてジャストサイズで設置できるため、すっきりとした印象を与えながらも、スラットの調節で外部からの視線を遮る目隠しの役割を果たします。

調光

ブラインドはスラットで調光できる

スラットを動かすことで、外からの光の入り方を細かく調節することができ、室内の明るさを柔軟に変えられます。

通気性

ブラインド

スラットの隙間からしっかり空気が通り、換気しやすい形状です。

反射・遮熱効果

素材によっては、光を反射することで紫外線を防ぐ働きがあります。室内の日焼けを防止するとともに、遮熱効果によって室温の上昇を緩和します。

制菌抗ウイルス効果

抗ウイルス剤や酸化チタンでコートされるような特殊加工が行われ、菌やウイルスの不着を防ぐ機能を持った衛生効果の高い製品も登場しています。

ブラインドカーテンの
メリット、デメリット

おしゃれなお部屋を演出するのに役立つブラインドカーテンですが、一方で短所もあります。ブラインドカーテンの設置を検討するときに、知っておきたいメリットとデメリットを確認しておきましょう。

メリット

メリットとしては以下のような点が挙げられます。

設置する場所や用途に合わせて縦型と横型を選べるブラインドカーテンには、スラットが横方向についているものと、縦方向についているものがあります。横型が一般的ですが、縦方向に稼働するタイプもあり、調光の変化やデザイン面での印象が異なります。

横型ブラインド
横型ブラインド

縦型ブラインド
縦型ブラインド

細かく調光が可能

一般的な布製のカーテンは一枚続きなので、開放するか、閉じるかの二択になりがちです。その点ブラインドカーテンは、スラットの調節によって、好みに合った調光が可能です。

風通しが良い

一枚布のカーテンでもレースカーテンのように通気性が良いものもありますが、遮光をしながらの換気が難しい場合があります。ブラインドカーテンなら、スラットの調節によって光の差し込みを緩和しつつ、窓を開けた状態でスラットの間から換気できます。

素材が豊富

水回りに適した耐水性のあるアルミ製のものや、ナチュラル感あふれるウッド製、柔らかな布製など多様な素材で展開されています。インテリア性も高く、洋室・和室を問わず活用できます。

スタイリッシュな印象

ブラインドはスタイリッシュなイメージ

窓にフィットする形状により、シンプルさとスマートさを演出。壁色に合ったカラーを選ぶことで、インテリアを邪魔せずにカーテンとしての機能も発揮します。

清潔感がある

病院や施設でも使われるブラインドカーテン

布と違って開閉によるホコリが立ちにくいとされており、病院や施設などでも多く使われています。

デメリット

一方で、以下のようなデメリットもあります。

掃除の手間がかかりやすい

ブラインドの掃除

ブラインドカーテンは、一枚布のカーテンのように洗濯で一気に汚れを取り除くといったお手入れができないものがほとんどです。スラットの間や上部にホコリがたまった場合には、専用のモップやクリーナーを使って、スラット一枚ずつを丁寧に掃除する必要があるため、お手入れに手間がかかりがちです。

完全な遮光は難しい

ブラインドはスラットを閉じていても光が漏れる

スラットをしっかり閉じたとしても隙間があるため、外からの光が室内に漏れることがあります。また、窓のジャストサイズで設置することが多いので、上部や下部を覆えずに光が漏れやすいのも難点です。完全に遮光したい場所には不向きでしょう。

カーテンの遮光性ブラインドとリネンカーテンを併用して遮光性を高める

保温効果が低い

通気性があるのはメリットですが、その半面、空気の出入りがあるため断熱効果が低下しがちです。

音が鳴る

素材によって異なりますが、操作時の衝撃や風によってスラット同士がぶつかったときに、音が発生することがあります。特に金属素材の場合には、風が吹くたびに音が鳴って、気になることがあるかもしれません。

引っ掛かったり、ケガをしたりする可能性

金属製のスラットが使用されているブラインドカーテンは、布製とは異なり一定の硬さがあるため、場合によってはケガを招くことがあります。人が頻繁に通る場所に設置する場合や、子どもが開閉を操作する場合など、状況によってはスラットに触れることでケガをする危険性があり、注意が必要です。

カーテンと
ブラインドカーテンの比較

おしゃれな印象はあるけれど、デメリットもあるブラインドカーテン。カーテンとブラインドカーテンのどちらを選べばよいのか、迷うときもあるのではないでしょうか。

選択の際の参考として、4つの比較ポイントをチェックしてみましょう。

素材

一般的な布製カーテンとブラインドカーテンでは、素材の種類が異なります。

カーテン

リネンドレープカーテン

一般的な素材は布地です。綿・毛・リネン・化学繊維・再生繊維などを素材とするものが主流で、厚手のドレープカーテンとレースカーテンを2重にして使用する場合が多く見られます。

