女性でも指一本で持ち上げられる【ラタンチェア】籐椅子、ラタンチェアおしゃれな スタイル別選び方
近年、天然素材の「ラタン=籐(とう)」を編んで作られるインテリアアイテムが話題です。
なかでも、注目されているのがラタンチェア。ラタン本来の丸みのあるフォルムと、ラタン特有の『しなり』から生まれる快適な座り心地、そしてなんといっても女性でもストレスなく持ち上げられる軽量さが人気を集めています。
また、ラタンチェア は、ナチュラルはもちろん北欧テイストからモダンまで、様々なインテリアテイストの部屋にもすんなりとなじむため、おしゃれで使い勝手が良いのも魅力です。
今回はそんなラタンチェアについて、部屋のインテリアテイストに合わせたデザインの選び方や、長く快適に使用するためのお手入れ方法を解説します。また、ボー・デコールがおすすめするオリジナルのラタンチェアもご紹介しましょう。
ボー・デコールオンラインとは?1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、永く使える上質な天然素材のインテリアを発信しているLOHASなインテリアショップ。オリジナルブランドの開発も手掛け、全国のインテリアショップ、デパートなどに提供しています。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |
ラタンチェア、籐椅子の基本
まずは、ラタンで作られた椅子、「ラタンチェア(籐椅子)」の素材や特性について、基本をおさらいしましょう。
ラタンチェア(籐椅子)とは
【写真のラタンチェア】
上:ラタン クレイドルチェア
右下:ラタン テイルチェア
左下:ラタン ステムチェア
ラタンとは、英語の「Rattan」に由来する言葉で、東南アジアを中心とした熱帯や亜熱帯に自生するヤシ科のツル性植物を指します。日本では「籐」の呼び名で知られています。多くのラタン製品(家具や小物)は、特殊な技術で高温でじっくり蒸して徐々に曲げたり編んだりして、専門の職人がていねいに手作りしています。素朴なラタンチェアからは、そんな手作りの良さが感じられることでしょう。
実は、以前にも、日本でラタン製の家具が流行した時期がありました。ラタンで作られた家具の通気性の良さと爽やかな使い心地が、湿度が高い日本の気候に最適な家具として、重宝されていたのです。ラタンは軽量なうえ大変丈夫な家具なので、もしかするとご実家やご祖父母の暮らす家などに、その時代のレトロなラタンチェアが眠っているかもしれません。
ラタンチェアの特徴
では、そうしたラタンを使ったラタンチェアにはどんな特徴があるのでしょうか。ラタンは、「軽量」「耐久性」「通気性」「柔軟性」などで、優れた性質を持っています。そうしたラタンの特性をもったラタンチェアの良さについて詳しく見てみましょう。
- 軽量で持ち運びしやすい
ほかの木材と異なり、ラタンは繊維質の植物。そのため、ラタンで造られた製品は軽量で、細身のしなりが高い上質なラテン材で造られたラタン椅子は指1本で持ち上げることができるほど、軽量に仕上がります。ラタンチェアを部屋間で移動させたいときも楽に行えるため、模様替えも簡単です。お掃除なども楽に行えます。
【写真のラタンチェア】
ラタン カームチェア
- 耐久性が高い
ラタンは長年の使用に耐える丈夫な素材として知られています。
天然素材のため、年月とともに色や風合いが変化しますが、修理を行えば半永久的に使用できるとも言われています。また、ラタンの外見は「竹」と似ているように思われがちですが、実際は大きく異なります。ヤシ科のラタンの内部は繊維層でできており、しなやかで、曲げても簡単に折れることもめったにありません。(耐荷重を超えた場合、折れる場合はあります)
このラタンの「しなり」は強度を高めるだけではなく「しなり」によるクッション性が生まれラタンチェアの優しい座り心地となります。
- 通気性が良い
天然素材のラタンは、空気の乾燥度合いによって湿度をコントロールする「調湿作用」があるとされています。ラタンの断面を見ると、ラタンの内部を構成する繊維層に穴(もともとの導管部分)があり、そこで水分を吸いこんだり、放出したりしているのです。そのため、ラタンを編み込んで作られたチェアは、編み込みの隙間が湿気を逃し、蒸れることなくさわやかな使い心地で季節を問わず快適に使用できるという特徴があります。 - 柔軟性が高い
