マンション住まいの玄関マットの置き方・選び方

2022.09.06 2022.10.15

マンション住まいの玄関マットの置き方・選び方

マンション住まいの方のなかには、玄関マットをどこに置けばいいのかお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。

今回は、マンション住まいの方に向けて、そもそも玄関マットが必要かどうか、どこでどんな目的で使用できるのかについて考えながら、マンションに適した玄関マットの選び方をくわしく紹介します。

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1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。

 

マンションで玄関マットは必要?

マンションでの玄関マットは、必ず置かなければいけないというわけではありません。ですが、家の顔ともいえる玄関だからこそ、きれいで、華のある空間にしたいところ。玄関マットは、玄関の清潔さやインテリア性を高めるのに役立ちます。

マンションで玄関マットを使う目的としては、「ホコリの舞い上がりを防ぐこと」「玄関まわりのインテリア性を高めること」などが挙げられます。玄関マットを置くことで、掃除の回数を減らすことができたり、玄関の印象で家のイメージをアップさせたりできるのがメリットです。ただし、置く場所によっては注意が必要です。

マンションでの
玄関マットの置き場所と役割

マンションで玄関マットを使用するとき、注意したいのが、その「置き場所」です。集合住宅であるマンションには、共用部分(マンション居住者全体が使用できる)と専有部分(所有者だけが使用できる)があります。そのなかで、私物である玄関マットを置いてもよい場所はどこなのかを考えてみましょう。

マンションの玄関イメージ

共用部:置き場所としてNG

マンションでは、多くの場合、共用部分の私的利用が管理規約で制限されています。そのため、共用部に玄関マットを置くことはできません。では、アルコーブや玄関ポーチはどうでしょうか? 

・アルコーブ
マンションによっては、アルコーブ(住戸の玄関ドア前の少しくぼんだエリア)が設けられています。実は、このアルコーブも、共用部分にあたります。基本的に、住んでいる人しか利用しないエリアですが、共用部分にあたるため、災害時には避難経路としての使用が想定されていることも。

避難の妨げになる可能性があるため、玄関マットを含め、私物を置くことはNGです。

・玄関ポーチ
門扉が設置されたマンションの場合、内側部分の玄関ポーチは、通常、住んでいる人しか立ち入ることのないエリアです。しかし、ここもマンションの共用部にあたります。

アルコーブと少し異なるのは、マンション規約によっては、専有使用権が与えられている点。ただし、専有使用権がどこまで認められるのかは、マンション規約次第です。

また、専有使用権が認められていても、私物を置くのはマナー違反と思われる可能性も否定できません。近隣との無用なトラブルを避けるためにも、共用部にマットを置くことは控えたほうがよいかもしれませんね。

専用部:目的に合わせて置き場所を選ぶ

マンションの専有部分は、住人だけが使用できる専用のスペースです。玄関マットの置き場所も、専有部分なら自由に決めることができます。どんな目的で使用するのかによって、置く場所を選ぶとよいでしょう。

・玄関たたき
玄関マットを敷く目的が、外からの細かい汚れの除去とホコリの吸着であれば、たたき(ドアの内側の土間)部分に敷くのがおすすめ。

ただし、ドアを開ける際に、玄関マットが干渉しないか確認しましょう。

・廊下の一部
マンションでは、リビングなどに通じる室内側の廊下に玄関マットを敷くのがもっとも一般的です。

靴を脱いで最初に足を置く場所でもあり、来客の視線が向きやすく、また、家に住む人が最初に来客を家に迎えるおもてなしの場でもあります。足触りの良いマットがあると、訪れた人は居心地の良さを感じることでしょう。もちろん、毎日利用する家族にとっても、快適な空間となります。

こんな風に、玄関マットの印象が、そのままその家の印象として結びつくことも。玄関マットの選び方次第で、住む人のライフスタイルや人となりが伝わるかもしれません。

実用性だけでなく、デザイン・色・素材といったデザイン性もしっかり吟味して玄関マットを選ぶとよいでしょう。

玄関マットの選び方

玄関マットを置く場所が決まったところで、次に気になるのは、その「選び方」です。サイズ・色・形状など、マンションに適した玄関マットの選び方を紹介します。

選ぶ前に知っておきたい、マンションの規格

マンションには、モジュールと呼ばれる規格寸法があり、室内廊下の幅もおよその規格が決まっています。廊下の幅は、75〜80cm前後が一般的です。

構造や築年による違いがあるため、具体的には、78cm、93cm、100.8cmの3つのタイプが多いようです。戸建てに比べると、横幅が狭いのが特徴です。

サイズの選び方

玄関マットのサイズ選びで注目したいのが、その「横幅」。玄関たたきに置く場合は、ドアの横幅より若干小さめのマットを選ぶとバランス良く見えるでしょう。

一方で、室内廊下側に置く場合は、床面の横幅よりもひと回り程度小さいマットを選びます。「サイズは大きいほうが実用的では?」と感じるかもしれませんが、横幅いっぱいにマットを敷くと、空間に余裕がなく、きゅうくつな印象を与えてしまいます。