素材となる布地や、オーダーか否かによって価格帯が異なり、色や織り、柄などのバリエーションが豊富です。布地なので結露によりカビが発生したり、湿度によってしわが生じたりする可能性があります。

ブラインド

ブラインドカーテン

アルミやウッド、布、プラスチックなど、多様な素材で展開されています。

軽さ、耐久性などが素材によって異なり、価格にも幅がありますが、製造に手間がかかり、布以外の部品が必要となるため、一般的な布製カーテンと比べて、やや高額に設定される傾向にあります。

機能性

続いて、機能性の違いについて見てみましょう。

カーテン

遮光・保温性(断熱効果)・防炎機能などを付加した製品が多数見られます。

防炎加工(オプション)も付けられるリネンの【オーダーカーテン】
▶ 天然素材のリネンカーテン リフリン
※グループサイトへ移動します

ブラインドカーテン

調光・通気性に優れています。アルミ素材のブラインドカーテンはサビが発生しにくく、キッチンやバスルームなど水回りにも対応します。

メンテナンス

メンテナンスの方法についても違いがあります。

カーテン

布製のカーテンは、自宅での洗濯、もしくはクリーニングを利用してお手入れを行います。

ブラインドカーテン

スラットの間にホコリや汚れがたまりやすいため、モップやブラシなどを使ってお手入れを行います。取り外しには手間がかかるので、基本的には吊り下げたままでお手入れを行うことになるでしょう。

安全性

カーテン

布製のカーテンは柔らかく、ぶつかったり触ったりするだけでケガをする心配はほとんどありません。ただし、火の気のある場所では燃え移りに注意が必要です。

ブラインドカーテン

アルミや木など硬い素材で作られたものが多く、コードのようなパーツもあるので、引っかかったり、ぶつかってケガをしたりする可能性があります。

ブラインドカーテンの選び方

ブラインドカーテンには多くの種類があります。素材、スタイル、スラット幅による選び方のポイントを紹介しましょう。

素材:主流はアルミかウッド

アルミブラインド
アルミブラインド

アルミ素材のブラインドカーテンは比較的安価で、サビに強く実用的です。利用用途が広く、オフィスや店舗のほか、病院のような医療施設でもよく使われています。一般家庭ではキッチンを始め、トイレやお風呂場など、火や水のある場所でも使い勝手が良いでしょう。

ウッドブラインド
ウッドブラインド

ウッドは重厚感があり、ほかの素材と比べると、風でバタつくことが少ないのが特徴です。おしゃれ度も高いため、リビング、書斎などにおすすめです。

スタイル:縦型・横型

一般的にブラインドカーテンは横型タイプが主流で、バリエーション・サイズが豊富です。斜めに日が差し込むため、まぶしさを軽減しやすいことから、細かく調光をしたい場所におすすめです。

縦型ブラインド
縦型ブラインド

縦型はデザイン性が高く、おしゃれな印象を与えますが、横型に比べるとやや金額が高くなりやすいでしょう。また、大きくスラットを開くと、横型と比べて外部から室内が見えやすくなります。しっかり光を取り込むことができるので、リビングやテラスに適していますが、風であおられやすいので、窓を開けて使用する場所には不向きです。

スラット幅:一般的には25mm・35mm・50mmの3種類がある

スラットの幅によっても印象が異なります。幅が広いものはスタイリッシュな印象を与えますが、その分、まとめたときに幅が出るため、設置場所には奥行きが必要です。スラット幅が狭いほどコンパクトにまとまり、すっきりとした印象となります。

選ぶときには設置する場所のサイズに合わせ、小さい窓には25mm程度のスラット幅ですっきりと、テラスには50mm幅でおしゃれなものを選ぶなど、印象の違いを考えてみましょう。

また、調光の加減や外からの見えやすさなども踏まえて、最適な幅を考えることが大切です。例えば、寝室やリビングなどで遮光カーテンと併用する場合には、スラット幅の狭いものの方がより遮光性を高められるでしょう。

ブラインドカーテンの
特性を押さえて
上手に活用しよう

おしゃれなイメージを持つブラインドカーテンですが、使用する場所や状態によってはおすすめできない場合もあります。ブラインドカーテンは設置場所にジャストサイズであるため、一度取り付けてしまうと変更が難しいということも。ブラインドカーテンの設置を検討する場合には、メリットとデメリットを十分に確認して選ぶことが大切です。

ブラインドカーテンを上手に取り入れて、すてきなお部屋づくりを楽しみましょう。

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