ツル性植物のラタンは、ほかの植物にツルを巻きつけながら、太陽に向かって上方に伸びていきます。速いスピードで成長するため、ツルや枝は丈夫でしなやか。ラタンには200種ほどあると言われ、ラタンチェアの編み込み部分には細めで柔らかい種類、フレーム部分には太めの種が用いられています。繊細なデザインと力強いフレームの両方をラタンという植物のみで作ることができるのです。
【写真のラタンチェア】
ラタン カームチェア
- 加工しやすいため、デザインが豊富
ラタンは加工性に優れ、直線だけでなく、なめらかな曲線ラインが表現できます。そのため、多くのデザインから、部屋のインテリアテイストに合わせて選ぶことができます。ラタンの伝統的な模様としては、3種類の籠目(かごめ)があります。
・五分籠目:強度が高く、おもにラタンチェアの座面に使用される
・三分籠目:五分籠目より細くやわらかいラタンで編まれる
・四ツ目:もっともやわらかく、しなりが良いため、おもに背もたれに使用される
- 様々なテイストに合わせられる
天然素材のシンプルなラタンチェアは様々なテイストに合わせることができます。
無垢一枚天板のダイニングテーブル、北欧テイストのダイニングテーブル、ガラスなどのモダンテイストのダイニングなど、シンプルな意匠で素材感のあるラタンチェアは様々なテイストにコーディネートできます。
またラタンチェアは椅子の組み合わせを変えてセットすると尚おしゃれな雰囲気になります。2脚は肘付き、1脚は肘なし、スツールを1脚などの組み合わせもとてもおしゃれです。
【写真のラタンチェア】
手前左:ラタン カームチェア
右:ラタン リーフチェア
奥左:ラタン ボーンチェア
- 環境負荷が少ない
繊維質のラタンはもともと丈夫な素材。もし、ラタンチェアの一部が破損しても、修理や張替えをすれば再生します。数年で使い捨てる必要がないため、変化する風合いを楽しみながら長くつきあうことになるでしょう。また、植物のラタンは成長スピードが速く、5年~15年で家具などに使用できるまでに育ちます。その点でも、ラタンは環境への負荷が少ないエシカルな素材といえるでしょう。
ラタンダイニングチェア 軽くて丈夫な女性に人気のチェア
ラタンチェアというと、曲線を描くフレームや籠目の印象が強く、夏に合わせるインテリアをイメージする方が多いようです。確かに通気性等を考えると、夏に適した素材といえます。しかし、ラタン家具は、夏に限らずオールシーズン使えるインテリアとして、さまざまなスタイルにマッチします。特にダイニングスペースのチェアとして軽くて丈夫でお掃除のときの移動が簡単なラタンダイニングチェアは人気のインテリアアイテムとなっています。
ボー・デコール「おしゃれなラタンダイニングチェア」はどんなテイストに合う?
ボー・デコールオリジナル ラタンダイニングチェアは、細身の上質なラタンを使用。熟練の職人さんが高温のスチームをあてながらじっくりと成型しています。そしてラタンを編む細やかな手仕事は主に女性の職人さんが担当。繊細なフォルムが美しいおしゃれなラタンチェアです。
繊細なデザインながらラタン特有の「しなり」による強度も充分あり、座面・背もたれに5万回の負荷を加えて状態を検証する耐久試験や強度試験など、第三者機関による品質検査も行っています。
天然素材の温もりと素朴感が感じられるラタンチェアは、ナチュラルスタイルを中心にモダンや和風など、多様なインテリアスタイルの引き立て役として注目されています。ここでは、部屋のスタイル別に、おすすめのコーディネートの具体例とともに、ラタンチェアの選び方を考えてみましょう。
ナチュラル×シンプル
【写真のラタンチェア】
ラタン カームチェア
ワントーンの北欧風シンプルスタイル
白・ベージュ・ライトグレーといったニュートラルカラーの単色を使った、ワントーンのコーディネートは、簡単におしゃれな雰囲気に仕上がる人気のスタイルです。とはいえ、家具や小物のすべてを同じ色でまとめてしまうと、単調で味気ない印象になり、なんだか落ち着けない雰囲気になってしまうでしょう。そこで、ワントーンでまとめる場合には、異なる質感や風合いをミックスしてみてはいかがでしょうか。