マットの左右に少し床面が見えたほうが、すっきりとして洗練された印象になりますよ。

室内用の玄関マットの既製品には、次のようなサイズがあります。

  • 50cm×80cm前後……やや小ぶりなSサイズ
  • 60cm×90cm前後……もっとも一般的なMサイズ
  • 70cm×110cm前後……大きめのLサイズ

例えば、マンションの廊下幅が93cmの場合、既成サイズの60cm×90cmのマットを置くと、ややきゅうくつな印象です。50cm×80cmのほうが、収まり良く見えるでしょう。

オーダーメイドの場合には、横幅を70cm程度まで小さくしてもよいでしょう。既製品のなかにも、上記以外にさまざまなサイズが販売されていますので、理想の形を探してみましょう。

玄関ドアのたたきに置きたい場合は、ドアの横幅80cm(ドア枠含む)より少し幅の狭いマットを選びましょう。ドアの内外に置くタイプの玄関マットは、サイズがだいたい決まっているため、既製品(50cm×75cm)でも問題ありません。

ただし、マンションでは、バリアフリー仕様の玄関ドアが多いため、段差がなく、マットを置くことで開閉時に干渉してしまうことがあります。スムーズに開閉できるよう、マットの位置や厚みなども、しっかりチェックしておきましょう。

色・形の選び方

玄関マットは家族や来客を迎えるインテリアの1つ。色や形にこだわってみるのもおすすめです。

マットを主役にしたい場合

玄関マットを玄関インテリアの主役にするなら、床面や壁面と異なる色を選んで、存在を引き立てましょう。

また、玄関マットの形は、長方形が定番ですが、あえて個性的な形を選ぶのもよいでしょう。円形や半円形のほか、動物をかたどったもの、植物の葉の形になっているものなど、特殊な形状をしたものも販売されています。

とはいえ、マットのデザインは奇抜すぎると、飽きやすくなるのが難点です。玄関マットは、毎日何度も目にするため、気持ちが明るくなるような色やデザインを選ぶとよいでしょう。

色選びのポイントとして、暖色系と寒色系の印象の違いをまとめました。

<暖色系から選ぶ>
オレンジ、イエロー、レッドといった暖色系は、玄関まわりに明るい雰囲気をもたらします。朝のお出かけも、フレッシュな気持ちでのぞめそうです。

暖色系でも、アイボリーやベージュ系の色なら、あたたかみがありながらも落ち着いた印象になります。やわらかい雰囲気を持つナチュラルカラーは、仕事や遠出から帰宅したときに、「我が家に帰ってきた」という安心感を与えてくれることでしょう。

<寒色系から選ぶ>
ブルーやグリーンといった寒色系は、清潔感や落ち着き感を演出する効果が期待できます。油断すると散らかりがちな玄関に、さわやかな印象をプラスしてくれることでしょう。

とはいえ、寒色系は冷たい印象を与えがちです。ふわふわとしたやわらかな素材を選んだり、相性の良い色とのミックスにしたりといった工夫で、上手に印象を中和するとよいでしょう。

また、直線的でなく、曲線を含んだ形を選ぶのもひとつのアイデアです。

同じ色づかいでもやわらかな印象を与える「円形ラグ」の選び方については、こちらを参考にしてください。

円形ラグのコーディネート 敷くだけでインテリアがおしゃれに決まるカタチ >>

マットを周囲になじませたい場合

玄関マットをあまり目立たせず周囲になじませたい場合には、床色になじむカラーを選ぶとよいでしょう。床面のフローリングやタイルの色調に近い色なら、マットが悪目立ちしません。

形もシンプルな長方形がもっとも主張が少なく、扱いやすいでしょう。

素材の風合いから選ぶ

ウール、綿、麻などを原料とする天然素材の玄関マットを選ぶのもひとつ。素材そのままの風合いを生かした色や形は、ほどよい存在感で、マンションの玄関まわりにやわらかな印象をプラスすることができますよ。

天然素材の玄関マットとその選び方については、こちらを参考にしてください。

天然素材の玄関マットガイド -種類とサイズ、活用方法をご紹介- >>

玄関マットで
玄関まわりを心地良い空間に

玄関マットは、マンションにお住まいの方にとっても、実用面でもデザイン面でもメリットのあるアイテムです。置き場所を工夫することで、玄関を清潔に保つことができたり、インテリア性がアップしたりと、さまざまなメリットが得られます。また、お気に入りのマットがあると、玄関を通るたびに心地良い気分に包まれそうです。

ボー・デコールでは、天然素材のナチュラルな質感をいかしたカーテンやインテリアを取り扱っています。玄関を通るたびに、心がふっと安らぐような天然素材の玄関マットをはじめ、玄関まわりが自然と明るくなるようなやさしい色合いと、長年使用していただける品質にこだわった商品を取り揃えています。

お住まいのマンションの玄関に合う玄関マットを探してみてください。

天然素材の玄関マット・キッチンマットの一覧

玄関・キッチンマット

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1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。


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