さらに、自然素材(木、ウール、リネン、ジュート、石、竹、粘土、コンクリートなど)をバランスよくミックスすれば、ほど良いアクセントが生まれます。
ラタンチェアを合わせるなら、シンプルでありながら、部分的にカーブや立体的な装飾を取り入れたデザインが似合います。空間にちょっとした個性が生まれて、おしゃれな雰囲気にまとまりますよ。
ナチュラル×シンプルスタイルにおすすめのラタンチェアはこちら
ラタンならではのやさしく丸みのあるデザインが特徴
シンプルデザインながら手編みの魅力を存分に楽しめます
ナチュラル×ビンテージ
【写真のアイテム】
ランドチェア
ダイニングでも使えるハイボード
ジュート&コットンラグ
BOHOスタイル(ボヘミアン×SOHO)
ナチュラルな空間にクラフト感のあるビンテージアイテムを組み合わる「BOHOスタイル」。温かみのある素朴な移動民族ボヘミアンのスタイルに、モダンで都会的なSOHOスタイルを組み合わせたスタイルです。
BOHOスタイルの部屋には、ホワイト・サンドベージュ・ブラウンといったニュートラルカラーをベースに、クラフト感のあるラグやキリム、生命力を感じさせる大型植物といったアイテムが似合います。さらに、モダンなエッセンスとして小物やアートフレームを飾って、自分好みの空間に仕上げましょう。
【写真のラタンチェア】
ラタン ステムチェア
BOHOスタイルの空間には、どこかアンティークな雰囲気と職人の手技を感じさせる網目のラタンチェアがマッチします。ナチュラルカラーも似合いますが、すこしブラウン色が施されたアンティークな色合いのラタンチェア なら、よりビンテージ感のある雰囲気になじむでしょう。
ナチュラル×ビンテージスタイルにおすすめのラタンチェアはこちら
ゆったりと体を支えてくれるスクエアな座面と背もたれ
より上質で安定感のある印象を演出するアンティークブラウン色
ナチュラル×モダン
オーガニック・モダンスタイル
「オーガニック・モダン」とは、ミニマルなスタイリッシュさと、ナチュラルな心地良さが共存するインテリアスタイル。落ち着いたトーンのニュートラルカラー(オフホワイト、ベージュ、トープなど)をベースに、質感や風合いを大切にした天然素材(木、ジュート、石、竹、粘土、コンクリート、リネン、ラタンなど)の小物や家具を配置。アイテム数を厳選することで、抜け感のある心地良い空間に仕上がります。
「オーガニック」の名前の通り、自然界に存在する有機的な曲線やフォルムに注目するのが特徴です。洗練された印象になるよう、ゴールドやブロンズのアイテム(真鍮のパーツやアートの額装など)を脇役としてプラス。ラタンチェアを合わせるなら、丸みを帯びた少しエレガントなデザインが似合うでしょう。
オーガニック×モダンスタイルにおすすめのラタンチェアはこちら
太い籐のカーブに縞模様のように連なるラインが印象的
アイアンの組み合わせとゆらゆら揺れる心地よさが特徴
北欧モダンスタイル
シンプルでモダンな印象の北欧スタイルの部屋には、機能的で洗練されたデザインが似合います。北欧モダンの部屋には、木材やレザーなどナチュラルな質感を大切にした家具に、暮らしを豊かに楽しむアクセントとしてモダンな小物を加えてみて。白やグレーなど落ち着いた色をベースに、ミントグリーンやライトブルーなどを加えて、淡い色の持つ明るさを加えるのも良いでしょう。
ラタンチェアを合わせるなら、デザイン面と機能面のどちらも充実したチェアが適しています。例えば、細いラタンで繊細な網目を表現し、太いラタンで機能性を高めるなど、機能美が感じられるチェアをおすすめします。
北欧モダンスタイルにおすすめのラタンチェアはこちら
太い籐のカーブに縞模様のように連なるラインが印象的
より上質で安定感のある印象を演出するアンティークブラウン色
背もたれから肘掛へとつながるカーブが生み出す絶妙なフィット感
ナチュラル×プロバンス
【写真のラタンチェア】
ラタン オーチェア
アースカラーを基調に、存在感のある大型家具や観葉植物を配置したインテリアスタイルは、プロバンス風やリゾートに出かけているかのような非日常感が得られます。植物の鮮やかなグリーンや、土や砂を連想させるサンドベージュやブラウンといったカラーに、ラタンチェアは映えるアイテムです。
もともと熱帯や亜熱帯に自生するラタン。プロバンススタイルでは、どんなデザインでも似合います。なかでも、細いラタンでしっかりと編み込まれたラウンジチェアは、南欧リゾートらしい雰囲気を高めてくれます。
また、リラックスタイムには、揺れが心地良いロッキングチェアもおすすめ。クッションを合わせて使えば、読書やコーヒータイムなどで長時間座っていても快適です。
ナチュラル×プロバンススタイルにおすすめのラタンチェアはこちら
アイアンの組み合わせとゆらゆら揺れる心地よさが特徴
羽を広げたようなおおらかなデザインで極上のリラックスを
ジャパニーズ×モダン
【写真のラタンチェア】
上:ラタン オーチェア
右:ラタン テイルチェア
下:ラタン ボーンチェア
直線的な和風テイストと機能的なモダンテイストが調和するジャパニーズモダンスタイル。本来、和室のベースは穏やかなアースカラーですが、モダンな印象に見せるなら、白や黒を組み合わせて選んでみて。そこに、ゆったりとした低めのソファ、ややどっしりとした印象の天然木のテーブルなど、伝統的な和室を意識した安定感のある家具を取り入れます。さらに、職人技が感じられる和紙の照明や、和の伝統色が用いられたファブリック、縦格子のフラワーベースやオリエンタルな小物をプラスしましょう。ポイントは、家具と家具のあいだに、余白として何もない空間をつくり、床の見える面積を広げることです。すっきりとシンプルなのに、落ち着く空間に仕上がります。
このスタイルには、座面が低めのラタンチェア がおすすめ。過剰な装飾がなく、直線的なデザインがなじみます。さらに、ブラック塗装を選ぶと、しっとりと落ち着いた印象に仕上がります。
ジャパニーズ×モダンスタイルにおすすめのラタンチェアはこちら
羽を広げたようなおおらかなデザインで極上のリラックスを
太い籐のカーブに縞模様のように連なるラインが印象的
背もたれから肘掛へとつながるカーブが生み出す絶妙なフィット感
ジャパンディ
2020年頃から耳にするようになった「ジャパンディ(Japandi)」は、日本らしい整理整頓されたインテリア空間に、北欧の機能的なデザインを取り入れたインテリアスタイルのこと。日本と北欧の共通するテイストを引き出したスタイルが特徴です。大切なのは、リラックス感。ジャパンディスタイルでは、ライトブラウン、タン、ソフトホワイトといったニュートラルカラーが好まれ、「天然素材を使用する」「ものを置きすぎない」といった点も大切にします。ジャパンディスタイルの穏やかで整った空間からは、日本の「わび・さび」の心と、心地良さを大切にする北欧の「ヒュッゲ」の精神の両方が感じられます。
このスタイルでは、長年愛用できる家具選びがポイント。もともと丈夫なラタンチェアはジャパンディにも適した家具といえるでしょう。ラタンの素材の良さが最大限感じられるよう、できるだけシンプルで無駄のないデザインを選びましょう。
ジャパンディスタイルにおすすめのラタンチェアはこちら
ゆったりと体を支えてくれるスクエアな座面と背もたれ
チェアのデザインや形状から選ぶには
ラタンチェアは、ほかの材質の家具に比べると、やや丸みを帯びたやわらかなフォルムが特徴です。近頃では、加工方法や編み込みデザインの幅が広がり、さまざまなデザインのチェアが展開されています。座面だけを見ても、通気性の良い籠目のタイプや布張りタイプ、もしくはその両方(籠目とクッションの組み合わせ)があり、ラインアップが豊富なため、好みによって選べます。とはいえ、それぞれ使い勝手が異なるため、特徴を知っておくと良いでしょう。
ここでは、さまざまなラタンチェアの形状から、ふさわしい用途をまとめました。
ダイニングチェア(アームレストなし)
一般的な形状のラタンチェア(アームレストなし)は、ダイニングチェアに向いています。椅子のアームレストがテーブルの天板と干渉することがないので、ダイニングセットがコンパクトにおさまります。
パーソナルチェア(アームレスト付き)
アームレスト付きのラタンチェアは、両手の置き場所があることで、安定して体を預けられるのが魅力。そのため、リラックスタイムを過ごすときのパーソナルチェアに適しています。購入前に、アームレストの高さや背もたれのフィット感を試してみましょう。
ロッキングチェア
ゆらゆらと揺れるロッキングには、高さのあるハイバックチェアや、ロースタイルのゆりかご状のチェアなど、さまざまなタイプが見つかります。リラックスタイムのパーソナルチェアとしてはもちろん、ラタンチェアは通気性がよく蒸れにくいため、風呂上がりのクールダウンやお昼寝用にも良いでしょう。
また、寝室に置いて、就寝前の読書時に使用するなら、アンティーク感のある濃い色のラタンチェアを選ぶと、落ち着いた印象でしっくりきます。
スツール
背もたれのないスツールは、1台あると便利なアイテム。スツールなら、他のラタンチェアよりもさらに軽量で、楽に持ち運べます。靴を履くときには玄関に、お化粧をするときには洗面台に移動させるといったように簡単に持ち運べるため、多用途で使用できます。
また、お客様を招いたときには、臨時のダイニングチェアとして重宝することもあるでしょう。デザイン次第で、サイドテーブルやディスプレイ台としても活用できます。
ラタンチェアのお手入れ方法
基本的には、ラタンは丈夫で長持ちする素材ですが、極端な乾燥や湿度を嫌います。暖房器具の温風が直接当たる場所や直射日光が長時間当たる場所は避ける必要があります。また、使用する環境によっては、ひび割れや変色などが生じることもあります。そうしたトラブルに備えるためにも、ラタンチェアの日常のお手入れ方法や修理方法をあらかじめ確認しておきましょう。
ラタンチェアの掃除
ラタンチェアは表面に塗装が施されており、日常的なお手入れは乾拭きでじゅうぶんです。複雑な模様や網目にホコリが溜まっていれば、やわらかいブラシや綿棒、アタッチメントをつけた掃除機などでやさしく取り除きましょう。
ただし、ラタンは水に弱く、水分が付いたまま放置すると、変色・カビ・ひび割れの原因となることも。水拭きが必要なときは、水(汚れがひどい場合には、洗剤を薄めた水)に浸した布巾をかたく絞って、やさしく拭き取ります。最後に、水分や洗剤が残らないよう乾拭きします。激しく水で濡らしてしまった場合には、陰干しでしっかりと乾かしましょう。
ラタンチェアの修理
ラタンは丈夫で扱いやすい素材ですが、長年使用しているうちに、「ささくれ」ができることがあります。ささくれを放置するとストッキングなどの衣類のひっかかりの原因になりかねないため、ハサミや爪切りを使用して、早めにカットし、取り除きましょう。また、濃い色に塗装されたラタンチェアの場合、ささくれをカットしたところから元の素材の色が見えてしまうことがあります。そうした場合には、表面と同色の家具補修マーカーを使用し、目立たないよう補修しましょう。
また、ラタンの材料となる植物の籐(ラタン)は、繁茂しているときに籐本体にイバラ(荊棘)があり風雨などで擦れると棘の後が残ります。そして成長過程で、傷や穴、黒や茶色の細かな斑点、シミやスジのようなものができることがあります。これは天然植物である証です。目立つ場合には、「との粉」(石などを切り出したときに生まれる細かな粒子の粉)で補修します。全体を塗装すれば、補修跡はわからなくなりますが、クリア塗装の場合には、補修跡の「との粉」が塗装ムラのように見えることがあります。
ボーデコールオリジナルのラタンチェアは上質な籐(ラタン)に出来るだけ着色を入れない塗装で籐(ラタン)本来の色合いを楽しんでいただけるように心がけています。
もし自身で補修をするのが難しい場合やきれいに補修したい場合には、ラタン専門の修理業者に依頼するのがおすすめです。同様に、広い面積が破れたり、フレームが折れたりした場合も専門業者に依頼しましょう。多くの場合は修理や張替えによって、不具合を修復することができます。あきらめる前に一度、たずねてみることをおすすめします。
素材とデザインにこだわる
ボー・デコールの「ラタンチェア北欧」デザイン
リネンカーテンやウールラグなど自然由来のインテリアアイテムを提案・販売する「ボー・デコール」。デザインや素材にこだわりのある、職人の手によるハンドメイドのラタンチェアを多数取り扱っています。
オリジナルのラタンチェアの特徴
ボー・デコールのラタンチェアをよく見ると、ラタンの色が画一的ではなく、ほんのり色ムラがあるように見えます。これは、あえて素材の色が伝わる仕上げにして、ラタンの自然な色合いを大切にしているためです。
数十種類のラタンを使い分けて、職人が蒸しながら曲げていくと、美しいカーブが生まれます。そうして生み出された丸みのあるフォルムを活かした「カームチェア」、編み込みや籠目が美しい「リーフチェア」、太さの異なるラタンを使って素材のコントラストを楽しむ「ボーンチェア」、脚部にアイアンを組み合わせたゆりかごタイプの「ラタン・クレイドルチェア」など、素材感を大切にシンプルにデザインしたオリジナル商品を展開しています。
また、デザイン性だけでなく「安全性」や「耐久性」においても第三者機関による適合検査を行っています。
・ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物検査
・背もたれに5万回の負荷を加えて状態を検証
どのラタンチェアも食事やリラックスタイムなど多用途に使用していただけます。例えば、ダイニングチェアに、あえて異なるデザインのラタンチェアを並べるのもおすすめ。素材や色が共通していることで、不思議と統一感が生まれます。
ラタンチェアにまつわるFAQ
最後に、よくご質問いただく事項をFAQにまとめました。
ラタンチェアの特徴は何ですか?
ラタンチェアはとても軽く丈夫で耐久性があります
ラタンチェアは「しなり」「軽さ」「柔らかさ」「強度」などの特徴を持つヤシ科のツル性植物からできているため、とても軽く丈夫で耐久性があります。
また、デザインがシンプルなので、北欧やモダンなど様々なテイストにも合います。
ラタンチェアのデメリットは何ですか?
長年使用しているうちに「ささくれ」ができることがあります
ラタンは丈夫で扱いやすい素材ですが、長年使用しているうちに「ささくれ」ができることがあります。
椅子として使用する場合は、ストッキングなどの衣類に引っかかってしまう可能性もあります。その場合はハサミや爪切りを使用してカットして取り除くことができます。
ラタンチェアはダイニングで使用できますか?
ラタンチェアはダイニングでも使用できます
椅子を選ぶ場合、デザインや座り心地も大切ですが、ダイニングの場合はテーブルと椅子の座面の高さが合っていることが重要になってきます。(座面が高い場合は脚のカットも承っております)
また、テーブルのデザインによっては、ひじ掛けが無い方がよい場合もあります。
ボー・デコールのラタンチェアの中で、ダイニングにおススメなのは、ランドチェア・リーフチェア・ボーンチェアです。
お気に入りの「ラタンチェアおしゃれ」に見つけてみては
丈夫でしなやかな籐(ラタン)から作られるラタンチェアには、「軽くて丈夫」「しなやかで加工しやすい」といった特徴があります。ナチュラル、モダン、北欧、和風など、幅広いインテリアスタイルになじむため、空間のテイストに合ったラタンチェアを選ぶと良いでしょう
ボー・デコールオンラインでは、素材とデザインにこだわった100%ハンドメイドのオリジナルラタンチェアを取り扱っています。毎日の食事やリラックスタイムをともにするお気に入りのラタンチェアを探してみませんか。
ボー・デコールオンラインとは1999年から「造り」「健康」「環境」をコンセプトに、全国の皆さまに永く使える上質な天然素材のインテリアを発信し続けているLOHASなインテリアショップです。オリジナルブランドの開発も手掛け、ウールラグ『ハグみじゅうたん®』リネンカーテン『Lif/Lin(リフリン)』リネンとコットンの雑貨『8à(ハチア)』を展開。全国のインテリアショップ、デパートなど258社に提供しているロハスインテリア商材の総合開発会社でもあります。オンラインショップでは、自社開発のオリジナル商品とコンセプトに添った厳選したアイテムをセレクト。手仕事で造られた永く愛用できる天然素材インテリアを、少しでもお求めやすい価格で提案しています。 |